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兵庫から単身赴任で東京に暮らす39歳。趣味は登山とロードバイクとか言いつつも激務にやられロードバイクは部屋のオブジェと化してる今日この頃。もう一度輝きを取り戻したい!!!
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その後も報道が続く那須岳の事故。ビーコンのこととか雪崩が起きた時の対処法とかネットとかでもいろいろ言われてる。ホントかどうかわからんけど雪崩が発生した時に「伏せろ!」という指示が出たとかでそれについてみんな色々言っている。雪崩にのまれたら必死にもがいて浮かぶよう頑張ることとエアポケットを作ること。それは知識としては知っているけど実際自分がその状況になった時にそれができるのか???そもそも雪崩が起きた一瞬の間にそんなまともな指示が出せるんだろうか?それができないリーダーや引率者は失格と言うのかもしれんがそれができるような人なんてそうそういないと思う。いろいろ言う人なんかは自分ならできたんだろうか?雪崩に巻き込まれた経験のある人なんてそうそういないと思う。知識だけは立派でもいざその状況に直面したら難しいと思う。
たしかに「伏せろ!」という指示にはなんとも言えん。「逃げろ!」が正解かもしれんがけどそれでも「どこに!?」って思ってる間にのまれてしまうだろう。雪崩なんて土砂崩れと同じようなもんである。それが目の前で起こった時にはすでに遅しでほとんど何もできんと思う。
あとビーコンを携帯してなかったことにもテレビの人は言ってた。でも ラッセル訓練するのに全員がビーコン持つかな?ベテランの引率者も「ここでは雪崩は起きない」と判断して練習をしてたわけだからビーコンなんかつけなかったんだろう。これまでここでは雪崩なんか起きてなかったんだろうし。ただ実際こういう事故が起こってしまっているので何を言っても非難されてしまうけど・・・。。
つーかそもそも今回の茶臼岳登山でビーコンなんか持ってたんだろうか???別に舐めてるわけではないが茶臼岳に登る人のどれくらいがビーコンをもって登ってるんだろう???どこの雪山に入るのにもビーコンを持ってなかったら「雪山舐めてる」「認識不足」って非難されたら正直たまったもんじゃない。山を知ってる人たちがそういう風に言うなら「じゃぁ・・・」って気にもなるが今回のことで初めて「ラッセル」とか「ビーコン」とか知った人たちにそんな風にわめかれても「いや、そうじゃなくて・・・」と一言も二言も物申したくなってしまう。ビーコンだけあっても助け出せんぞ。埋もれた人を探すのにはゾンデもいるし掘り出すにはショベルもいるぞ。大体僕なんかソロで登ってるわけでそんな状況でビーコンもってたって・・・なんか言うと「単独で雪山とか山をなめてる。無責任にもほどがある」とか言われるかもしれん。ソロだって周りにビーコン持ってる人がいたら助かることもあるかもしれんとか言われるかもしれん。しかしみんながみんなパーティー組んで山に登ってるわけではないし、ビーコン携帯が義務でもない。そもそもこういうものは義務とかではなくて自分が自身の身を守るために自主的に携帯するもんじゃなかろうかと。雪山がビーコン必須と言うなら夏山はストライクアラートは必須なんだろうか?そりゃあればいいんだろうけど何でもかんでもルール化して締めつけるのはどうかなぁ。登山というのは色々やり玉にあがりやすい。遭難すれば四方八方から完膚なきまでに非難される。確かに捜索してくれる方々をはじめいろんな方に迷惑をかけることは確かだ。今は亡きうちのじいちゃんなんかも、正月に帰省した時に毎年のように報道される年末年始の遭難に「なんでわざわざこんな時にあんなところへ行くのだ」と言っていた。まぁ確かに山をやらん人からすればその通りなのかもしれん。しかし年末年始の休みの時にしか山に行けない人も多くいるし、そうでなくても年末年始は山で過ごしたい人も多くいる。しかし事故を起こせばいろんな方々に迷惑をかける。それは事実。だけど山が好きな人間からしたら「それはそうなんですがもう少しだけ寛大な心で見てはもらえんだろうか」と思ってしまう。山をやらん人からしたらただの無責任なわがままにしか聞こえんだろうが。
今回の件で高校山岳部の冬山登山は禁止するという声も聞こえてきている。でもそれはちょっと・・・と思ってしまう。今回の事故を今後の装備の検討や訓練時の判断の教訓にするわけにはいかんのだろうか。夏場の部活で熱中症で亡くなる事故とかも起こってるけど、じゃあそれが原因で「夏場の野球禁止」や「夏場の陸上禁止」になるんだろうか。
今は周囲からの非難が湧き上がってるかもしれんけどなんとか冬山禁止は踏みとどまってほしい。たしかに登山自体、リスクが大きいかもしれしれん。冬山なら言わずもがな。でも何をするにもリスクというのはあると思う。水泳部だって柔道部だってボクシング部だってリスクはあると思う。事故が起こったら即全部禁止というはどうだろうか。なんか違う気がするなぁ。
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連日ニュースやワイドショーで報道されている那須の雪崩事故。テレビを見ていてラッセルやビーコンはおろか山の「や」の字も知らなさそうな人がにわか仕込みの知識であーだこーだ言ってるのを見て正直嫌な気持ちだった。こういう事故が起こってしまったという現実がある以上、部の関係者たちが何も言えない状況で、後出しじゃんけんみたいな正論で部の責任者たちをつるし上げてるように見える。「仕方ない」では済まないことだけどただただ不幸過ぎることが起こってしまったと感じる。僕も現場にいたわけではないし偉そうな事を言える筋合いも権利も経験もない。茶臼岳に登るのは状況的から判断してやめたというのは常識的な判断だと思う。ただ雪山の登山講習に来たのに悪天のために何もせずに帰るというのもこれだけいろんな学校から人数を集めた中ではどうだろう。「せっかくここまで来たんだし、じゃあ下の方でラッセル訓練をするか」ってのは流れから考えたら普通のような気もする。どんだけ天候が荒れてたのかは知らないけどあのまま何もなしに「解散!!!」ってなってたら「何しに来たんだ!?」と多少の不平不満も出てたかもしれん。こんなことが起こらなければ。
実は僕はこの茶臼岳には2回チャレンジしている。近所の山でなければ2回も同じ百名山にチャレンジすることはない。1回目は山頂に立てなかったのだ。それは2011年の3月11日。黒磯駅から宿である休暇村那須に向かう途中で東日本大震災に遭遇した。宿に着き、従業員の方や嫁からも翌日の登山は強く反対された。僕としては置かれている状況も周りが言うことも理解はできるが、会社の休みをとり時間もお金もかけてここまで来た以上何もせず帰るというのは非常に複雑な気持ちだった。結局翌日は山頂を目指すのはやめた。テレビから次々飛び込んでくる自分の理解を越えた映像や「これからどうなるんだろう?」という得体のしれん不安。しかしそれでも茶臼岳には登りたかったという気持ちが不謹慎かもしれんけど湧き上がってきた。宿の人には「散歩してくる」といって峠の茶屋まで上がった。時折足元はグラグラ揺れるけど下界でとんでもないことが起こっているのが信じられないくらい真っ青な快晴の青空だった。週末で、快晴で、しかも百名山。こんな条件なのに登山者の姿は皆無。こんないい天気なのに僕以外誰もいない。いつもは雨や吹雪ばかりの登山人生だったのでこの状況で登れないことには非常に無念の思いだった。そんな経験をした茶臼岳だったので、今回の事故に関しても悪天で講習中止で何もせず帰るというよりは「せっかく来たんだからせめてラッセル訓練を」という気持ちはわかる気がした。しかし結果としてこういうことになってしまった以上、亡くなった方や残された遺族の方の気持ちもあるから部外者の僕がどうこう言う資格はない。とりとめのない長文、すみませんでした。

那須岳だけでなく安達太良山でも雪崩が発生したらしい。2名が巻き込まれて1名が重体とのこと。安達太良山か。僕が登った時も3月だった。スキー場がクローズするほどの猛吹雪&ホワイトアウトで勢至平のあたりでルートを見失い遭難しかけた山である。翌日は前日とうってかわって快晴となり「こんなところでも天候が悪いと遭難するんだなぁ」と感心(?)したのを覚えている。その安達太良山での雪崩での遭難。まだ救助されていないようだが二人とも無事であってほしいと思う。

荷物をまとめてバス乗り場へ。時刻は14時25分。バスまではまだ時間がある・・・と思ったらバスがやってきた。
運転手氏に声を掛けると乗ってもいいということだったので席取りのために乗り込み荷物を座席におく。そして登山バッチと会社用のお土産を買いに売店へ。正直会社用の土産なんて買いたくないのだがみんなが週末ごとにどこどこへ行ったとか言っていろいろ買ってくるのでたまには買わねばということで今回はお菓子を買った。そしてマナスル山荘では買えなかった登山バッチも無事購入。コレクションがまた一つ増えた。
15時、バスは富士見駅に向け出発した。行く時はそれなりに満員になったので帰りの便も混み合うのかと思いきやそれほどでもなかった。
そしてバスは富士見駅に到着。15時36分に塩山行きがあるのでこれに乗ることにする。駅に置いてある時刻表でその後の時刻表を調べると途中の小渕沢から臨時の新宿行きの快速が出ていることを発見。しかも今日からの運行だ。先週来ていたらこれには乗れなかった。これに乗れば新宿まで乗り換えなし。しかも19時前に新宿に着ける。ラッキー!!!しかしここで違う方にも食指が動く。「いけるかな?」と甲府から身延線への乗り継ぎを見ると17時21分発の富士行きというのがあった。これに乗って身延線を経由して東京まで戻るという手もある。非常に魅力的ではあるんだがこれだと家に着くのが23時くらいになってしまう。それに甲府発が17時過ぎということは程なくして暗くなって景色を楽しむことはできない。そして考えた結果今回は小渕沢からの新宿行きの臨時快速で素直に帰ることにした。おそらく車両はダブルデッカーの215系電車だと思われる。一度相模湖から高尾まで乗ったことがあるのだが非常にグレイトな車両で特別料金なしでこんなのに乗れるなんてと感動したもんだ。それを今日は始発から終点まで乗り通せる。乗車時間は2時間半ほど。こんなチャンスはなかなかない。なんといっても快適だし早いしでなんかワクワクする。ということで小淵沢で下車することにした。
富士見駅の改札を通るとそこには貨物列車が停車中であった。



 


たまに関西線でDD51のこういう景色を見ることはあったけど久々にまじまじと貨物列車を見た。








僕的にはなかなかこういう機会はない。












連結部分。こんだけ無防備に停まっていたら魔が差して思わず乗ってしまいそうだ。









しばらく停車していた貨物列車を見送るりその後やってきた塩山行きの列車に乗り込む。車内は暖かいし今日は朝も早かったのでうつらうつらして気がつけば小渕沢に到着。ここで多くの乗客が下車。周りも僕と同じく新宿行きの快速に乗る人々が多い模様。みんなよく調べてんなぁ。
列車は塩山に向け走り去っていった。







しばしホームで待たされ小海線の列車と並走しながら215系の新宿行きホリデー快速がやってきた。









オール2階建て。グリーン車ではなく普通車もこれ。素晴らしい!!!










2階のボックス席を独占し列車は新宿に向け出発。甲斐の山々を眺めながらの旅である。









甲斐駒???










