忍者ブログ
兵庫から単身赴任で東京に暮らす39歳。趣味は登山とロードバイクとか言いつつも激務にやられロードバイクは部屋のオブジェと化してる今日この頃。もう一度輝きを取り戻したい!!!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


14時20分、切合小屋に向け出発。写真に写りこむほどの大粒の雨である。










おっ、ニッコウキスゲか。ここはこれしか咲いていなかったけどその後もちょいちょいお花畑を通過した。












三国小屋を振り返る。このころ登山道の東方向からゴロゴロと雷鳴が聞こえた。うわぁ~、稜線上で雷は嫌よ・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はしご場に到着。これ、ネットで見たわ。簡単そうに見えたけど2段目のはしごから上は鎖になるんだけど雨で岩が滑るし足の置き場とかもちょっと戸惑った。










ガスで真っ白。














地味だけどこういうのが結構いやらしい。写真じゃ伝わらないけど右側がきれている。足元が斜めなので「ずるっ」っといったらと考えるとちょっと怖い。















15時14分、七森に到着。













岩場の登りもまだ出てくる。稜線に出たとはいえ楽しい稜線歩きとはいかない。飯豊山、なかなか強敵だ。












すれ違う人は何人かいたけど同じ方向に向かう人はいない。まぁ時間が遅いというのはあるとは思うんだが百名山とはいえやはり平日。夏休みに入ってるからと思ってたけど当てが外れた。しかし「おっ!!!」







 
小屋の姿が見えた。あれが本日のゴール切合小屋だ。コースタイムから考えたらあと25分くらいで着くはず・・・いや着きたい。











15時46分、種蒔山に到着。地図上ではこの先危険マークが付いている。残雪で滑落の危険ありとのこと。ビビりながら進んだけどそんなところはなく、地図をよく見るとこのマークは大日杉からのコースのものだった。











そのルートで小屋まで標高を下げていくのね。









さぁ頑張ろう。















小屋に近づくとこれまで険しかった山容が穏やかになってきた。












眼下には雪渓。















ケルンを越えると
















 小屋の屋根が見えた。ホッとした。













 16時05分、無事に小屋に到着。三国小屋からのコースタイムは1時間50分。ほぼほぼコースタイム通りだ。遅いっ!!!でもこれまでの経験で今の僕は縦走装備で歩くとコースタイムをキープするのがやっとと自覚したのでこの結果はまずまず。途中歩みを止めることも多かったのでもっと時間がかかってるかと思ってた。御沢の登山口からは6時間35分。ヤマレコでは縦走の人は5時間前後、日帰りの人で早い人なんかは4時間足らずでここまで来てるけどあの人たちはめちゃくちゃ健脚なんだろう。装備も日帰りの人達は装備も軽量だろうし。かといって同じ条件で同じよう歩けと言われても鈍ガメの僕には無理だ。
 
いや~やっと着いたぜ。













受付を済ませる。小屋番の人から「この時間だと本山小屋では怒られますよ。ここではそんな細かいことは言いませんけど。」とチクリと言われる。いや~すみません。仰る通りです。遅くとも15時には到着するのがこの世界では常識とわかってはいるんだけど今回は強硬策でどうしてもここまで来なくちゃいけなかった。ヤマレコの所要時間を見てうまいこといけば15時過ぎには着けるかなと思ったけど僕には無理だった。しかし剣ヶ峰で大雨に降られた時にはどうしようかと思った。無事に着いてよかった。
山バッチも購入し自分の寝床に案内される。みんな外に出てたり宴会してて誰もいないのでここで濡れた衣類を全部脱いでパンツも新しいのに交換。しかし初日からパンツまでぐっしょりいく羽目になるとは。
着替えてさっぱりしてから僕も外に出る。飯豊山はあちら方面。雪渓を渡るんだな。アイゼンはいらんという情報はヤマレコから入手済み。








反対側を見るとこちらも登山道上に雪渓が。あ~ここだな、地図上の危険マークのところは。 












17時を過ぎ晩飯を食べる。メニューはおにぎりみそ汁かけごはん。明日の行動食のおにぎりが雨でぐっしょり濡れてしまったのでみそ汁と一緒にコッヘルで煮て雑炊状にして食べた。 ほんとは明日の行動食に回す分もあったんだが衛生上やばそうだったので今日食べることにした。
 食後は晩酌タイム。山での晩酌タイム、非常に幸せだ。今日大活躍した虫よけスプレーとともにパチリ。横で食事中のおじさん二人に話しかける。大日杉から来たらしいんだけど昨日は時間切れで目洗清水でビバークしたとのこと。テント泊とのことで平らな場所さえあればどこでも寝れるんだろうけどビバークは嫌だな・・・。





しばらくすると太陽が出てきた。先ほどの大日杉からのルートにも日が当たる。












う~む、今更か・・・。まぁカンカン照りよりは良かったかもしれんが。いや良くないな。あんな大雨はいかん。












飯豊山方面。本山はあのガスの向こうとのこと。














テン場を見に行くとさっきのおじさん達のテントだけだった。再び晩酌してた場所に戻り「テン場貸し切りじゃないですか~」って言ったら笑ってた。











青空も見えるようになった。明日はこのまま晴れてほしい。













明日はいきなりあの急登だ。














しばらくするとガスが晴れて飯豊の本峰が見えた。













奥に見えるのが87座目の百名山、飯豊山である。














この景色を一緒に眺めていたさっきとは別のおじさんと話をすると「あっちが大日岳だ」と教えてくれた。明日は大日岳でみんなで酒を飲むんだと。つーかネットとかにもよく出てくる大日岳。地図で見たら飯豊連峰の最高峰とのこと。マジでか!?ここは全く眼中になく登る予定はなかったんだが「もしかして飯豊山って大日岳に登らんと登ったことにならんのか?」と焦ったけどあくまでも百名山は飯豊の本峰だった。