いいねぇ。中央線。いい眺めだ。気持ち的には登山モードから完全に乗り鉄旅モードに切り替わった。












2階建て車両の こういう眺めはふつうグリーン車からでないと望めない。いや~楽しいわ。












陽だまりが心地よくて気がつくと寝てた。列車は甲府に到着。ここまで思ったほど人は乗ってこずボックス席独占が続く。





いや~お山の眺めがとっても雄大。こんなにゆったりした気持ちで昼さがりの中央線に乗れてとっても嬉しい。










いい眺めだ・・・・










その後勝沼ぶどう郷で登山客がわさっと乗ってきてボックス席の独占は幕を閉じた。同席となった登山のおばちゃんたちはとても元気がよく大きな声で話したり笑ったりする。まぁ不快ではないのでいいんだけど久々におばさんパワーを見せつけられた。その後は大体眠ってた。大月で目が覚め次に起きたのは高尾。その後は八王子、立川と停まったけど皆さんなぜか乗ってこない。見慣れないグレイトな列車なので皆さん敬遠したのかな。ちなみにおばさんたちは立川で下車し車内に静寂が訪れた。その後は新宿まで再びボックス席を独占し列車は終点の新宿に到着。早朝からスタートしたドタバタ登山の旅が幕を閉じた。  おしまい

山頂に到着。








 最高の天気で人も多い。










八ヶ岳方面を望む。










 
 
 中央アルプス???
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   春近しって感じ。雪は山の上部付近にしかない。見た目的には麓は完全に春。まだ寒いけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
  しかしまぁいい眺めだ。天気もいいし気持ちがいい。いつもなら山頂を踏んだらあんまりゆっくりせずにすたこらさっさと下り始めるんだが今日はのんびり過ごすことにした。時間的にもすぐに下山できるし降りたところで富士見駅へのシャトルバスは15時発だ。

 写真では見えにくいけど富士山も見える。

 
 
 
 
 
 
 
  蓼科。山頂からの景色を眺めながら行動食のおにぎりを食べる。この前の三ツ峠といいこの入笠山といいこのところ景色の素晴らしい山に登ってる。いやいや百名山だけがお山じゃないですな。

 なぬ!?首切り清水???なんとも恐ろしいネーミングである。









  12時33分、山頂からの景色を満喫して下山にとりかかる。










快適な雪歩き。










さっき尻セードしていたところ。僕は地道に歩いて下る。









登りの時はスルーしたマナスル山荘へ立ち寄る。登山バッチを買おうとしたら売り切れだった。代わりにと言ってはおかしいけどなんか食べようと思いメニューを見るとビーフシチューの仕込みが遅れてるため本日はカツカレーがフルもハーフも¥1100とある。通常価格はフルは¥1300である。そういやここのビーフシチューは有名らしい。ヤマレコでも書かれてた。しかしなんでビーフシチューの仕込みが遅れるとカツカレーが安くなるのだ???ビーフシチューはないからそのお詫びってことか???
しかしカレーが¥1100円かぁ~。でも今日はご褒美だ(なんの???)。ということでカツカレーのフルを注文した。



お通しで野沢菜が出てきた。いや~長野の野沢菜、うまいよね。大好きである。これさえあればご飯が何杯でもいける。隣のお茶がこれまたうまい。









そしてカツカレー(フル)が登場!!!いや~これはすごいボリュームだ!!!ただのカツカレーと思っていたけどこれなら通常価格が¥1300でも納得だ。つーかしくったな~。これなら山頂でおにぎりなんか食べるんじゃなかった。
食べきれるかな~・・・なんて思っていたけど「うまいうまい!!!」と千と千尋のお父さんのようにがっついてあっという間に食べきってしまった。いや~うまかった。
 

心もお腹も大満足でマナスル山荘をあとにし下山を再開する。というわけで湿原まで戻ってきた。




 
地図無しなのでトイレの前にある看板というかルート図をみる。するとあの雪の斜面を登ってもゴンドラ乗り場に戻れる模様。あそこに見える鉄塔を目指すような感じなのか???せっかくなんで帰りは違うルートにしてみよう。








写真じゃ伝わらないけど実際にはそれなりの急登だ。










ひと登りして山彦荘方面を振り返る。みんな僕が来た時の道を戻って行く。












急登を終えると件の鉄塔が現れた。












なんか見覚えのある看板が。おぉ~ここに出るのか。てことはこの鉄塔も行きに通ってたんだな。全然記憶にないわ。
  
 
  

でもってここにつながるのか。この先はスタート地点である。
  
 
 
 
 
 
 
 
 スタート地点に戻りスノーシューを脱いでゴンドラ乗り場へ。
 
 
 
  乗り場からはここから見える山々の紹介が。富士山、鳳凰三山、甲斐駒は登った。
 
 
 
 





ゴンドラに乗り込みほんとの下山である。八ヶ岳を正面にみながら標高を下げる。いや~入笠山、景色の素晴らしいとてもいい山だった。






 
 
  ゲレンデをクロス。










ゴンドラは下界に到着。出発前にも使った休憩所で荷物をまとめバス乗り場へと向かった。

ゴンドラの頂上駅に到着。今年初の登山のスタートである。しかし気持ち的には今日は登山というよりも 雪遊び。別に入笠山をなめてるわけではないが頂上まで1時間程度。人も多い。





 これで天候が悪ければ緊張感も増すだろうけどドカッ晴れの最高の天気である。まずはスノーシューを履く。いや~5年振りだ。5年前の3月12日に那須岳で履いて以来だ。ちなみにちょうどその1年前にも那須岳に行っている。2011年の3月11日。東日本大震災の日である。なんか3月の11日とか12日とかの週末に雪山に行ってることが多いな。


八ヶ岳もきれい。しかし写真は汚い。これがガラケーのカメラ且つデジタルズームの仕事である。

ここが入り口。これ、ヤマレコで見たわ。








まっすぐ行っても左に行っても入笠山に行ける。僕はGPSに落としたルートでまっすぐ行く。









  今シーズン初の雪山。久々の雪の感触を楽しむ。
 
 
 
 
 
 
  
 
久々のスノーシューの感触だ。東京に持ってきたけどこの3年間、一度も使わなかった。しかしぶっちゃけスノーシューじゃなくても普通に歩ける。季節は3月。雪は十分締まっている。でもいいのだ。スノーシューを履きたいだけなのだ。








分岐が現れたけどGPSに落としたルート通りに進む。








しばらく行くとシカよけの扉が。しかし冬季は開放の模様。










木道に従って下って行くと雪原に出た。お~ここが入笠湿原か。











前方には山彦荘がみえる。









えこっらほいと登っていたら











 入笠湿原!!!しっかり主張してくれてます。










山彦荘。現在は閉鎖中。










トイレもあるしここで皆さん休憩中。










 雪の積もった道路をしばし歩くとマナスル山荘に到着。とりあえず山頂を踏むのが先ということでここはスルー。









ここからいよいよ本格的な(?)登山道となる。









後ろを振り返る。











4か月ぶりの登山。情けないことにこれしきの登りで息が上がる。しかし歩みは止めない。








ヒップそりで尻セードする人々。結構なスピードで滑り降りていく。










しかしまぁ今の僕にはなかなかの登りだ。4ヶ月もさぼってたからなぁ。メタボにもさらに磨きが(?)かかっている。









 ぶひぃ~。息が上がる。とうとう歩みを止めてしまった。情けねぇ・・・。先を行く人々の背中が遠くなる。1分ほど休んで再び進む。










この辺になると色々ルートが割れる。好きな方を登ればいいんだがこの人が向かう方は斜度がきついので僕はゆる~い方へと進む。そしてふと顔を見上げると「ん???」






 あれは山頂では???GPSを見るとまさしく山頂。









11時58分。なんか呆気なく山頂に到着。苦しかったのは山頂直下の一瞬だけだった。出発したのは11時02分なのでここまで56分。ま、こんなもんだろ。スノーシューが役立ったのはマナスル荘からここまで。まぁ別になくてもどうってことはない。でも入笠山と言えばスノーシューだからね。とりあえずスノーシュー持って来てよかった。

列車は甲府に向け出発。時刻は7時06分、腹が減ってきたけど車内はなかなかの乗車率。しかもロングシートなのでなかなか弁当を食べづらい。まぁ車内が空いてきたら食べるとするか。
再びうつらうつらし目が覚めると目の前に座っていたサイクリストのおじさんが弁当を食べていた。それを見て「よぉ~し」と僕もペロッと平らげた。その後爆睡。
8時38分、終点の甲府に到着。乗り継ぐ8時53分発の松本行きの座席を押さえて朝の生理現象解消タイムでトイレに向かう。これがまたなかなか個室が空かなくて再び列車に戻ったのは発車間際の8時50分だった。
列車は松本に向け出発。そこでもうつらうつらしながら過ごす。目が覚めると雪山が見える。宮脇俊三先生の本の中で何度か読んだことのある中央線の風景だ。
 日野春にて特急の通過待ち。10分ほど停まるので車外に出る。目の前には中央アルプスの山々が。






3月に入ってだいぶ雪も解けてきてるんだろうな。持ってきた双眼鏡で山々を覗く。フィールドスコープを持ってこようかと思ったけどスノーシューがかさばったのでコンパクトな双眼鏡にしといた。





 


ちなみに甲斐駒は雲がかかって頂上が見えない・・・。









一駅隣の長坂駅にて。











かろうじて甲斐駒の山頂が見えるかな。ケータイのカメラだとアップにするとめちゃくちゃ画が荒くなるのでズームできない。デジタルズームって使えないわ。






そんな感じで富士見駅に到着。富士見パノラマスキー場行きのシャトルバス乗り場へと向かう。









富士見駅。1年ぶりの再訪だ。前回は岐阜でのお葬式の帰りに下車した。明るいときに下車するのは初めてだ。








バスが到着。無料でスキー場まで運んでくれるとは有り難いことだ。











スキー場に到着。休憩所で出発の準備をする。雨具のズボンをはきスパッツを着け眼鏡からコンタクトに替えいざゴンドラ乗り場へ。雨具のズボンは当初家に忘れてきたと思っていた。電車の中で持ち物をチェックしていた際に着替えとか入れてるスタッフバックに入っていなかったからだ。「これはまずいなぁ~」と思っていたけど運よくザックの雨ぶたの中に入っていた。これが無かったら正直寒くてどうにもならなかったかもしれない。
スキー場のゲレンデ。久々の雪の感触だ。年末年始の北海道を除くと10カ月ぶりの雪山だ。








というわけでゴンドラ乗り場に向かう。











ゴンドラに乗り込みいざスノートレッキングへ。去年のGWの会津駒ケ岳以来の雪山、11月の全縦以来の山だ。








 グオ~んと山の上へと運び上げてくれる。










リフトを眼下に見下ろす。(支柱とかぶってしまった)










八ヶ岳。下の方にはもう雪はない。そしてゴンドラは山頂駅に到着。久々の雪山登山が始まる。

今年初めての登山で入笠山に行ってきた。これまで何度も高尾山に行こうとするも寒かったり眠かったり仕事で仕事で疲れきっていたりで結局今日までまったく山には行かなかった。先々週、武庫川の廃線跡を歩いたけどあれを山と呼ぶのは微妙だし・・・。というわけで今年初めての山らしい山である。
先週は用意まではしたけど結局行かず。そして今週、天候は晴れ。昨日は21時半まで残業。そこからミニピアゴで半額の弁当やおにぎりを買い込んで帰宅。そして23時過ぎに就寝。今日は4時20分に起床。5時24分発の山手線に乗り込み18きっぷで富士見まで向かう。
iPadに音楽やら動画やらを同期しようとするもなかなかうまくいかずそうこうしているうちに時間が無くなってしまい慌てて出発。エレベーターに乗り込みさっそく「あっ!財布忘れた!!!」
そっこー部屋に戻り財布をポッケにしまうと今度は床に転がってるストックが目に入る。「おぉ~ストックも忘れとるやんけ!!!」 寝ぼけてんのかどうにもこうにもいかん。さらに田町の駅に向かっていると「うわぁぁぁぁ~!!!」
なんと地図を忘れた。さらにiPadとかいれたサブバックも忘れた。さらにデジカメも忘れた。さらにゴンドラの割引クーポンやゴンドラの駅から山頂までのルートを記したものをプリントアウトしたものも忘れた。とりに帰ってたら18きっぷで富士見へ向かうのは不可能だ。富士見発10時のシャトルバスに乗らねばならんのである。そうすると田町発5時24分の電車に乗らねばならんのである。これ以降の列車だとあずさに乗らねばならない。そうなると18きっぷを買った意味がなくなってしまうのである。長い道中でネットが使えないことは不便だ。正直乗り継ぎの情報とかおぼろげにしか覚えてない。記憶をさかのぼると5時24分発の電車で神田で中央線に乗り換えろと書いてあったような気がする。なんで東京でなく神田なんだ???乗り換え時間が短いのか???それよりも何よりも地図無しで登山に臨むというのが普通の登山じゃありえない。しかも一応雪山である。これで遭難でもしようものなら四方八方のメディアから「素人登山」「山を甘く見ている」とたたかれまくるだろう。しかしヤマレコで見る限り道標はしっかりしてるし踏み跡もある模様。さらに週末ともなれば多くの登山者が集まるようで最悪それについていけばいいだろ。ゴンドラの終点から山頂までは1時間程度のようだし一応GPSにルートを落としている。余程のトラブルがない限り道迷い遭難はないだろう。
田町から件の電車に乗り込む。この時間でもスーツ姿のサラリーマン風の人がいっぱい乗ってる。朝帰り軍団か???とりあえず満席で座れない。毎回思うが東京ってすげーな。この時間でも座れないんだもんな。
家で時間がなかったので電車の中で乗り継ぎを詳しく調べようと思っていたんだがiPadを忘れたのでそれもできなくなってしまった。気持ちの上では1本早い列車に乗って東京発の中央線で座って高尾まで行こうと思ったんだが、それもできなくてこの列車で東京駅で降りていいのかどうかもわからんので安全策をとって神田まで行った。神田に着いて電光掲示板を見ると乗りこむ列車は5時43分発。これなら東京駅で十分に乗り換えできたではないか。なんで神田乗り換えだったんだ???
これで座れなかったら最悪だと思っていたがひとまず席には座れた。その後は睡眠時間5時間というのを補充するためにうつらうつらしながら移動。
6時56分、高尾に到着。甲府行きの211系に乗り換える。中央線も115系は完全に駆逐された模様。しかしこの電車寒いんだよなぁ。乗客は登山客多し。それ以外にお一人輪行のサイクリストがおられる。そんな感じで列車は甲府に向け出発した。






今週末は山に行く予定だった。長野の入笠山だ。でも結局行かなかった。昨日の外出は田町の駅に18きっぷを買いに行っただけ。今日は一歩も外に出ていない。山に行く準備はしていた。5時24分発の山手線に乗る予定だった。でも昨日寝たのは0時過ぎ。起床は4時半。「行かなきゃ」というのは頭にあったけどなんかしんどくてやめてしまった。今日は日曜日なので皇居の周りではパレスサイクリングをやっているけどこれにもいかなかった。先週もこんな感じの週末だった。先週は高尾山に行こうと思っていたけど結局行かなかった。今年に入って1度も山に行っていない。なんか色々あってやる気が起きない。ロードも一度も乗ってない。ローラーすら回してない。チェーンのオイルはからっからだ。来週こそは行こう。このままじゃ今シーズンは一度も雪を踏むことなく雪山シーズンが終わってしまう。

改札を抜けると こういう看板が。前もあったっけか?整備されたとかいう情報のためにこういうのを見ても新しく作られたように感じる。車内で飲み物にけっこう手を付けてしまったので駅前のコープで500mlのペットボトルを一本補給。そして176号線に出て廃線跡へと向かった。
 
 
しばし歩いて廃線跡への入口に到着。またもや思う。「前もこんなのあったっけ?」多分なかったと思う。そもそもこの廃線跡はJR西日本は「廃線跡ではない」「何かあっても責任は取らん」といってたくらいなんで。今やメジャーなハイキング道となっているけどそこはJR西日本が寛大な心で黙認してくれたおかげである。今のこの世知辛い世の中にあってはわけのわからんクレーマーがやれ「責任の所在は」とか言いがかりをつけてくるやもしれん。お堅い会社ならとっくに閉鎖して立ち入り禁止にしていてもおかしくない状況である。
この坂を下れば旧の路線と合流である。








 以前は警告文みたいな「告」と書かれた看板だったんだがハイキングコースとしてJR側も容認した模様。








足を踏み入れるとさっそく真新しい手すりの橋が。ここから先も過保護なまでに整備されてるんだろうか???









しかし武庫川の景色は変わることなくきれいだ。









 大阪駅から30分程度でこの眺めなんだからそりゃ宮脇俊三先生も関西をうらやましがりますよ。









 ここから先の手すりが全部新しくなっているのかと思ったら残りは昔のまま。先ほどの真新しく感じたやつも実は前からああだったのかな???記憶がないわ。 








川西はこういうところにもすぐに来られるし六甲山も近いしロードバイクで走るコースもいっぱいあるしやっぱいいわ。東京は山に行こうにも高尾山までドアツードアで2時間くらいかかる。距離の割に電車代が安いというだけが救いだ。ロードと言えば今日の朝、布団を干すときに箕面方面に走って行く人を見た。東京だと平坦ばっかの大井ふ頭には何となく足が進まずロードにはかれこれ4か月くらい乗っていない・・・。
でっかい岩だ。大台ケ原の大杉谷の土砂崩れではこんなのがゴロゴロしてた。写真で見ただけだけど。関西に戻ったら大杉谷コースも歩いてみたいな。なかなか休みがとれんかもしれんけど。






そして目の前には第一のトンネルが立ちふさがる・・・いや、トンネルだからふさがってはいないな。








けっこう高さがある。でかい。











そしてトンネル突入。











ライトで照らしながら先を進む。普通の山よりチビども的にも冒険みたいでこっちの方が面白かろう。








出口が見えた。手前のはライトの明かりだ。











そして2つ目のトンネルへ。










 僕が知らないだけかもしれんが他のエリアではなかなかこういうハイキングはできないだろう。








出口がまばゆい。










マウンテンバイクで走ったら楽しそうだな。ただしもどきっぽいのじゃなくてちゃんとしたマウンテンバイクじゃなきゃ無理だろうが。








こういう短いのもある。










下のチビの歩みが遅いので後ろから追い抜かれる。このお二人はうちの両親くらいの御年に見えたんだが仲良く手をつないで歩いていかれた。こういうのいいなぁと思う。夫婦で山に登ってる人を見るとホントにうらやましい。うちもそういう風になりたいんだけどね。何をするにもなかなかかみ合わない・・・。




渓谷を望む下のチビ。










そして上のチビ。













クライミングとかできそう。













そしてトンネルはまだまだ続く。










チビどもが突入。











そして出口に見えてきたものは・・・










このルート最大の見せ場である赤い鉄橋こと・・・












 第2武庫川橋梁である。ここは以前と比べ大幅に変わっていた。まず以前は通れなかった橋自体が通れるようになっていた。前はここが通せんぼされて橋の横の保線用みたいなところを通っていた。












これが以前の姿。わかりにくいけど橋の真ん中はフェンスで封鎖されている。













しかしまぁ新しい方は正直興ざめだ。鉄橋を渡るというよりも鉄橋の上に観光用の通路を作ったというような感じ。スリルは全くなし。まぁハイキングコースにするならスリルがあってはいかんのだな。安全第一だ。
その後もトンネルを進む。あたりには結構子供も多い。子供ら的には結構楽しいんだと思う。






川の流れが左手に変わりそろそろ飯にするかという頃、河原に降りている人々を発見。「ここよりあそこがいい」ということになりしばし歩くことにした。







そして河原に降りてお昼ご飯。周りには直火でたき火をしてる人たちもいた。飯を食いつつ川の流れに目を落とす。子の武庫川渓谷、風景はいいのだが水があまりきれいではない。いや、水というのは誤りか。正確にいうと川底が汚い。川の中に入ると川底の汚れが一気に舞い上がってきそうだ。



 ひとしきり休憩して再び歩き始める。そろそろゴールも近い。








これが最後のトンネルかな。










今回は念のためベビーキャリアを担いできた。下のチビがぐずった時には担ごうと思ったからだ。一応出発前に試しに担いでみた。身長120cm、体重20㎏を軽く超えている下のチビだったがぎりぎりのところで担げた。今の状態がベビーキャリアで担げる最後の状態だ。コッタロ湿原では寒さもあってか全く歩けなかったけど今日は頑張って歩いている。

それに比べ上のチビはしっかりしている。小4ということもあるけど幼稚園の頃から新神戸から掬星台まで歩いたりうちの裏山である石切山・鍋蓋山も自分で歩いた。そういや五月山にも連れて行ったな。同じ幼稚園でも下のチビよりも文句を言わずによく歩く。そういや僕が東京に飛ばされる直前には上高地から横尾まで歩いてキャンプをした。下のチビは同じころになってもちゃんと歩くかは疑わしい。


最後のトンネルも出口が近づいてきた。今回は2カ月ぶりの帰省だ。チビどもとも1カ月以上ぶりの再会だった。今回は結構中身の濃いコミュニケーションがとれた。






ゴールが見えてきた。ん???なんじゃあれ???









おいおいなんか工事してるぞ。たしかあの辺にお茶屋さんがあったはずなんだが。そこでなんか飲んで帰ろうと思ってたんだがどうもこれはとり壊されてるっぽいぞ。








ゴールまで来ると間に川が流れておりそれを端があるとこまで大きく迂回しなければならん。向こう側はもうすぐそこに見えているというのに・・・。ちなみにこれは対岸に渡ってからの写真。思いっきりハイキングコースとかって書いてあるし。こりゃもう正式にハイキングコースとして売り出していくんだな。






ここにも思いっきり廃線敷コースとか書いてある。しかし「敷」ってなんだ???












廃線跡は終わり舗装路を歩く。前方にはホントのゴールの武田尾駅が見える。しかしお茶屋で軽く打ち上げしたかったなー。ここには4回目の訪問である。廃線歩きは3回目だがここに来るのは4回目。残りの1回は中山から大峰山を経由してここへ下山した。暑い時期で飲み水が早々に底をつき喉はカラカラ息も絶え絶え。横を流れる武庫川を眺めては「あ~この水でいいから全部飲み干したいっ!!!」と思いながらここのお茶屋にやってきた。そしてかき氷やら飲み物やらを千と千尋のお父さんばりにもさぼった。
列車が到着。こんな場所だけど列車は15分に1本やってくる。ロケーション的には文句なしの秘境駅。で、調べてみたらランキング199位だった。一つ上の198位は僕も好きな日豊線の竜ヶ水。あの駅はいい。隣の駅は鹿児島駅。しかしそこから一つずれると桜島を望む最高のロケーションの駅だ。一つ下の200位は東北線の東白石。こちらは何十回と通過はしてるけど正直ピンとこない。蔵王山に登るときに下車した白石駅の1つお隣だ。北海道に行く時にほぼ毎年通ってるんだが「ん~あの辺かな?」くらいの印象しかない。
駅に到着。ホームに上がり列車を待つ。チビどもと小さかった頃の話をする。チビどもは自分が小さかった頃の話を聞くのが大好きだ。そうしているうちに電車がやってきた。今日は楽しかった。次は裏山の石切山と鍋蓋山に登りたい。おしまい。