本日の記録  獲得上昇高度・・・1250m 獲得下降高度・・・95m 消費カロリー・・・4238kcal  
上昇高度が1250m。登ったな~。それに対して100mも下ってない。ほとんど登りだったな。我ながらよく頑張った。
PR

タクシーに乗り込み御沢の登山口を目指す。車内では運転手氏と色々な会話。一番気になるのは僕以外に今日川入に入った登山者がいるかどうか。結果は僕が今日初めての登山者。やっぱ一人旅は不安だ。







 9時20分。御沢の登山口に到着。タクシーが走り去り僕一人が取り残された。周りにはだーれもいない。夏休みとはいえ平日なので他に登山者がいるのか不安だったけど駐車場には車が停まってる。しかしこれが今日登ってる登山者のものかどうかはわからない。昨日登って今日下山する人のものかもしれない。でもひとまず僕以外に山に入っている人がいるのは間違いない。ちょっとだけ安心した。





 誰もいない中、87座目の百名山、飯豊山への挑戦が始まる。













2泊3日の山旅だ。














9時30分。登山口を出発した。















歩き始めは平坦な気持ちのいい道。














なんか南アルプスのような

















うっそうとした森。














9時38分。御沢小屋跡の分岐に到着。











ここからが本格的な登山道だ。

















写真じゃ伝わらんがいきなりの急登である。












ぶひ~きてますなぁ~。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
こんな感じで深くえぐれたところを登っていく。ブヨがまとわりついてくるので虫よけネットをかぶる。












 
 
 しかし急だ。
















 体中から汗が噴き出る。













10時20分、下十五里に到着。
  
  
  
  
  
  
  
 
 





急登が続く。汗が噴き出る。
  
   
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10時41分、中十五里に到着。
   
   
   
   
   
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 
 
11時08分、上十五里に到着。
     
     
     
     
        
 
 
 
      
  
     
     
     
ほんと写真では伝わらないけど急登なんです。
  
  
  
  
  
  
 

 
  
  

   11時42分、笹平に到着。補給食のおにぎりを投入。













そして急登をこなす。












12時01分、横峰小屋跡に到着。コースタイム3時間に対し2時間半で到着。まぁぼちぼちだ。ここまでで登ってる人はゼロ。下ってくるパーティーはいくつかあった。










ガスってきた。タクシーの運転手氏は「今日は雨は降らないね」って言ってたんだが。















  ばきっといってますな。













いや~いよいよ上の方はガスってますな。











12時30分、水場に到着。暑いのでコップで汲んで飲んでみた。冷たくておいしかった。











う~む、あそこを登るのか???














12時44分、地蔵山の分岐に到着。3時間40分のコースタイムに対し3時間14分。この辺から遅れが出始める。













尾根に出た。やっぱりあそこを登るのだ。












 

あ~そこが剣ヶ峰だな。見るからに岩場だ。















右手はガス。歩いていると樹林の方から「ガサガサガサッ!!!」と音がした。トカゲや鳥の類ではない。明らかにもっと大型の動物だ。「・・・・・・」ほんとにビビると声も出ない。様子をうかがうも向こうも動かない。「ガサガサガサッ!!!」だけじゃそんなに遠くには行っていない。すぐそこにいる。でも動かない。覚悟を決めて「失礼しますよ~」とおっかなびっくり横を通過。いやーほんと怖かった。 
 
 
 
 
 
 
先へと進むも相変わらずガスが。う~む・・・。上からは降りてくる人の姿が見えてちょっとホッとした。すれ違うとうちの両親よりも少し上くらいのご夫婦。いいねぇ。うちもこんな感じで夫婦で山に登りたいんだが。








道が岩場に変わってきた。 

















ついに剣ヶ峰の岩稜に突入。













 岩場を登っていると後で話声が聞こえた。さっきすれ違ったご夫婦と誰かが話してるようだ。だいぶ遠いので何を話してるのかはわからない。で、岩の途中で後ろを振り返ると







「おーい!!!」と僕を呼ぶ声が聞こえた。見ればおばさんが僕を呼んで手を振っていた。僕もそれに応えて手を振った。















 先へと進む。足場はしっかりしてるけど岩が嫌いな僕的には好きな道ではない。











写真で見ると何の変哲もないんだが実際にはなかなかのもの。













ガスが攻めてくる・・・。
 
 
 
 
 
  


 
 


 
 
岩岩を登る。













う~む、あそこを通るのね。








 

向こうの稜線は完全にガスに覆われている。

















岩場を越える。














鎖場を登る。














あそこも通らにゃならんのか・・・













おいおい、大丈夫か・・・










13時34分、剣ヶ峰に到着。トンボが乱舞している。雨が降る前に難所は通過したい・・・。













剣ヶ峰を過ぎても難所は続く。














あまり伝わらないけど両サイドはすぱーんって切れている。













荒々しいねぇ~。














雨がパラパラ降り始めた。




















本降りになる前にここを通過したい。












ぶひー、まだ鎖場があるのか・・・










こんなところで雨だけは勘弁だ。岩場が滑りそうで恐ろしすぎる。しかし・・・
「どわぁ~!!!」
めちゃくちゃ大雨が降ってきた。わらびもちみたいな超大粒な雨である。こりゃたまらんとザックカバーをし雨具を着る。しかしこの状況でこの岩稜帯を通過せねばならんのか・・・って最悪の状況じゃねーか!!!
ほんと降りっぷりが半端ない。この状況で先に進むのは気が進まない。後ろにいたあのおばさんと合流した方がいいかもと大雨の中、少し待機してみた。しかしまったく来るような気配はない。そもそもあの人はうしろをついて来ているのだろうか???大声で「おーい!!!」って呼んでたけどただ呼んでただけじゃなくて何か僕に伝えたかったのか???