今週は下のチビが幼稚園最後の生活発表会ということで帰省した。行きは八重洲口から夜行バス。JRの青春エコドリーム号だ。前回の帰省同様隣には誰も来なくてラッキーだったけど今回のバスは非常に狭い。隣の席との境界ともなっているひじ掛けがどうにもこうにも動かせずしきりとなっていてせっかく隣がいないのに広々使えない。座席は一番後ろの席をとったのでリクライニングをマック倒すことはできたけど良かったのはそこだけだった。梅田に着いて宮本むなしで腹いっぱい飯を食って帰宅した。上のチビはうちで留守番だったので嫁と下のチビと3人で園へと向かう。この園には上のチビの代から8年お世話になっている。それももう残りわずか。来月には卒園してここを巣立っていく。下のチビがここに通ってる間、僕はほとんど東京にいた。我が子の幼稚園姿を見れていなのが切ない。発表会ではチビ達の歌なんかを聞いてグッときた。
そして日曜日。本題の武庫川渓谷へのハイキングへと向かった。今回で3回目の訪問だ。以前のブログはこちら→http://ponpokosmile.blog.shinobi.jp/%E7%99%BB%E5%B1%B1/%E6%AD%A6%E5%BA%AB%E5%B7%9D%E5%BB%83%E7%B7%9A%E8%B7%A1%E3%80%80%E5%85%B6%E3%81%AE1
ネットで調べるとなんと最近まで封鎖されていたらしい。その理由はルートの整備工事のため。マジかぁ~。いったいどうなったんだ???ただの散歩道みたいになってたらがっかりだ。トンネルの中に照明なんかつけられたりなんかしたらショックすぎて気絶しそうだ。
朝食をとり川西池田の駅に向かう。駅の南側にあったポプラが更地になっていた。昔は駅の北側にもう一つあった。広島出身の僕的にはポプラは親しみがあるんだがなんで川西に、なんで線路を挟んで向かい合って2店もあるのか不思議だった。しかし北側の店は歯医者に変わった。そして今度は南側の店もなくなった。跡地は個人のお宅になるのかアパートになるのかよくわからんがとにかくお店ではなさそうだ。
駅のセブンイレブンで昼めしやらおやつやらチビどもに好きなように選ばせて電車に乗り込み生瀬を目指す。車内には明らかに廃線歩きと思しき人達も数組いる。別に危ないところはないけど周りに人がいるというのはなんとも心強い。生瀬の駅に到着すると上のチビが「切符がない!!!」
こいつはすぐに切符をなくす。幼稚園のころ最寄りの雲雀丘花屋敷から川西能勢口まで乗った時に「切符は僕が持つ」というので渡したところそっこーなくしやがった。たった一駅、1分ほどの乗車時間である。能勢口の改札で事情を説明するも大いに怪しまれキップの値段とかも確認された。子連れで能勢口まで歩くのがめんどくさくて電車に乗ったんだが改札の人からしたら怪しさMaxだったに違いない。さらに年末の北海道の旅でも大通公園から札幌までのたった一駅の間にもキップを紛失。なんでこんなにすぐキップをなくすのか不思議でならん。結局ザックのポケットの中から出てきたんだがホントに危なっかしい。高額の切符なんかとてもじゃないけど渡せない。というわけで生瀬に到着した。

今日でとうとう山女日記が終わってしまった。最後はちょっと切ない終わり方だったけどおもしろかった。憂鬱な日曜の希望の光だったけど終わっちゃったなぁ。次は原作を読んでみようかな。こないだ三田の図書館に行った時には置いてなかった。アマゾンで中古が500円くらいで売られてたから買うとするか。


 開運山のてっぺんで富士山を眺める。








南アルプスも眺める。 










今回の山行に当たって秘密兵器を持ってきた。まぁ秘密でも何でもないんだがフィールドスコープである。こないだ高尾山にも持って行ったんだが不発だった。しかしこの天候で富士山の展望台と呼ばれるこの山でこれを覗けばさぞかし楽しいだろうと思ってかついできたのだ。ちなみにフィールドスコープを初めて覗いたのは3年前のGW。上高地でのことだ。その時は西穂のてっぺんを覗いたんだがゆらゆら陽炎のように揺れながら西穂のてっぺんに立つ人たちが見えた。ここから西穂のてっぺんが見えるなんてすげーなと感動したもんだ。で、三脚を立てフィールドスコープで富士山を覗く。「おぉ~!!!」
いや~持って来てよかった。こんなに天気が良くても巻き上げられた雪が吹雪のように下に向かって吹きすさぶ様子が手に取るように見える。登ってる人は・・・いないな。
南アルプスの方も覗く。いや~いいね。基本的に家にいるときにしか使ったことがなく東京タワーとかお台場とかスカイツリーとかしか見たことがない。こないだの高尾山も富士山は逆光で景信山から新宿方面を覗いたけど霞がかかってて全然見えなかった。はっきり言って初めてまともにフィールドでスコープしたって感じだ。いや~これいいわー。でも荷物が重くなる縦走なんかでこれもかついで登るとなるとちょっとしんどいかな。その時は双眼鏡くらいがいいかもしれん。日帰り登山くらいの装備なら十分行けるけど。次は2月か3月に入笠山に行こうと思っているんだがその時は持って行こう。スノーシューで遊びながら登っててっぺんでフィールドスコープで周囲の山々を覗く。いいねぇ。楽しそうだ。
時刻は12時40分をまわる。正直このままフィールドスコープでいろいろ眺めて過ごそうかと思ったけどやはり三山をまわろうと思い下山とは逆方向になるんだが御巣鷹山へと向かう。いったん下ってそこから登り返す。
13時。電波塔かなんかのアンテナ施設に到着しここが御巣鷹山かと思いきや山名標も何にもない。













こんな棒っきれに赤テープが巻かれてるだけ。
 
 
 






周囲を見てもこんな感じ。しかしここより先は一気に下りとなっておりどう見てもこの先に御巣鷹山らしきピークはない。う~む、ここっぽいんだがそれにしてもらしくない山頂である。三ツ垰山の一端を担ってる山とは思えん。「おぉそうだ!!!」とGPSを見てみる。電池がフル充電になっていなかった模様ですでに電池が切れている。最後の人しぼりでもう一度電源を入れるとやはりここが御巣鷹山のようだ。しかしいまいち確信が持てんなぁ。もう少しネットで調べてくりゃ良かった。
なんかもやもやしてすっきりせんが御巣鷹山らしきところをあとにする。改めて言うがいつも頼っているGPSの電池が切れている。ここから先は地図とにらめっこしながら進む。
ほんと今日は一日富士山三昧の山行だ。








富士山は中央アルプスや南アルプスの山々から数えきれんくらい見てきたがここから見る富士山はでかい。存在感がすごい。山梨の人が富士山を誇りに思うのがわかるわ。つーか山梨は富士山の裏側と思ってたけど全然そんなことないな。静岡も山梨もどっちも富士山。表も裏もないわいな。
小屋に到着。山バッチを購入し下山にかかる。時刻は13時25分。開運山の山頂には人が多かったけど今ここに人はいない。時間的にもう皆さん下りにかかっているものと思われる。正直ここで僕も考えた。ここから木無山、天上山を経て下山しようと思うとコースタイムは3時間5分。コースタイム通り歩くと護国神社にたどり着くころにはすでに日が暮れている。ピストンで辿ってきた道を下山すればかかる時間も道の様子もわかって安心なんだがあの道を下るというのも正直気が進まない。木無山を削るのもなんか気が引けるし。というわけで予定通り河口湖の駅へ向けて下山することにした。
歩きやすい下り坂をえっさほいさと下って行く。小走り走行だ。しかし「ん・・・?」
なんかおかしい。コースタイム10分ほどで木無山に着くはずなんだがそれらしきピークが全く見当たらない。それどころか谷の斜面を一気に下って行くような道である。本来ならここから先は府戸尾根という尾根を下って行くはずなんだが全然ここは尾根ではない。おかしい・・・。
というわけで再び電池切れのGPSの電源を入れる。するとやはりルートを外れていた。清八林道とか御坂みちとかいうところへ続く道へと入りこんでいた。うへぇ~勢いよく下って来たのにこれをまた登り返さにゃならんのか・・・。時間も時間である。もうこのままこの道を下ってやろうかと思ったが下った先が河口湖の駅からめちゃくちゃ離れた煮ても焼いても食えないところなのである。うぅ・・・こりゃヘッデン覚悟で登り返して河口湖駅を目指すしかない。
だーれもおらんところを焦りながら登り返す。一応周りの地形やGPSでルートミスをしているというのは認識してるんだが100%の自信はない。そもそもどこで分岐を間違ったんだという疑問が残る。あったっけな~そんな分岐。しばらく登ると前方から高齢の4人パーティーが下って来た。おぉ~まだ僕の後ろにいたんだ。すれ違いざま「この道、天上山に行く道じゃないですよね・」と確認したかったけどなんとなく聞かずに挨拶だけしてすれ違った。とりあえず小屋まで戻ろう。そうすりゃ道が開かれる・・・はず。
13時49分、正しい道まで登り返した。この辺りの道は何本かあって僕は小屋の裏の道から下り始めてしまったのでこの分岐は通らなかった。ちなみに「137号線」ってのが間違て下った道で「天上山・母の白滝」ってのが正しい道である。う~む、25分もロスしてしまった。ただでさえ時間が押しているというのに。これじゃコースタイム通りなら下山が17時じゃねーか。よぉ~しヘッデン準備だ!!!
とりあえず正しい道に復帰。ロープウェイ方面へ進む。この時間なのでこれ以上の道迷いは許されん。GPSがダメなので地図と道標見ながら進まねばならん。






分岐のところで単独の登りの人とすれ違い「この時間でも登ってくる人いるんだな」って思いながら富士山を見ながら進む。









歩くこと6分。13時55分、木無山に到着。全然ピーク感のない山。開運山、御巣鷹山、木無山の三山で三ツ垰山ってことだったけどまともな・・・というかピークらしいピークは開運山だけだった。






こちらはこちらは浅間神社へと下る道。











ここから先はまったくひと気のない尾根道を下って行く。時間も遅いし人がいないというのがちょっと不安だ。








歩きやすい尾根道だ。来た道を引き返さなくてよかった。あっちはそれなりに急坂でガレがレのとこもあったのでこっちの方が楽だ。









湖が見えた。河口湖だ。










鉄塔越しの富士山。ネットでけっこう鉄塔がどーたらこーたら出てたんだけど多分これのことだな。









山頂の下が霞がかってきた。これ麓からじゃてっぺんが見えないってパターンか???

寿とか三つ峠の駅に向かって下る分岐を通過。僕は道標に従い天上山・河口湖駅方面へ進む。






えっほえっほと下っていると前方に人影が。「おぉ~人だ!!!」前を歩いてる人たちに追いついた。いや~ホッとした。この人達、登りで追い抜いたパーティーだった。







この人達が見てた景色。












雄大だ。
ここでこのパーティーを追い抜く。自分の後ろから人がついて来てると思うとこれまでの心細さが一気に解消されテンションも上がる。
作業路との分岐。国土地理院の地形図には山と高原地図には載ってないルートがいくつか出てたけどこれはそのうちの一つ。僕は右を行く。





舗装路に出た。で、後ろを振り返る。










この舗装路を渡って再び登山道へ。いったん軽く下ってからそこから登り返す。きつい登りではないけどなまってる上に疲れが出てきた体には少々こたえる。








で、登り返したところが天上山。う~む、なんか呆気なく着いてしまったな。時刻は15時42分、だいぶ夕方の雰囲気が漂ってきた。ただこのペースでいけば日が暮れる前に下山できそうだ。







 はい、もう何十回とのせてきた富士山。

ゴールが見えてきて「そりゃー!!!」と下って行くと・・・
 前を行くパーティーに追いつく。いや~安心安心。







15時50分、ロープウェイ乗り場に到着。なんかもうゴールしたようなもんだなという気分になる。









展望台とかあって観光客の皆さんがこの景色を眺めている。僕の前を行くパーティーはここからロープウェイで下る模様。僕は自力で河口湖の駅まで歩く。

河口湖を見下ろす。
よぉ~し、もうひと踏ん張りだー!!!と思っていると・・・








ま、マジすか!!!イノシシはいいとしてクマですか・・・。まぁ5カ月以上前の話ですが。

今日は鈴なし山行だが今更どうしようもない。まぁ麓の町もすぐ下に見えるしここはもう半分町みたいなもんだ。コースタイムも25分なんで大した緊張感もないまま下って行く。
いや~今回はいい山行だった。








なんか観光客の外人さんが数名いるところでパチリ。皆さん、フジヤマですよー。

というわけで16時15分、護国神社に下山。コースタイムよりも30分以上巻くことができた。





ここからは舗装路歩き。さっそく

こういう写真をパチリ。富士観光開発の看板越しの富士山。


そして16時26分、ゴールの河口湖駅に到着。すげーな。富士山を背中に抱えてる感じだ。駅前には大きな荷物の観光客がたくさんいた。この辺り観光地なんだな。

ちょうど16時29分の電車があるので急いで改札を通る。








富士山を撮る人。やっぱ撮るよね。

電車が発車しそうなので車内へと急ぐ。左の普通列車だ。ん???右のやつ元あさぎりの371系か???車内に入りロングシートに腰かける。ふぅ~疲れた。でも今日の山行は楽しかった。天気も最高だったし予定通り歩き通すこともできた。三ツ峠山、いい山だった。久々に百名山ではない山に遠征した。まぁ近場といえば近場だけど。


おしまい。

改札を抜け登山口をめざ・・・さない。まずは駅近のローソンで食料の調達。






ローソンの駐車場から。いや~すごいね。山に登らんでもこんだけドーンと見える。見事!!!