そこから先は必死のパッチだった。待っても来そうにないので先へ進むことにした。もう大雨過ぎて写真を撮る余裕もなかった。途中、岩に「水」と書かれていた。「なに?すい?どういうこと???」 見れば崖の下へとロープが垂らされている。え~ここが水場?ってめっちゃデンジャラスな水場やんけ!!!つーか今は水場どころではないので先へと進む。最後「これどこに足置くの?」ってところがあったけど何とか通過した。









最後の岩場を登るとこの標識が現れた。「あー通過した~。」とやっとこさホッとした。








 
14時12分、やっとこさ三国小屋に到着。登山口から4時間42分。コースタイムは5時間10分。地蔵山の分岐からはほぼコースタイム通りの1時間28分。岩場で雨具を着たり後ろからのおばさんを待ったりしたもののひとまずコースタイム内には収まった。しかしあのおばさんは大丈夫だろうか???







小屋の前では小屋番の方が作業をされていて「いやーすごい雨だね」と話しかけてきた。雨が降る前に土砂崩れみたいな雷が鳴ったらしい。「ここから先も岩場が続くんですか?」と聞くと「いや、ここが一番ひどいよ」とのこと。う~む、岩場はないよとは言ってくれなかったか・・・。ここで軒先を借りて荷物の整理。雨が降る前はめちゃくちゃ暑かったから背中のハイドレーションがだいぶ少なくなっていたのでここで別に背負ってきた水を補給。とりあえずこれで切合小屋まで持たせねばならん。ここで小休憩をとる。補給食も取って切合小屋へと出発した。

7月28日、4時50分。郡山に到着。うぃ~、眠いわい。隣接するセブンイレブンで食料を調達する。











久々の郡山駅・・・ってわけでもないか。今年の正月以来だ。













でも駅の外に出ることはなかったから駅前の風景は久々である。












新幹線のホームには始発列車が停車中。














 福島を代表する主要駅。立派な佇まいである。












 
 
僕の乗る磐越西線会津若松行きは5時55分発。早く乗り込んで少しでも眠りたい・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   5時41分、列車に乗り込む。















超久々の磐越西線だ。16年ぶりだな。大学卒業間近で、同じゼミの子と若松城に行ったり喜多方でラーメン食ったりした。その後僕は日本縦断をすべく北海道へと向かった。
ほんとは久々の磐越西線を楽しみたいんだがこれからの激闘を考えると少しでも寝なければならない。電車に乗り込んですぐに目を閉じた。
郡山から30分ほど。目を覚ますと立派なお山が。










何山だろうか???わからんけど存在感のある立派なお山だ。













7時09分、列車は会津若松に到着。スイッチバックの駅だったのか。全然記憶にないわ。












次に乗り継ぐのはこの列車。暫し待ち時間である。














7時15分、列車到着。おぉ~キハ40系。つーかここから非電化なのね。これも全然記憶にない。












中からは高校生がわんさか降りてきた。夏休みかと思ったら部活とかなんかそういうのがあるのか???地域の足としてしっかり利用されているのがうれしい。










大好きなキハ40系に乗り込み再び目を閉じる。でもちょいちょい気になって目を開ける。結局喜多方までほとんど寝なかった。
7時59分、喜多方に到着。












改札へ向かう人々。














次の列車まで30分以上あるのでここで山の準備。メガネからコンタクトに替え歯を磨き登山靴を履き荷物をまとめる。
 会津若松行きの列車が到着。磐越西線はキハ40系が大活躍。うれしいねぇ。









近いうちに絶滅危惧種に指定されるであろう。老朽化とか新車投入でどんどん淘汰されている。














跨線橋から。キハ40系は僕的にも思い入れのある車両だ。可部線非電化区間の沿線で育ち広島駅から帰るときにわざわざ芸備線に乗っちゃうくらいのキハ40好きである。










駅名表をパチリ。お次の山都が下車駅だ。















僕が乗る新津行きが到着。カラーリングが昔の姫新線みたいだな。













おぉ~2両目は国鉄の急行色!!!ん???でもこれキハ40系だぞ。このカラーリングはキハ58系のイメージなんだが・・・。












ぶろろろろ~ん!!!と、力強いエンジン音を轟かせ列車は山都に向け出発。ローカルな風景に心が躍る。と同時に登山口の駅に到着するという緊張感も高まる。
 8時43分、山都に到着。山の中のローカル駅かと思っていたらSLばんえつ号も停車するようだ。まぁローカル駅には違いないが・・・。








サボを激写!!!














さぁ出発しますよー。意外にもここではたくさんの人が下車した。













新津に向けて出発。















なんかいいねぇ。こういう景色がいつまでも見られたらいいんだが・・・。













下車した乗客がさっさと改札をくぐっていく中、列車が見えなくなるまで見送った僕は一足も二足も遅れて改札をくぐった。予約していた客がなかなか出てこないものだからタクシーの運転手氏が改札前まで様子を見に来ていた。

今週は木曜日から夏休みをとって山に行った。行き先は東北の名峰 、飯豊山である。3月から高尾山から始まって丹沢、でここ一月の百名山巡りもこの飯豊山の為のトレーニングといっても過言ではない。とにもかくにもこの夏の、いやこの2016年度の超メインの山行である。と言いながらも山に行く準備は直前まで何もしていなかった。とりあえず登山口と下山口を決めただけで途中どこで泊まるかとか更には登山口まで、下山口山からのアクセスもろくすっぽしらべていなかった。行きは磐越西線の山都駅からバスで川入りまで入る予定・・・だったんだが直前になっこのバスが金曜日から月曜日までの曜日限定であることが判明した。ネットで人の山行記録を読んでいてたまたま発見。「マジか!?」と思いバスのHPを見るとちゃんとその旨が書かれていた。これに気付かなかったら今回の山行自体、えらいことになっていた。いや~危ない危ない。実際、これに似たことを体験したことがある。その昔、3月か4月のあたまだったかに霧島に登るべく小林駅に降り立ったところバス乗り場が見当たらない。「おかしいな~」と思って駅員に聞いてみたらこの春のダイヤ改正で廃止されたという。仕方なくタクシーで登山口に向かったんだがタクシーも停まってないような駅だったらえらいことになっていた。
で、今回は高くつくけど背に腹は代えられないので山都駅から登山口までタクシーでっくことにし、予約もした。で、肝心の山行の計画の方だが漠然と1泊目を三国小屋、2泊目を御西小屋にしようと思ったんだがこれだと3日で下山できないことが判明。休みは4日あるんだが4日目には鳥海山を登ろうと思っている。もともと鳥海山は7月のあたまに登るつもりだったんだが年明けからコツコツ貯めていた山の資金も底をつき掛けていたので経費節減のためこの飯豊山とセットにすることにした。
で、宿泊地なんだがヤマレコを見ていると川入から飯豊山を日帰りで往復するという猛者が結構いることが判明。そんな真似は鈍足な僕にはできないが皆さんの山行を見ていると三国小屋の1つ向こうの切合小屋まで縦走の人は5時間くらいで歩いている。山と高原地図のコースタイムでは7時間なんだが実際にはそんなにかからない模様。今回タクシーを利用するということでバスの終点である川入から登山口である御沢のキャンプ場までの時間も短縮できるのでここは切合小屋まで行くしかあるまいということで1泊目は切合小屋にした。で、2泊目は門内小屋に決めた。一つ手前の梅花皮小屋までがコースタイムで8時間。僕の場合、ここらあたりが限界なんだが3日目のことを考えてさらにコースタイムで2時間の門内小屋まで行くことにした。実は3日目に下山したあと米沢駅でレンタカーを借りる予定なんだが営業時間は19時まで。しかし普通に下山し小国から米坂線に乗車して米沢に着くのが19時15分。一応米沢駅の駅レンタカーには拝み倒して待ってもらうことになったんだができればそれより前に到着したい。そうなると飯豊山荘を11時40分にでるバスに乗らねばならない。となればやはり梅花皮小屋ではなく門内小屋まで行くしかないと判断したのだ。この山行での懸念箇所は初日の剣ヶ峰の岩稜と2日目の御秘所の岩稜。3日目の梶川尾根はよくわからんが急な下りになる模様。とりあえず2か所の岩稜帯の通過が心配だ。
というわけで7月27日、山の荷物を背負い出勤。もしもの時は会社から直接夜行バスの出発地である東京駅へと向かわなければならないからだ。幸い仕事は早めに終わりいったん家に帰って風呂にも入った。
さっぱりしてから田町駅に向かう。バスの出発時間は23時59分。仕事ののことを考えて一番遅い便を予約した。いい加減仕事の疲れも出てなかなかしんどい・・・。
バスに乗り込みさっそく寝る準備。今回の山行は初日がきつい。なんせバスの出発時間は23時59分で郡山の駅に着くのが4時50分。そこから1時間待って列車に乗り込むも乗り継ぎで山都の駅に到着するのが8時43分。列車待ちの時間や乗り換えもあって正直まともに睡眠時間が確保できないのだ。というわけで5時間足らずではあるが一番まとめて寝れるこの貴重な車内での時間を全力で睡眠した。

我が母校が今日も勝って甲子園出場を決めた。2年連続2回目の出場だ。一昨年は選抜に出たからこれで3年連続で甲子園に出ることになる。ツールが終わって燃え尽きた感があったけどここからまた燃え上がれるわ。去年は見に行けなかったけど今年はどうだろう。土日に試合をやれば見に行きたいな。テレビもいいけどやっぱり現場で見るのが一番だ。いやー今年も夢を見させてもらえるわ。幸せだな。というわけで頑張れ!!!我が母校!!!