昼めし兼行動食のおにぎりとこれから食べる弁当をもって駅へと戻る。弁当は駅の待合所でペロッと平らげた。
時刻は8時40分。到着後20分経ってからやっとこさ出陣。
あの凸凹へと登って行く。








う~む、高い。開運山の標高は1785m。標高差は1000m以上だ。 
駅から登山口までコースタイムで1時間半。ちょろっとみたブログの記事ではタクシーの利用がおすすめと書かれていた。しかし僕は歩く。三つ峠駅から三つの頂を踏んで河口湖駅まで歩くのだ。
コースタイムで25分かかるグリーンセンターに9時03分に到着。後ろからタクシー2台に追い抜かれる。中には登山者が。たぶん僕が到着した次の電車で来た人達だろう。30分遅れて到着して早くもここで僕を追い抜いた。


 
ネットでよく出てくる途中の公園にあるトイレ。三ツ垰山を模している。ここで朝の生理現象解消タイム。








 舗装路の地味な登りなんだが寝不足ということもあり体が重い・・・。でも寝不足だけじゃないな。先月の全縦からひと月ちょっと経ったけどまったく運動していない。体重はあっという間に2kgほど増えている。
「しんどいわ~」と思いながら登山口を目指す。







9時48分、やっとこさ登山口へ到着。あたりにはひとっ子一人いない僕が一番最後の入山者かな???下山の予定は16時40分。この時期ならもう真っ暗だろう。







これが達磨石。なんか駅のホームにもこんなのがあったな。









ここからが本格的な登山道。











なかなかの登りが続く。そして・・・












おぉ~見事な富士山!!!ここは股のぞき。


すげーな。陣馬山とかからとは違いくっきりはっきり見える。


昔は積雪期にあのてっぺんに立とうと思ってた。過去2回チャレンジしたけど2回とも悪天候で途中で断念した。

10時40分、馬返しに到着。










いや~ここも素晴らしい。今日は何十枚も富士山の写真を撮ることになるだろう。

10時59分。愛染明王塔に到着。







 
ここからの眺めも素晴らしい。









さすが富士山の展望台。それに加えてこの天気。最高だ。

ここからガレ場が始まる。















八十八大師。お地蔵さんがいっぱい。そして・・・







 


やっぱり富士山。








ふっじっさーん!!!似たような写真ばっかりだけど今日の主役は富士山だからこれでいいのだ。

おぉ~あれが屏風岩だな。たぶん。








さらに進むと「おぉ~!!!」滝がカチンコチンに凍っとる!!!










いろんなところで凍っとる。


雪はないけど水は凍ってます。ちなみに途中までひとりぼっちだったけど馬返しの手前で二人追い抜いてそこからは続々と前を行く人々に追いついた。


屏風岩を登る人々。僕には無理です、はい。

 
クライミングはかっこいい。ガチャガチャいう金具もかっこいいけど高いとこは怖い。
凍ってます。















足元には溶けて落下したつららが。あぶねーな。この辺まで来るとさすがに寒くなってレインウェアを着た。






見上げれば「おぉ~!!!」小屋が見えた。

出発から3時間20分ほどが経過。情けないことに少々疲れてきた。山荘の分岐を左に分け開運山目指して急登をこなす。
 もう片っぽの小屋に到着。四季楽園と書いてある。疲れたんで心小休止を入れる。ルートタイムではここから開運山の山頂まで登りで15分。時刻は12時08分。駅からざっくり3時間半。コースタイムは4時間10分。体調の割にはまずまずのペースだ。







ここからも富士山の眺めが素晴らしい。


正直富士山って今まであんまり好きじゃなかった。なんかネコも杓子も富士山富士山ゆーので。でもここ最近、いろんなところから富士山を見るにつけやっぱ特別な山だと思うようになった。山に登ってて槍ヶ岳と富士山が見えた時は「おぉ~!!!」って思う。この二つ、登山者的には気持ちが盛り上がるランドマークだ。
休憩を終え再び登り始める。四季楽園のとこから15分もかかることなく山頂付近へ。でっかい何か(アンテナ?)を眺めながら最後のひと登り。





山頂の手前から。


奥には雪をかぶった南アルプスの山々が。

12時20分。開運山に到着。



  



 
おっ!!!ヤマトタケルの銅像が・・・ではなく山名盤みたいなのによじ登った生身の人間。そこからの方が眺めがいいですか?












パノラマ撮影。(クリックするとでかくなります。)いやいやいい眺めだ。天気も最高。いや~来てよかった。

この前、今年の山行を総括したんだが最後の最後で三ツ峠に行ってきた。ほんとは快晴の先週末に行くつもりだったんだが、日常の仕事とかでいろいろ疲れてやめてしまった。そして今週。奇跡の2週連続のド快晴。しかし土曜日は疲れてて結局日曜日の出発となった。今日の起床は5時15分。なんだかんだで昨日寝たのは1時過ぎ。睡眠時間は4時間ほど。しんどすぎる・・・。布団の中で危うく「もういいかな・・・」とか思ってしまったけど何とか自分を奮い立たせ起き上がった。僕が乗るのは5時52分の電車。5時12分の電車に乗るのと富士急の三つ峠には7時50分に到着する。これが一番早いんだがさすがに5時12分の電車だと睡眠時間が3時間ちょいになってしまう。これだとあんまりなので朝2の電車での出発となった。ちなみにこれだと三つ峠到着は8時20分。これ以上遅くなると明るいうちに下山できなくなるのでこれがギリギリである。しかしなんだかんだで家を出たのは5時40分過ぎ。大急ぎで田町の駅へと向かいなんとか滑り込みセーフで間に合った。東京駅からは中央線に乗り換え。周りには登山者の姿が多し。しんどいので少しでも寝ようと思うんだがなかなか寝れない。とりあえず目は閉じて過ごした。6時48分、電車は立川に到着。僕の乗った電車は高尾行きなんだがここで立川始発の大月行きに乗り換える。
やってきた大月行きの電車はお久しぶりの211系。電車に乗り込むのは半数以上が山登りの格好をした人々。勝手な想像だがこの電車に乗るってことはみんな三つ峠に行くんじゃなかろうかと思ってしまう。大月まで1時間ほどかかるのでここでも目を閉じる。しかしまぁこの211系、以前走っていた115系と同様に寒さが身に染みる。なんだろね?中央線のこの手の車両はほんと寒い。
電車が動き出してしばらくすると「うわぁ~きれいだなー。」という声が聞こえた。目を開けると・・・
「おぉ!!!」目を開けるとそこには富士山が!!!(ピンボケ)










しかしこれは下りの中央線である。何で富士山が進行方向右手に見えるのか理解できなかったが家に帰って地図を見ると中央線のこの区間は線路は南へ向かっている。だから富士山が右手に見えたんだが正直この時は一瞬「富士山だ!!!」と思うももしかして違う山なんじゃなかろうかとも思った。ところで今回の山行の目的。それはどかっ晴れの冬の富士山を眺めること。冬の晴れた日なら富士山がきれいに見えるはずだ。ちなみにこの三ツ峠という山を知ったのは数年前にNHKでやっていたドラマ「氷壁」である。正直関西にいたらなかなか登る機会がない山だけど東京に転勤してきたのでいつか行ってみたいと思っていたのだ。とはいうものの正直この山についてあまり下調べはしていない。いろいろ登り口はあるみたいだけどとりあえず駅からダイレクトに登れる今回のルートで三ツ峠山に登ることにした。ちなみに僕が三ツ峠山と思っていたのは海運山のことで一般にはこの開運山と御巣鷹山と木無山の三山を合わせて三ツ峠山と呼ぶらしい。まぁそんなに頻繁に来れるところでもないしせっかくなんで全山登って河口湖駅まで縦走する予定だ。
熟睡できないので窓の外を見たり目を閉じたりを繰り返す。東京もこの辺りまで来ると景色が田舎っぽくなってくる。高尾に到着すると先着していた電車からか登山者たちがどさっと乗ってくる。みんな大月まで行くのかと思いきや相模湖や藤野で結構降りた。陣馬山とか高尾山に行くのかな?
で、列車は終点の大月に到着。登山者たちは富士急の乗り場へと向かう。(そうじゃない人たちもおったが・・・)
 
 
 
 
 
 

富士急の車両。富士急に乗るのは初めてだ。










列車は動き出す。途中で都留文科大前という駅を通った。ここは僕の前の会社の同期の母校である。福岡出身のやつだったけどこんなとこにある学校に通ってたんだな。しかし公立の学校なんで僕の母校と比べりゃ全然頭はいい。
列車は三つ峠に到着。しかしここで下車したのは数えるほど。しかも登山者は僕以外に2人だけ。みんな河口湖まで行っちゃうのか???






電車がいなくなったホームからは・・・

富士山が「どーん!!!」いや~でかい。しかしすげーな。この辺の人達はこれを毎日見るわけか。

で、あちらがこれから登る三ツ峠。う~む、あそこまで登らにゃならんわけだな・・・。というわけで三つ峠の麓にやってきた。

今日も日曜の最後の楽しみ、山女日記を見た。まぁ内容は面白かったということでちゃんちゃんなんだがこれに出てる人達とかがいろいろつながってて調べてみると面白い。蛍雪次郎さんはぱっと見た時に「あ、この人恨み屋本舗に出てたわ」と気付いたんだが調べてみたら「クライマーズ・ハイ」にも出ていた。それを見た瞬間「おぉ!!!あの新聞社のお偉いさんだ!!!」と気付く。それ以外にも「劔岳点の記」。う~む、多分あの人だな。なんか蓑とかかぶってた人だったような気がする・・・たぶん。その辺まではなんとなくピンときたんだがそれ以外にも「春を背負って」やNHKの朝の連ドラ「風のハルカ」にも出ていた模様。この辺になるとさっぱりピンとこない。お次は黄川田将也さん。調べてみるとこの人も「恨み屋本舗」に出ていた。「おぉ~あの金融屋の人だ!!!」とすぐに気づく。さらに「風のハルカ」にもこの人は出ており、言われてみれば「おぉ~!!!あの役の人だ!!!」とピンときた。つーかこのお二人が「恨み屋本舗」と「風のハルカ」にかぶってるとはなんかすげーな。さらに黄川田さんは「女子ーズ」にも出ており「おぉ~あのパーティーに出てた人だ。」とここでも記憶が繋がる。さらに原作者の湊かなえさん、日本映画専門チャンネルの「北のカナリアたち」のCMで「原案 湊かなえ」ってのを見て「おぉ~!!!」となった。なんか色々つながるねぇ。ちなみに「北のカナリアたち」のカメラマンはあの木村大作。ちなみに「劔岳点の記」も「青を背負って」も木村大作の監督作品。つながるねぇ。

今年もこの季節がやってきた。ほんとは今日高尾山に行くつもりだったんだがなんとなくやめてしまった。まだ3連休とかあるし高尾山くらいなら行くかもしれんが大型の山行はもうないのでひとまず今年を振り返る。
今年の登り初めは3月5日。行先は高尾山である。この時は15時ごろ高尾山口をスタート。なめてるにもほどがあるな・・・。地図もケータイも忘れ結局この日は小仏峠まで行ってそこから小仏のバス停へ下山。2時間20分ほどのショート登山であった。ちなみにカメラも忘れ写真はなし。

  3月は26日にも高尾山へ向かった。陣馬山まで行くつもりだったんだがこの日もスタートが遅く高尾山口をスタートしたのは13時。結局明王峠で時間切れ。この日はここから相模湖駅に下山。前年に城山から相模湖に下山して以来の相模湖駅への下山であった。

 4月は10日に再び高尾山へ。この日の高尾山口のスタートは12時半。相変わらず遅いんだが日がだいぶ長くなったのでこの日は無理やりながら陣馬山へ行った。ずっと陣馬山まで行きたい思っていたんだけど今年3度目の高尾山でやっとこさここまでやって来た。到着は16時22分。下山は藤野駅へと下った。