今年のツールドフランスもとうとう幕を閉じた。今年のシャンゼリゼのスプリントを制したのはグライベル。最後の最後で勝ててよかったと思う。サガンが来るかと思ったけど最後はわずかの差で2着。しかし今年のシャンゼリゼはちょっと残念なことも。トニマルティンがひざ痛でリタイヤ。マジでか~と思ったけど相当ヤバいらしい。オリンピック大丈夫か???さらにキッテルとコカールもパンクでまともにスプリントに参加できず。キッテルめっちゃキレてた。しかしここにカヴがいないのはやっぱり寂しかったな。
総合はフルームで3位にはキンタナが入った。あー終わっちゃったな。毎日会社から帰って見るのが日課だった7月。夏が終わったな~って感じがするわ。次は高校野球からのブエルタだな。それまでちょっと休憩だ。あ、その間にオリンピックもあるな。まぁ結果しか見ないだろうけど。

ツールの第20ステージ。フルームが無難にマイヨジョーヌを守り2年連続で総合優勝。フルームも強いけどチームスカイの守りも鉄壁だ。強すぎる。はっきり言って総合争いに関してはスカイ以外は全く見せ場がなかった。総合に関してはほぼ無風。スカイの安定感が抜群すぎた。しかし今日でツールが終わる。夏の前半が終わるってことだ。寂しいねぇ~。次はブエルタだ。コンタドールも出場するって話だし。しかし今年のシャンゼリゼは誰がとるんだろうか???グライペルかサガンかって感じかな。

高校野球の話。我が母校が今日も勝ちついに決勝戦まで駒を進めた。今日の相手は崇徳。朝日新聞のバーチャル高校野球のHPで戦況を見ていた。ついにここまで来たか。次勝てば2年連続の夏の甲子園が決まるんだが相手は如水館。広陵相手に10対0というわけのわからん勝ち方をしてる。広陵のピッチャー、いいって話だったんだけどな。しかし相手が如水館となると数年前のリベンジだ。監督同士の兄弟対決でもある。いやー勝ってほしいな。今年も夢を見させてもらいたい。

カープの黒田、見事200勝を達成した。めでたい。新井の300号も達成できればよかったんだけどそれはまた今度。カープでは北別府に続き2人目。ほんと偉大な投手だ。人間的にも義理堅いし素晴らしい。これで優勝、日本一を達成できれば万々歳だ。カープの歴史のなかで伝説となる年となるだろう。

今日、黒田が200勝をかけてマウンドに登る。もう何度目の挑戦だ???チーム全体が緊張しちゃうのかなんかみんな固いんだよなぁ。でも今日こそは決めてもらいたい。ついでに新井も300号をかっ飛ばしてくれたら最高だ。期待したい。

今年のツールも今日を含めてあと二日。実質総合の争いは今日が最後である。コンタドールをはじめ僕が応援する選手はことごとくレースから去ってしまった。カヴもオリンピックの関係か休息日でいなくなってしまった。シャンゼリゼのスプリントをめちゃくちゃ楽しみにしてたので正直悲しい。最後のツールとなるカンチェラーラもなんだかんだで帰ってしまい寂しいわ~。総合の方はどうにもこうにもフルームで決まりだろう。キンタナは不発というか見せ場がなかったな~。今年のツールはなんつーか無風だったな。フルームが強すぎる。途中バイクを置いてランニングせねばならん状況にもなったけど今思えば「ありましたなぁ~」って感じのいい(?)思い出になってしまった。あれば悪い方に影響しなくてよかった。しかしあと二日か・・・。夏が終わるなぁ~。ちょっと寂しいわ。


各地で熱戦が繰り広げられている高校野球。我が母校は本日広島商業を倒しついに準決勝まで駒を進めた。あと2勝すれば2年連続の夏の甲子園である。去年は2回戦で清宮率いる早実に接戦の末惜しくも負けてしまったんだがその早実は今日八王子に敗れ夏が終わってしまった。去年のリベンジをって淡い期待をしていたんだがそう簡単に実現するほど甘いもんではない。我が母校の方もまだ甲子園が決まったわけではなくこれから最後の胸突き八丁である。もし今年甲子園でに出れれば春夏を通じて3年連続。考えただけでもワクワクするわ。がんばれ我が母校!!!

11時29分。下山にとりかかる。車を20時45分に返さねばならん。今日の調子じゃ下山後の風呂はないだろう。つーか時間内に車を返せるのか。そっちの方も問題だ。五地蔵山の分岐までコースタイムは1時間20分。僕の場合下りでコースタイムを巻くことはできない。しかもあの岩場を下るのである。13時に分岐に着けば御の字だ。




しばらくしていよいよ岩岩の急坂にさしかかる。ストックを納める完全なる両手両足モードで挑む。
下ったところを振り返る。ここでスリップしたらただじゃ済まん。
後ろから来たおじさんが「下りでストック使わないの?」と聞いてきた。「両手両足投入しなきゃ怖いんで」と答える。もう格好がどうとか言ってる場合じゃない。3点支持で慎重に岩場の下りを無事通過。登りの時に思ったほど厄介ではなかったけど時間はかかった。
 
 
  
 
五地蔵山からの下りのことを考える。地図によると急坂が続く模様。急坂ってどんなんだろ???今みたいな岩岩の急坂が続くんだろうか???だったらピストンした方がよくないか???でもあの鎖場を下るのか~。帯岩に降りるところの鎖が嫌だ。行きの時も足がかりがなくて腕の力で無理やり登ったからな。あそこが嫌だ。




ひーひー言いながら五地蔵山を目指す。

















 アップダウンが地味にこたえる。時刻は13時を回った。まだ五地蔵山の分岐に着かない。前方に先行者の姿が見えた。追い抜かれてばっかりだったからちょっとホッとした。
13時07分。やっとこさ分岐に到着。17分遅れである。ここで先行者のご夫婦は一不動の避難小屋方面へと進んでいった。う~む、弥勒尾根じゃないのか・・・。
ここからは再び一人旅である。笹原を切り開いたような道で笹の根っこがそこらじゅう張り出した道である。傾斜は急で足元はにゅるにゅるで滑りやすい。



鎖がつけられていたりするけど、なくても支障はなさそう。ただし急ではある。










足元はにゅるにゅる。めちゃくちゃ滑る。













 
  眼下に牧場が見える。下界は晴れている模様。














写真じゃ伝わらないけど急で足元の悪い道だ。 心配していた岩岩の道でないのがせめてもの救い。しかしスパッツをしていないのでブーツが泥だらけだ。













足元はこんな感じ。













ガスガスエリアを抜けると樹林の中にも日が差し込んでくる。こないだの越後駒ヶ岳と同じだ。












こういうところを下っている。乾いてりゃまだマシなんだろうけど・・・








 
 
にゅるにゅるして踏ん張りがきかん。黙々と下って行くと先行者に追いつく。ご夫婦のパーティーだ。「足場が悪いですね」と話しかけると笑っていた。











 さらに下ると30代くらいの単独行の人に追いついた。ヘルメットをもっている。戸隠から来たのかな?これまた「足場が悪いですね」と話しかけると「もう最悪です」って返ってきた。
コースタイムは1時間50分だけどそれ以上に長く感じる。それくらい癖のある下りが続く。








ちょっとだけど登り返しもある。しかしこのルート長いわぁ。 











で、やっとこさ牧場の手前まで下りてきた。沢を渡るところで泥だらけのブーツを洗う。














牧場に降臨。













お馬さん。


















六地蔵山からここに出てきた。いやー長かった。









さぁ駐車場を目指せ。















牧歌的な風景。














これが最後の沢となり














あとは牧場の中を歩いていく。














 気持ちよさそうに寝そべってる。あれ何山だろ?高デッキ山か???















15時09分、8時間40分ぶりに一不動への登山口に帰ってきた。












で、お馬さん。















牧場の中は観光客も多い。キャンプ場に牧場、近くにはきれいな川も流れてる。戸隠、いいところだ。












そしておそば屋さん「岳」到着。登山バッチと













ソフトクリームを購入。ソフトクリーム、うまかった。













というわけで86座目の百名山、高妻山に無事登頂。いやー高妻山、きつい山だったよ。少なくとも心身ともに健康じゃない時に登る山じゃないと思った。

本日の記録・・・なんだけど凡ミスでプロトレックもハートレートモニターも間違ってボタン押しちゃって記録を消してしまった。消費カロリーは6000kcalくらいで標高差はえーっと・・・わからん。単純計算でも1300mは登ってると思う。楽しみにしてたのでめちゃくちゃショックだった。
16時前に駐車場を出発。帰りは来た時と違ってナビは長野インターを指示している。行程は行きよりも20kmほど短い。しかし街なかを抜けることになるので遠回りでも信濃町インターから高速に乗った方が早いんじゃなかろうかとも思った。しかし20kmの差というのにかけてみた。しかし結果は・・・渋滞にはまって1時間たっても長野インターにたどり着いていなかった。多分信濃町インターから高速に乗った方が早かったと思う。で、レンタカー屋には10分ほど遅れて到着した。う~む、疲れたー。

避難小屋で小休止。ここから次の目標地点、五地蔵山の分岐まではコースタイムで50分。じゃ40分目標に歩こう。
山頂まで150分か。10時半には頂上だ。











ガスの中に牧場が見える。















こういうのが1から10まであるらしい。そういや小屋を出てすぐのところにもこんなのがあったな。たぶんそれが1だ。












けっこう切りたってるんだがガスで霞んでいる。どかっぱれならかなり迫力のある景色が見れたかもしれない。












雨が強くなりここでやっとさ雨具を着る。とともに先ほどのアドレナリンがきれてきた。なんかしんどい。体にキレがない。気持ち的にもどよーんとしている。こんなんで登れるんだろか???時間ばかり過ぎて全然前に進んでないような気がする。










9時04分、五地蔵山に到着。40分で到着どころかすでに1時間が経過しようとしている。この距離ですでにコースタイムよりも10分ほどの遅れが出ている。大崩れもいいところだ。









一歩道を外れたところに山頂の山名標があった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここが6番目。












五地蔵山の分岐はどこだと思いながら歩くこと13分。やっとこさ分岐が現れた。コースタイムの20分遅れでやっとここまで来た。こりゃもうコースタイムがどうとか言うのではなく最後までたどり着けるかどうか。そこだけだ。









これ7番目。ここからは下りが始まる。正直詳しく調べてはないけどここから山頂まではアップダウンを繰り返し山頂前のがどうにも急らしい。小屋を出てからすぐに後ろからの人に道を譲ってから全く人会ってない。天気も悪いし気持ちも沈む。









これ8番目。雨降りなんでレンズに水滴が。














調子は一向に上がらない。景色もこんな感じ。近年まれにみる体調の悪さ。しかしここまで来たら行くしかない。













アップダウンを繰り返しこれが9番目。ところで今回のコースはピストンではなく先ほどの五地蔵山の分岐を牧場方面に下る周回コースだ。しかし僕が愛読しているヤマケイの百名山地図帳の初版にはこのルートが載っていない。ヤマレコで皆さん周回コースで登られてて山と高原地図にもこのルートは載っている。何なんだろね???しかしこれは後で知ったんだけど五地蔵山から牧場に降りるルートは最近整備されたルートであるとのこと。家に帰ってから山と高原地図のガイドに書いてあることを読み、また長野市のHPで知った。最近の山行はろくすっぽ調べずに出かけ、登頂後に改めて調べた時に色々なことが判明するといういかがなものか的な山行が続いている。反省せんとな。
10のうち9まで登ったということで少し平坦なところを歩けるのかなと思ったところそんなことはなく