  翌週はヤビツ峠から丹沢へ。鎖場にビビりながらだったけどそれほど難しいこともなく無事通過。





 そのまま塔ノ岳に向かいその後登りは厳しいバカ尾根をえっさほいさと大倉まで下った。


 5月は4日から会津駒ケ岳へ向かった。今年初めての百名山であった。本当は無雪期に燧ケ岳とセットで登るつもりだったんだがこの時期に登れるまだ登ってない百名山というのがここくらいしかなく登ることにした。このころ仕事がめちゃくちゃきつくて精神的にもほんとしんどかった。3日は出勤して4日5日と休みになったんだがこの休みの間に自分の部屋にこもっていると気が変になりそうだったので山へと逃げ込んだ。
小屋の横から眺める燧ケ岳。
 










6月からは怒涛の百名山巡り。1発目は18日の燧ケ岳。

この燧ケ岳、昨年至仏山とセットで登るつもりだったがとりこぼしてしまった。(詳細はこちら→http://ponpoko3.blog.shinobi.jp/%E7%99%BB%E5%B1%B1/%E3%82%BA%E3%82%BF%E3%83%9C%E3%83%AD%EF%BC%81%EF%BC%81%EF%BC%81%E5%A4%8F%E5%B1%B1%E5%B1%B1%E8%A1%8C%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%94%E5%BC%BE%E3%80%80%E8%87%B3%E4%BB%8F%E5%B1%B1%EF%BC%86%E7%87%A7%E3%82%B1%E5%B2%B3
昨年は鳩待峠から入ったが今回は御池から。無事に登頂成功。


翌日は日帰りでは最強の百名山、平ヶ岳へ。あまりの行程の長さに不安ばかりだったが無事登頂。

↑こちらは玉子石。帰りの下りも長い長い・・・。結局駐車場までの往復に11時間半かかった。久々に達成感満点の山行だった。ちなみにこの日は当初予定していた田中陽希の講演会をキャンセルしての山行。その後陽希とは涸フェスでも遭遇するチャンスはあったんだがこの時も山行で行けず。縁がないなぁ。

翌週は巻機山へ。滑りやすいとテレビで見てた登山道が気がかりだったが最悪なことにこの日は雨降り。ぐっしょり濡れてぬるぬるだったがスリップすることもなく無事下山した。

翌日は越後駒ヶ岳へ。先週の平ヶ岳に続きここも長丁場の山だ。枝折峠の駐車場で寝ていたんだが未明の大雨&強風に「やめよかな・・・」と思ったが続々と出発していく人達の姿に発奮し僕も出発。まったくノーマークだったけどこんな岩場もあったりしてちょっとビビる。


コースタイムよりもずいぶんと早く到着したが苦手な下りでは随分手間取った。でも13時前には下山して帰りは銀山温泉につかって帰った。

7月は2日に会社のヤマ部で谷川岳へ。去年は高尾山だったので一気に山らしいところへの山行となった。

これまで6月から3週連続の山行。翌週の9日は鳥海山へ行く予定であったが疲れも出てたので延期して月末の飯豊山と合わせることにした。ちなみに閑散期も終わりをつげ8日は激務。ちょうどよかった。

17日は高妻山へ。ほんとは妙高&火打のダブルゲットの予定だったんだけど仕事が忙しくて体力的にも無理だった。で、休養に充てようと思ったんだけど今後の百名山の行程を考えた結果一つでも登っとく方がよいとなって無理やり高妻山へ。こんな滝や

こんな岩場のトラバースもありビビっていたけど本当に大変だったのはこの後。雨でにゅるにゅるなうえに岩場の登りが延々と続く。体調が悪いのもあったけどめちゃくちゃきつかった。

心が折れそうになりながらもやっとこさ山頂に到着。下りは下りで弥勒尾根ってのがこれがまたにゅるにゅるの悪路でしかも下れども下れどもなかなか下界にたどり着かず。下山後は「着いた~」とほんとにホッとした。僕的には平ヶ岳並みに達成感のある山行だった。

翌週は今年のメインの山行飯豊山へ。
一番危惧していた剣ヶ峰で大雨が降り出した。もう最悪のタイミングである。

切合小屋で1泊し翌日飯豊山の本峰へと向かう。ビビってた御秘所の岩場を乗り越え

本峰に到着。
  その後はこんなお花畑を愛でながら

 「東北のアルプス」の縦走を楽しんだ。途中では前日起こった滑落事故の現場の通過に緊張したり、下山を梶川尾根から丸森尾根に変更したり色々記憶に残る山行になった。ちなみに梶川尾根よりも緩やかだと聞いてた丸森尾根は想像よりも全然きつかった。
  翌日は鳥海山へ。にこにこハイキングを想像してたらどうしてどうして。アイゼンなんていらんと思ってた雪渓の登りに思いっきり面喰い

  両線ではその荒々しさに大いにビビった。
 こんなとこ登るんかいなとビビながら岩場をこなし

やっとこさ山頂へ。小屋まで下るまでは緊張の連続だったけどそこから先は天気も最高でめちゃくちゃいい山行になった。

8月は山行はなし。強いて言えば第1週に奈良の吉野川にキャニオニングに行き

その帰りに大台ケ原で散歩した。

9月は10日に11月の六甲全縦のトレーニングで陣馬から高尾山へ。初めて陣馬高原下から登った。このころはまだ暑く城山でのかき氷が最高にうまかった。しかしこの月は仕事が激務過ぎて山行はこれだけ。トレーニングどころではなかった。

10月からは本格的に全縦のトレーニング。15日に陣馬高原から高尾山へ。陣馬山から富士山が見えてちょっと感動した。

22日も高尾山へ。この時はスタートが遅かったため高尾山口から陣馬山へ。陣馬山はこんな感じで富士山は見えなかった。
 11月は5日に高尾山ー陣馬山へのトレーニング。この日は富士山が見えた。この時間なので逆光。翌週の六甲全縦への最終トレーニングとなった。

そして11月13日。2年ぶりの六甲全山縦走大会。8回目の今回は初めてこれに向けてのトレーニングを行ったうえでの参加。装備にも気を配り足元は登山ブーツではなくトレランシューズで臨んだ。

その結果史上最速の13時間45分でゴール。乗ろうと思えば最終の新幹線でも余裕で間に合う19時20分の到着であった。

というのが今年の山行。今年登った百名山は会津駒ケ岳、燧ケ岳、平ヶ岳、巻機山、越後駒ヶ岳、高妻山、飯豊山、鳥海山の8座。これでこれまで登った百名山は88座になった。来年は妙高、火打、朝日岳を潰すので残りは北海道と南アルプスを残すのみだ。しかしこれが大変だな。北海道→遠い、南アルプス→日数かかるのでなかなか数が稼げない。加えて今後は仕事関係ではなかなか休みがとりにくくなる年代に突入する。同時に体力も下降線をたどるだろう。60歳くらいまでに完登出来るように計画を立てるか。

今日川西から帰ってきて山女日記の第5回を見た。放送をしてた時間は新幹線の中。新幹線の中でこれを見ようとケータイ用のイヤホンも持って帰ってたんだがよく考えたらBSなんでケータイのテレビでは見れない。いやー失敗失敗。
今回の舞台は白馬岳。で、今回のキャストには井上晴美の姿が。1回目の南野陽子、上原多香子といい2回目の佐藤藍子といいなんか90年代の香りがプンプンするな。で、今回は「おっ!」と思う人が一人いた。蛍雪次郎さん。今回初めてその名前を知った。でも顔は知ってた。恨み屋本舗でインパクトのある悪役で出ていたので正直そのイメージが強すぎてとっても悪い人に見えてしまう。で、この人の役どころというのが古いタイプの登山者。道具やウェアに関しても「最近のはねぇ・・・」と随分と否定的。ストックは邪道、アミノ酸や高度計も全否定。「薬や道具に頼るのはいかがなものか」とか言ってる。でもこの人が言うこともわからんでもない。僕なんかは登山歴は12年ぽっちしかないんだがそれでも僕が山を始めたころと比べると登山を取り巻く状況というのが随分と変わった。昔は山のお店には20~30代の女の人なんかほとんどいなかったけど山ガールが大量発生して以降は若手の女子が普通にわんさかいる。ウェアに関しても随分と派手な色合いのものが増えた。また商売としても市場が大きくなっているので随分と昔とは趣の異なるお店が増えた。客層もどう見ても最近山をかじり始めたと思しき若もんが大声で我が物顔でうんちくたれてるのを聞いてると「なんだかねえ」と思ってしまう。クライミングジムなんかもう人種が違いすぎて近寄ることもできない。でも時代の流れなんだよね。「昔はあーだったこーだった」と言っても時代は移り変わっていくんだよね。まぁこんなこと言ってる僕だって登山歴が30年も40年もある人から見たら「なんだかねぇ」なんだろうけど。
   で、話をドラマに戻す。僕は白馬岳は猿倉から入って大雪渓を登り栂池に下ったんだが   
←これ当時の写真
  
  
  
  
  
  
  
  
  
ドラマは僕とは反対ルートで進む。白馬大池山荘が映った時には「あ~ここで最終日に昼めし食ったな~」とか「大池にはサンショウウオがいっぱい泳いでたな~」とか思い出した。乗鞍岳が映った時は「あったあった。こんなとこにも乗鞍岳があったわ。」って思いだした。あんまりピークらしいピークではなかったけどここの山バッチも購入した。ちなみにみんなが登ってるところを僕は下ってたんだが「長いなぁ~」って思いながら歩いてた。話はそれるけどこの白馬岳、いろいろ思い出すとなんとアホみたいな話なんだけど僕はシュラフを忘れてしまいシュラフカバーにくるまって寝た。でも寒くてあんまり寝れなかったのを思い出した。
しかしこのドラマ、憂鬱な日曜の夜に輝く希望の光だな。次回も楽しみにしよう。
ちなみにこれ、5年前に登った白馬岳のブログ↓
http://ponpokosmile.blog.shinobi.jp/%E7%99%BB%E5%B1%B1/2011%20%E3%80%80%E5%A4%8F%E5%B1%B1%E8%A1%8C%E3%80%80%E5%85%B6%E3%81%AE%EF%BC%95

今日の昼から盛り上がってる山女日記の第4回をみた。いや~工藤夕貴も佐藤藍子もいい味出してた。酒を飲みながらほろ酔い気分で見たけど実に面白い。唐松岳、もう一回登りたくなってしまったぞ。全7回ってことはあと3回で終わりってことか。ってことは12月の3週目で終わりってことだがそれまでは憂鬱な日曜日の夜の楽しみができるってことだ。来週はその時間は新幹線の中。おそらく名古屋の手前くらいを走ってるんだと思うけどケータイのテレビで見よう。憂鬱な東京行きの新幹線に少しだけ明るい希望ができたな。楽しみだ。

今日、テレビの番組表を見ていたら「おぉ!!!」というものを発見した。BSのNHKでやってる「山女日記」である。ネットのニュースでこういうのをやるってのは知ってたけどいつやってるかまでは調べてなかった。で、今日は第4回。ってことは11月から毎週日曜日の夜にやってたんだな。とりあえず今日から見ようと思っていたら何ともラッキーなことになっていた。なんと今日の13時から過去の3回分を一気に再放送するのである。おぉ~すんばらしい!!!
で、3回分を通して見た。いや~面白い。山だけでなくてドラマの展開的にも面白い。1、2回では久々に上原多香子をみた。いろいろあったけどもう大丈夫なんかいな???で、よく見れば南野陽子の姿も。なんかもうベテランのオーラが出てますな。
3回目でも「おぉ!!!」もしやもしやと思ったらやっぱりそうだった。これまた久々に佐藤藍子をテレビで見た。しかし年とったな~。ちなみに僕と同い年だ。誕生日は3日違い。まぁ佐藤藍子が年とったってことは僕も年とったってことだな、はっはっはっ。
とりあえずこれで過去の3回分まで追いついた。今夜の4回目も楽しみだ。ちなみにこの3回分の放送が終わった後にはにっぽん100名山の再放送のあった。なんとも粋な計らいというかここではドラマで出てきた妙高山と唐松岳(番組名的には五竜岳)をやっていた。これで妙高や五竜に飛び出していく人も1人か2人はいるだろう。まぁ初心者の人はまた来年って感じだが。
引き続き僕はこれも見た。妙高山と火打山は来年行く山だ。妙高山は鎖場があるんだな。まぁ足場が切ってあるんで問題はなさそうだが。五竜岳では久々に牛首をみた。いや~通った通った。3年前に山のパートナーK籐と一緒にここを通過した。9月の連休の時だったんで小屋は足の踏み場もないくらいぎゅうぎゅうだったな。テン場も張りきれないから小屋の裏側や登山道にまでテントが張られてた。あれから3年か。いろいろあったな。僕は東京に飛ばされたしK籐には2人目の子供が生まれた。なんか遠い目になっちゃうな~。明日からまたきつい1週間が始まる。いつもは嫌いな日曜の夜だけど今夜は山女日記で心を癒されよう。