急登が始まった。これを登れば山頂か。











にゅるにゅるゾーンに突入。こんな感じで山頂まで登っていくのかと思いきや












こんなのが連続する。正直認識が甘かった。越えても越えてもこういうのが続く。ぶひー、めっちゃきつい。両手両足を動員でよじ登る。こういう登りが続くときには必ず思う。「帰りはここを下らにゃならんのか・・・。」
ふぅ~。気が重い。しかしこの登りは今の僕には絶望的にきつい。つーかこれまでの登山人生で5本の指に入れてもいいくらいのきつさだ。きつすぎて写真を撮る余裕もなかった。両方の手のひらも泥だらけである。




完全にノックアウトされヘロヘロになりながら山頂を目指す。ここまで来ると前から下山にかかる人たちが向かってくる。皆さん早いなぁ~。









 
 あれ?これ山頂???と思ったそこは例の1から10の10番目。誰もいないからおかしいとは思ったけど10番目が頂上じゃないのかー。山頂はもう少し先である。どこまでも厳しい山である。











 そして11時12分。86座目の百名山高妻山に登頂。いや~きつかった。特に最後はめちゃくちゃきつかった。ごらんの通り周囲は真っ白で何にも見えない。周りの人に「最後きつかったですねー」と無理やり同意を求めてへたり込む。ほんと疲れたー。補給をとりながら振り返ると一不動の避難小屋からここまで3時間6分。小屋横の道標のコースタイムは2時間半で山と高原地図なら2時間40分。ボロボロだけどこれくらいの遅れで済んでよかった。下界から数えるとここまでのコースタイムは4時間55分。一不動までで稼いだ貯金を全て使い切った計算だ。それでも今の自分からすればそれくらいで済んでることがとても意外だ。とにかく頂上まで来れた。あとは何時間かかろうと下界まで下るだけだ。

7月17日。朝5時20分起床。睡眠時間は5時間足らず。体が重い。気持ちも上がらない。途中で何度か目が覚めたけど正直心身ともに「行くぜ!!!」という気分ではない。こんなんで登れるんだろうか・・・という気持ちも強く正直「そば食って観光して帰ろうかな・・・」なんて思っていた。こないだの越後駒よりもさらにひどい状況だ。
そんな気分ではあるけどここまで来たという義務感から準備をして出発した。




6時11分、駐車場を出発。先行者3人の後ろをついていく。











道の反対側、キャンプ場の入り口からこの日の山行が始まる。










 
 



標識の下にある「岳」というおそば屋さん、ここで登山バッチを売っているという情報は入手済みだ。選考の3人はここで右に曲がらずまっすぐ進んだ。よくわからんけど戸隠に登るのかな???









 朝6時過ぎだけど多くのキャンパーたちが普通に動きまわっている。子供たちも元気だ。僕もこういうことを家族でやりたい。ひょんなことからテントを含めたキャンプセットを手に入れたんだがまだ開封もしていない。川西の家の元自転車部屋に置いたままだ。何とか今年中に1度はキャンプに行きたい。








目の前にボコボコした山が現れる。「なんじゃありゃ???」家に帰って調べたらあれが戸隠山だった。












牧場の入り口。登山口はまだまだ向こうだ。途中、遭難注意の文言が書いてあるのを見た。戸隠の蟻の戸渡り。いや~あそこは怖すぎでしょ。筋違いながら戸隠が百名山じゃなくてよかったと思う。











お馬さん。














先ほどのお三人と途中で合流。ちょっと安心した。













ここからが本格的な山道となる。しかしまぁ心身ともに調子が上がらない。こんな気持ちで登るのってそうそうないわ。








 




数日がかりの縦走で調子が悪い日があるけどその時の気分よりなおひどい。好きで来ているものの早く登って家でのんびりしたいとかそういうことしか頭になかった。











渡渉を何度か繰り返す。写真では結構明るいけど実際には曇りで暗いのでシャッタースピードが遅くなりぶれる。












この3人パーティーとはペースが合う。つかず離れず後ろをついていく。しばらくすると降りてくる女性二人のパーティーとすれ違った。時間的あまりにも早いので「もう降りてきたんですか?」と聞くと「鎖場が怖いので引き返してきました。」とのこと。えぇ~マジか!?滝の方?それとも帯岩???そこまでは聞かなかったけど引き返すほどの鎖場ってどんなんよ???情報ではそこまでの鎖場ではないと思うんだが・・・。つーかその辺のリサーチもしないでこの高妻山にやって来たのか???自分も偉そうな事は言えんが見た感じあまり山のベテランと感じはしなかった。人生においては僕よりもだいぶベテランだったけど。 
  渡渉を繰り返しながらしばし歩くとなんと雨が降ってきた。うそぉ~。今日は曇りの予報だったではないか。だから来たんだぞ。雨だったら鎖場が嫌だから来てなかったのに。暑いのでレインウェアは着ない。しかし荷物が濡れるのが嫌なのでザックカバーは被せた。
 
 
 
  
 
 
 
 
 
件の3人パーティーとは休憩とかの間に抜きつ抜かれつを繰り返した。そして雨具を着るパーティーをスルーししばし歩くと
出たっ!!!一枚岩の滑滝にかかる最初の鎖場である。ちょうど先行者が登りきろうかというタイミングであった。時刻は7時22分。駐車場から1時間余り。結構近かった。雨で濡れてるし嫌だなーと思いながら鎖を頼りにフンガフンガと登る。足がかりはそれなりにありツルツル滑るわけでもなかったのでよかった。










上から下を見下ろす。













ここから傾斜が上がる。この次には帯岩が現れるんだと思うとこれまでの気怠さが消えて頭もクリアになってきた。これってアドレナリンが出てるってことなのかな???
 