今日は休み。天気もいいし早起きして高尾山に行こうかと思ったけど結局2度寝してやめた。で、山の代わりに歩いてディズニーランドまで行こうと思った。途中、葛西臨海公園でバードウォッチングして行こうかと思ったけど出発したのは13時20分すぎ。出るのが遅くなったのでやめた。フィールドスコープを持って行こうと思ったんだけどね。また今度だ。
久々にレインボーブリッジを渡る。いい天気だ。






スカイツリーもきれいに見える。












東京にいる間に一度は登ろうと思うけど高いんだよねー。あ、これお値段の話。

背後からマリオカートの格好の人達が。最近めちゃくちゃ見るわこの人達。昼間だけじゃなく夜も見る。





相変わらず船の往来の多いこと。











お台場に上陸し進路を左に取り江東区に突入。
で、今回はここを突き抜けていく。








東レなんちゃらかんちゃらとか有名な大会とかやってるとこである。










その後も突き進み新木場・夢の島までやってきた。こないだ歩いたときは新木場から電車に乗って帰ったけど今日は東京を飛び出して浦安まで行くのだ。
夢の島の公園を歩いているとこんな看板が。








ほぉ~。ここにはこんな人が出没するんですな。

台場から江東区に入り江戸川区へと至るうちに港湾エリア特有の殺伐とした感じになってくる。広い道路だけあって人の生活の営みが見えないエリアだ。まぁ江東区も江戸川区も住宅地は全然違うんだろうけど僕が歩いてるところはそんな感じだ。
 で、荒川にさしかかる。







おぉ~皆さん走ってますな。











で、橋を渡っていると・・・











おぉ~!!!あれは筑波山!!!つーか東京から見えるんだな。まぁ富士山も見えるくらいだから筑波山くらい見えるか。でもあの低山が見えるんなら雲取とか丹沢とかだって見えるとこからなら見えるのかな。
橋を渡り終えようかというところでこういう景色が。左岸にもこういうのができている。もしやこれがかの有名な荒川のサイクリングロードか???













しかし自転車よりも走ってる人の方が多い。こんなとこロードで走れたもんじゃないぞ。

で、しばし歩いて再び橋にさしかかる。この橋の名前は・・・







まいはまおおはし。おぉ~舞浜の文字が。ここを渡れば舞浜か。

おぉ~あれはディズニー関係の・・・








なんだっけ?名前は知らんがディズニーの何かである。電車からもよく見えるやつである。

橋を渡ると件の建物が全容を現した。なんのアトラクションだろか???







とりあえずディズニーの場末に到着。よくわからんがこの横から駐車場に向かうっぽい。 
で、さっきの建物の前に到着。つーかここ、アトラクションではなく・・・







ディズニーランドホテルというホテルだった。なんか嫁から聞いたことあったな。なんかこんなのが開業したとかって。ちなみに嫁はディズニーオタクで結婚式もアンバサダーホテルでやった。
そして16時38分、ディズニーランドに到着。15時半ごろから暗くなってきて16時を過ぎると急激に暗くなってくる。16時半とかもうほとんど夜である。北海道もそうだけど東日本の夕暮れは早い。



この時間なんで帰る人たちも多い。僕が東京に来てからもう何回もここへ来たけど我が家のディズニーランドは毎回地獄の行軍である。切り込み部隊で嫁がほぼ始発で舞浜に乗り込みゲートの前で場所取り。その後僕が子供らを連れて舞浜に乗り込む。僕らが家を出るのは6時過ぎ。そして8時のオープンから22時のクローズまで、、、つーかそこからお土産を買い始め22時半くらいまでパーク内に居残る。そこから家に帰るもんだから家に着くのは0時をまわる。こんな感じだから毎回毎回疲労困憊である。せめてエレクトリカルパレードを見て帰るくらいなら「いや~楽しかった。」で済むんだが・・・。
というわけで僕も舞浜駅へと向かう。歩き始める前は帰りも歩いて帰ろうと思ったけどそのころはすでにレインボーブリッジは歩いて渡れない。それに加えここまで来る道のりを振り返ると正直暗くなった状態で歩きたいようなところではない。というわけで電車で帰ることにした。


駅に向かって歩いていると・・・











なんちゃらかんちゃらっていうモノレールが通過。









この段階では東京駅から歩いて帰ろうかとも思っていたが結局田町まで電車で帰った。家からディズニーまで歩いて3時間ちょっとか。先々週は六甲全縦で14時間歩いたから3時間くらいはどうってことない・・・と余裕で言いたいとこなんだがやっぱアスファルトの舗装路歩きは足にやさしくない。今日もサロモンのトレランシューズで歩いたんだがソールが削れてそうで嫌な感じだ。次は買って10年くらいたつけどほとんど履いていないアシックスのランニングシューズで歩こう。あれならもっと軽いし正直ソールとかどうなってもいいし。まぁ明日は雨だから無理だな。

さぁ最終決戦の始まりだ。大体ここから3時間くらいで下りられたら御の字だ。
あのトンネルを越えちょろっと歩くと・・・








とうとうやってきた。最終決戦の地、東六甲の下りへと突入である。









いきなりの下りをこなしていく。いつもは膝がやられてるんだが今日はいい感じに行ける。今日は雨も降ってないので地面もしっかりしている。いや~雨が降ってないって素晴らしいよね。
辺りも暗くなりヘッデン点灯。いつもはガンガンちぎられるけど今日は集団についていく。









 ちょっと差が開いても小走りで追いつけるほど状態は良い。この集団をペースメーカにして後ろをついていく。













船坂峠もばびゅ~んと通過し17時34分、大平山の舗装路に到着。計画では19時だったから余裕を見ている後半戦ではじゃんじゃん時間を巻いていく。ここでも休憩することなく通過。

 
 
 そして再び登山道へ。
 
 
 
 
 
 
 
そして再び舗装路を目指して急降下中。地面が乾いていることも大きいかもしれないけどなんか今回は今までの非常に厳しかった東六甲縦走路の下りがそれほど厳しく感じない。元気があるから何なのかようわからんがすいすい下れる。何だろね。今年はめちゃくちゃ厳しい下りを経験したからか対して厳しさを感じない。平ヶ岳や高妻山や飯豊山の時の厳しい下りと比べたらここの下りが非常に素直な下りに感じる。


その後も集団の後ろについて歩いていくととうとう塩尾寺に到着!!!









時刻は18時41分。予定では20時半の到着であるから2時間ほど巻いている。ここまで来るとさすがに明らかに疲労を感じる。膝にも少し痛みを感じる。ここで小休憩。ガーデンテラスで残してたフライドチキンの残りを平らげる。しかしまぁめちゃくちゃ早く下りれたなぁ。これなら最終の新幹線にも余裕で間に合ったなあ。



エネルギーも補給したしゴールを目指して下って行く。毎年ここでは膝の痛みに苦しめられる。ここまでにもたいがいやられた膝をこの舗装路の急坂で完膚なきまでに破壊される。しかし今日は随分とマシである。

目の前には宝塚の夜景が広がる。気持ち的にも体的にも余裕があると「きれいだねぇ~」と感じながら眺められる。
いつもなら息も絶え絶え行き倒れのような姿でよろよろ歩いていくのだが今回はしっかりとした足取りでここまで来た。ここを右に曲がれば・・・





 ゴール!!!!!!!!!!!
時刻は19時20分。当初の計画では21時半のゴールを目指してたので2時間以上巻いている。スタートからゴールまでの所要時間は13時間45分。おぉぉぉぉぉ~15時間どころか14時間も切ってるではないか!!!この大会は競争ではないけどこれまでの最速記録よりも1時間半以上も早い。いや~今回はほんと調子が良かった。しかし今回は「勝手に」縦走大会なので完走の賞状もたてもない。来年はきちんと申し込もう。
そして宝塚駅へと向かう。ここでは甲子園大学の学生さんがおもてなし部隊としていろいろやってる。はばたんも来ているがとっとと家へと向かう。今帰れば子供らと一緒にふろに帰れる。つーか全縦終わってこんなに余裕があるなんて初めてだ。来年もこんな感じでゴールできるよう頑張ろう。




本日の記録  獲得上昇高度・・・2225m 獲得下降高度・・・2270m  消費カロリー8611kcal   獲得高度に関しては途中でプロトレックのログが途切れてた時間帯があるので上昇高度がもう少しあったのかもしれん。しかしまぁ1日で2000m以上登るなんてことは普通の登山ではほとんどない。我ながらよくやるわと思いつつも今回は楽しかった。今回の勝因を考えるとまずはシューズ。重い登山靴でなく軽いトレランシューズにしたのが大きかったと思う。それに加えてこれまでの膝のサポーターをやめて膝にはテーピングを施した。正直膝のサポーターをつけていると歩きにくかった。さらに今回はこの日のためにトレーニングも行った。高尾山ー陣馬山の縦走を直前の2ヶ月で4回。回数は多くないけどストックなしで行ったので今回の大会で久々にダブルストックになった時のぐいぐい歩ける感じは新鮮だった。あとは雨が降らなかったのも大きかったな。あとなんだかんだ言ってもスタート時間が早かったのも大きかったかも。5時スタートは無理だったけど5時半スタートだったからそこまでひどい渋滞には巻き込まれなかった。あと30分遅かったらだいぶ違ってたかもしれん。来年も弟君の家に泊めてもらおう。ちなみにGPSで計測した距離は41.73km。途中電池切れも起こしてたのでもう少しあるのだろうがやっぱ56kmもないってのはほんとみたいだ。

 掬星台のあずまやで大休憩。補給食のの整理とハイドレーションの補給をする。予想以上に暑くてハイドレーションがほぼ空になってしまった。自販機では軒並み目ぼしいものは完売。その中でいろはすだけは奇跡的に買えた。それと予備でリンゴの炭酸飲料も購入。炭酸飲料はなんか知らんけど残ってる。それでもあとは時間の問題だろう。
ベンチに腰掛けおにぎりを補給。でもってハイドレーションにいろはすを補給しようとすると・・・「おわぁぁぁぁ~!!!」
なんとこのいろはす、炭酸水であった。よく見ると「いろはす サイダー」とか書いてある。うわ~だからかー!!!だから売れ残ってたのかー!!!
非常に違和感はあるものの背に腹は代えられないのでこのサイダーをドボドボとハイドレーションに入れる。帰ったらよく洗っとかんとな。べたべたしそうだ。
 そして恒例のホットレモンをいただく。僕は「勝手に」参加してるわけで少々良心が痛むので隣のテントに僅かばかりの募金をしてからいただいた。う~む、うまい!!!レモンまでがしがし噛んでそのままゴクリ。疲れた体に染み入るねぇ。ちなみにここに来るまでもポッカレモンを原液で注入。疲れた体にはクエン酸だ。
ちなみに今回はマッサージは受けなかった。今のところ膝関係にも違和感はない。というわけで13時42分、掬星台を出発した。
いつもならここからずし~んと体に疲労感が覆いかぶさってくるんだが今日はそこまでの疲労感はない。モンベルの出店が出てるオテル・ド・摩耶の前も快調に通過しアゴニー坂もこれまでにないくらいの軽快な足取りで下って行く。
「おぉ!!!」舗装路に出たぞ。いつもはひーこら言いながら下るんだが今日はいい感じだ。





舗装路に入る。いつもはここで絶望的な遅さで歩き後ろからごぼう抜かれするんだが今日は頑張って歩く。舗装路から再び登山道に入り三国池を目指す。いや~この辺ではっきり自覚した。今日は最高に調子がいい。これまでだとこの辺はもう完全にグロッキー状態で重力が2倍にも3倍にも感じるところなんだが普通に歩ける。後ろから抜かれることもあるけど自分のペースで休むことなく歩いていく。ところでサイダーを入れたハイドレーションなんだがチューブを口に含み飲み口を噛むと「ぶしゃ~~~~!!!」とものすごい勢いで口の中にサイダーが流れ込んできた。背中で振られてものすごいことになっているのであろう。
そんなこんなで三国池の舗装路には14時半に到着。おぉ~とうとう遅れを回復したぞ。ここでも休憩することなく先へと進む。





 苦手な舗装路だけど快調に進む。やっぱトレランシューズが功を奏してるのかな?とにかくよかった。








藤原商店さんには今日も人だかりが。僕もここで補給をすることも考えていたけど調子がいいのでこのまま進む。ここまで来れば「あそこ」まではもう目と鼻の先だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 六甲山ホテルを通過しとうとう「あそこ」を射程圏内にとらえる。そして・・・
14時50分、六甲山郵便局に到着!!!いや~やってきましたよ六甲山郵便局!!!うれしー!!!







さっそく甘酒をいただく。毎年ブログで書いてるけどここの甘酒は宇宙一美味しい。ここまで何時間と歩いたところでのこの温かい甘酒だ。うまくないはずがない。「勝手に」飲ませていただいて恐縮なんだがここでも2杯おかわりさせていただき幸せな気分で出発した。ちなみに計画ではここ六甲山郵便局の通過は15時。遅れを回復しただけにとどまらず5分以上巻いての出発だ。


記念碑台を通過し六甲山小学校のとこから山道に突入、ゴルフ場も通過。ここまで来ると追い抜かれることも多くなるけどそれでもこれまでと比べると比較にならないくらい順調だ。ゴルフ場を突き抜け舗装路に出る。舗装路を少し歩いて登山道へと分けていく。ここを抜ければガーデンテラスだ。
15時25分、ガーデンテラスに到着。計画ではここは16時に通過。だいぶ貯金を作ったぞ。後半戦はグロッキーの極みになってるという想定だったので余裕を持った計画を立てたんだが今日はほんとに順調に進んでいる。ここで小休憩。腰を下ろして行動食を補給。懐刀のフライドチキンもここで投入。1本丸ごとは食べれなかったので残りは後半戦に回すことにした。ところで背中のサイダーが入ったハイドレーション、激怒したハリセンボンのごとくはち切れそうなほどにパンパンになっている。針で突いたら爆発しそうだ。
さぁ最終チェックポイントに向けて出発だ。ここからは舗装路と登山道がクロスしながら続いていく。多くの人が舗装路を進んでいくんだが僕は忠実に縦走路を進む。いつもは真っ暗な中を一人で進んでいくんだが今日は僕の前を歩く2人組もこのルートを進んだ。周りに人がいるのは心強い。それに加えて時刻も16時前なのでまだ明るい。僕の後ろにももう一人この道を選択した人がいて4人で歩く。最後、最高峰へと向かうところで僕は舗装路に移ったんだが3人はそのまま縦走路を進んでいった。
16時17分、最終チェックポイントに到着。さすがに疲れが出てきたのでここでも小休止。計画では17時半にここを通過。恒例の大崩れがなかったので余裕を見た分がどんどん貯金になっていく。
トイレを済ませその横でエネルギージェルを補給。「さぁ行くか・・・」
ここからは後半戦の大核心部、塩尾寺への急坂下りへと差し掛かる。

菊水山で休憩をしようかと思ったけどことのほか体が動くのでそのまま進むことにした。なんか調子がいい。ところで今回は登山靴ではなくトレランシューズで参加している。高尾山でのトレーニングで慣らしをしておいたサロモンのトレランシューズである。これが功を奏しているのかもしれん。重い登山靴よりもトレランシューズの方が全縦には向いてるのかもしれん。
 いったん大きく下って天王吊橋へ。なんか思うんだが下りがうまくなったのかも。踏ん張らずに重力に任せてほいほい下る。トレランシューズのおかげかこれまでの修行でついに開眼したのか。よくわからんけど調子よく下れた。




そして鍋蓋山へと取りつく。ここではいつもずしーんと体が重く感じるんだが今日は全く問題ない。


延々と続く行列にも千切れることなくついていける。

11時19分、鍋蓋山を通過。







ここでも調子よく下りをこなし大龍寺前の自販機コーナーへ。おっ、「GO TO 宝塚」の手書きのボードを持った人がいる!なんかうれしいねぇ。







ボロボロだった前回はここで大休憩。でも今日はこのまま進む。










大龍寺の門に到着。豚汁とか売っててうまそうだったけどそのまま通過。










で、勢いもそのままに市ケ原に到着。時刻は11時51分。予定の21分遅れ、当初の遅れを4分短縮した。毎年ここでジュースを飲みながら休憩をするんだが、今回はここでも止まらない。いや~なんだこれ?ちなみに今回は朝一でスーパーヴァームでアミノバイタルを流し込み、要所要所でエネルギージェルを投入。こういうのも効いてるのか???



そしてついにやってきた。この全縦大会最大の難関!!!摩耶山へ続くきっつ~い登りである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  よぉ~し行くぞ!!!










最大の難関に臨む。止ることなく登っていくが心拍の方も昇り竜のごとく上がっていく。はぁはぁ言いながら登って行くも途中で後ろにつかれたりしたときには道を譲った。
そして「ぶひぃ~」。稲妻坂を登りきった学校林道との合流点でついに座り込む。スタートから7時間。普通の山行なら終盤にさしかかろうかというところだろうがこの全縦に関していえばまだ半分にも到達していない。まぁそれはいいとしてちょっと休憩だ。




 
  そして行動再開。しんどいけども歩みは止めない。エネルギーを補給しながら止まらず歩く。えっさほいさ。止まったら負けだ。そして・・・










 「おぉ~!!!」登りきっちゃったよ。思ったよりもあっけなく登りきった。






何だろこれ?多少疲労は感じるけどこれまでで一番調子がいいかもしれん。先週の自転車レースでは「もう終わったかもしれん・・・」と思ったけどなんか今日はおかしいくらいに調子がいい。
 
 
 
 
 
 
  13時25分、摩耶山は掬星台に到着。予定の10分遅れで当初の遅れを11分短縮した。
 
 
 
 
 
 
 
 

5時35分、9回目の六甲全縦大会が始まった。ところで今回はこの大会に向けて色々対策というか計画を立てた。ここ数年、体力の衰えというかなんというかとにかくスタートからゴールに向けての自分のズタボロさ加減が著しい。体重の増加と残業地獄が原因と思っていたんだがよくよく考えてみるとあれだけの過酷な大会に参加するというのにそれに向けて全くトレーニングをしていない。夏休みの山行を終えるとあとはロードばかりで山には行っていなかったように思う。そこに加えて残業地獄で精神的にも体力的にも疲労が積もっている状態だった。20代や30代前半ならわざわざそんなトレーニングも必要なかったのかもしれんがもうそんなことは言えない年代に突入してしまった模様。というわけで今年は全縦に向けて少しばかりトレーニングをした。高尾山ー陣馬山の縦走なんだが距離は全縦の半分にも満たないので少しでも負荷をかけようと荷物を増やしてストックなしでの山行を9月から4回ばかり行った。予定ではもっと行くつもりだったんだが4回止まり。それでもしないよりはマシだしダブルストックが当たり前になってるところでのこのトレーニングは結構有意義だったと思う。そして今回はスタートからゴールまでの目標通過時間を決めた。ざっくりではあるけど何にも考えずに出たとこ勝負で歩くよりはペースとかいろいろ状況を考えながら歩く方がいいと思ったのだ。ちなみにその目標というのが妙法寺通過が7時45分、菊水山が10時、市ケ原が11時半、摩耶山掬星台が13時15分、三国池が14時半、六甲山郵便局が15時、ガーデンテラスが16時、最終チェックポイントが17時半で大平山手前の舗装路が19時で塩尾寺が20時半。ゴールは21時半という16時間半の計画だ。体力のある前半のタイムをきつめにして大崩れする後半のタイムにゆとりを持たせた。スタートは5時のつもりでいたんだが遅れることもあるだろうとこの計画自体は5時10分スタートで見積もっている。にもかかわらずさらに遅れた5時35分にスタート。この時点ですでに25分押している・・・。
この計画でいけばゴールは22時くらいになりそうだがあくまでもこの計画通りの時間で進めたい。なので16時間くらいでゴールできれば御の字だ。
毎度のことながらスタート直後は高揚感に満ちた楽しいモード全開の幸せな気分で歩く。こんなにたくさんの人達とこの時間から山に登ることなんて夏の富士山かこの大会しかないだろう。
 5時58分、旗振茶屋に到着。







 写真では明るいけど実際にはまだ夜が明けていない。











高倉台の団地を通過中。前方には栂尾山が迫る。




 




お~見えてきたぞー!!!










詰まっとる詰まっとる。この大会最初の渋滞ポイント、栂尾山へ続く階段上りである。

まだ時間的に早いからマシだけど・・・







遅くなればなるほどこの渋滞が長くなる。










上まで続くこの渋滞。遅くなるごとにこの先の渋滞ポイントの通過時間が長くなる。










こんな感じだけどまだマシな方だと思う。つーか5時に出発してたらどんな感じなんだろう?








でもこの程度なら休憩時間と思えばストレスはない。










おっ、あれは・・・












前半戦の第一関門、菊水山だ。

ところで今回は天候は晴れのち曇り。雨じゃない全縦って何年振りだろうか???雨が降らなかったのって初めの2回くらいであとは全部雨だったような記憶しかない。雨が降らないだけでも楽しいモードに拍車がかかる。
横尾山到着。時刻は7時03分。妙法寺に7時15分とか予定にしてるけど絶対無理だ。早くも計画が大きく崩れそう。25分遅れで出発したとはいえ、ここから7時40分までに妙法寺に到着するなんて無理だ・・・。まぁ後半にかけてゆとりを持って計画したので順々に巻いていこう。
 
 
しかし詰まるねぇ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてやってきました・・・
 
 
  
 
 
 
  
  
  
  
馬の背へ。


ここからも見える。






菊水山。前回はあそこから先でまさかの大失速。ひざ裏に痛みが出始めるわなんだのかんだのでどうにもならなかった。

で、馬の背通過。







   
ぱっと見は荒々しいんだけどね。実際には大したことはない。
 
続々と後ろから追いかけてくる。先を急ごう。

横尾に向けて高度を下げる。









横尾の住宅地を過ぎ阪神高速をくぐり妙法寺へ。
妙法寺で朝の生理現象解消タイムにしようかと思ったけどトイレがない???つーかあったのかもしれんけどなんか境内の雰囲気が以前と変わっててわからなかった。というわけで妙法寺小学校の交差点には7時58分に到着。43分遅れだ。



妙法寺小学校で朝の生理現象解消タイムにしようかと思ったけど今年もトイレは1つだけ。行列になってたのであきらめて先へと進むことにした。








そしてえっさほいさと高取山にとりつく。そして何度かお世話になってる市民トイレで朝の生理現象解消タイム。ラッキーなことに誰も並んでなかった。
心も体もすっきりして先へと進む。
ここの広場でも休憩なしで下りにかかる。今回は下りで踏ん張ることはせずに重力に任せ小走りで下る。走るのは禁止なのであくまでも「小走り」で下る。




長者町に到着。










次はあそこだ。











 傾斜のきつい丸山町の住宅地を進み










鵯越の駅前に到着。











皆さまここで休憩&補給中。










今回はお腹の調子もいいので浄水場のトイレもパスしてずんずん進む。出発して4時間が経つが疲労感はない。
その勢いのままついに到着。









菊水山への取りつきである。「苦しみに耐えるのもあなたの人生ですぞー」の看板は無くなっていた。

さぁ行くぞ。

渋滞が続いて自分のペースでは歩けないけどそれなりに前へと進む。途中で行列からフェイドアウトする人や傍らに座り込んでる人もいる。毎年の光景だけどここでへたり込んでたらとても宝塚までは持たないだろう。
汗をかきかきGPSとにらめっこしながら登っていくと・・・

頂上に到着。時刻は10時25分。予定の25分遅れ。当初の遅れを18分縮めた。