 
  
   
   
   
   
   
   
   
下を見るとこんな感じ。結構な登りだ。そして・・・










きたー!!!帯岩のトラバースである。早くも本日の核心部、一番の心配所に到着だ。










ここを登りトラバースにかかる。














横に流れ落ちるのは不動滝。














怖いのであまり周りをきょろきょろする余裕はないがごらんのようにステップが切られているので足場はしっかりしている。見た目ほどの危険性はなく普通に二足歩行で通過することができた。












後ろを振り返る。












 後続が僕に続く。

 













  雨で滑るということもなく無事に通過できた。僕的にはこの後にある鎖で岩を乗り越えるところの方がなんか滑りやすくて嫌だった。(写真は撮り忘れた。) 8時03分、一不動の避難小屋に到着。駐車場から1時間52分を要した。コースタイムは2時間15分。このコンディションで考えたらまぁまぁのペースだと思う。というわけでひとまず無事に難所を越えホッとした。 
   
   

今週も山に行ってきた。高妻山である。本来ならこの3連休で家族が東京にやってくる予定だったんだがいろいろあってなくなってしまった。で、この3連休の使い道を考えていた。せっかく3日あるんで妙高・火打をやろうかと思ったけどこのところ仕事がきつい。閑散期が終わりをつげさらにトラブルを抱えていて結構心身ともに疲れている。ということで2日がかりの妙高・火打は来年にして1日で片の付く高妻山に行くことにした。しかしこの高妻山、心配なところが2カ所ほどある。一枚岩の滝のところにかけられてる鎖場と帯岩のトラバースの鎖場である。高所恐怖症の僕は帯岩のトラバースを画像で見た時気絶しそうになった。ステップが切ってあるから大丈夫とか言われてもここを通るのは非常に気が重い。その部分を除いてもヤマレコとか見ると結構きつい山との記載が多い。山頂手前の登りも急らしい。地図で見てもそこの部分は「急坂」となっている。
前日の金曜日、ヘロヘロになって帰宅。本当ならこの日に出発して土曜に登るつもりだった。雨が降ると件の鎖場が滑りやすくなるらしく、雨の心配がかろうじてなさそうな(降水確率40%。曇り)なら何とか大丈夫ではないかと思ったのだ。日曜と月曜は雨降りの予報だったので行くなら金曜の夜からしかないと考えていた。しかしこの日は仕事のトラブルが全く解決しておらず精神的にも落ちまくっていてとても山に行くような状態ではなかった。とにかくこの日は山のことは忘れてツールを見てからすぐ寝た。
翌日、起きて部屋の掃除やら何やらやってるうちになんか気持ちが回復してきた。テレビを見てても「3連休初日」みたいなフレーズがよく出てくる。そして15時過ぎ、「行くか。」と決断した。しかし気持ちの半分くらいは義務感というか強迫観念というかこの3連休で1座も百名山を登れなければ今後のスケジュールが厳しくなるという現実。そういう気持ちから決断した。山登りは好きなんだがおかしな話、最近の山行は無理やりというか自らを奮い立たせての山行が少なからずある。会社のポジション的にもいつまでも土日が休みというわけにもいかんし関西に戻るとなれば東日本の百名山は圧倒的に登りにくくなる。そういうのを考えるとここは行かねばならんだろうという気持ちになってしまう。ピークハントばかりに気を取られる現実も認識してるけどそれでも100座登りたい。たまにこんな形の山行に疑問をもつこともあるけどそれでも無事に下山した時には達成感も充実感もあって幸せな気持ちにはなる。
そしてレンタカー屋に電話を入れる。いつものニッポンレンタカーには3連休で車がないと断られたのでトヨタレンタカーに切り替える。すると「プロボックスならご用意できます」との回答。プロボックスか~。しかも喫煙車。しかし背に腹は代えられないのでそれでOKした。
20時45分、田町のレンタカー屋をスタート。ゴールは戸隠キャンプ場。ナビの言うとおりに運転したんだが中央道経由かと思いきや関越→上信越道経由だった。走っていると雨が降り出す。う~む・・・。明日登るときにはあの鎖場は渇いてるのであろうか。
更埴ジャンクションを越え長野インターで下りるのかと思いきや信濃町インターまで引っ張られる。23時50分、インター近くの道の駅に到着。戸隠キャンプ場まではあと10キロ少々。今日はここで寝て明日の朝登山口の駐車場まで向かってもいいんだが、考えた結果このまま向かうことにした。まさかの駐車場満車とか嫌なので駐車スペースを確保したい。というわけで戸隠キャンプ場の登山口の駐車場に向かう。到着すると停まっているのは数えるほど。悠々と車を停めることができた。

今日のツール第12ステージ。モンヴァントゥーがゴールということで楽しみにしていたんだが最悪なことが起きた。キンタナとフルームの戦いでフルームが力の差を見せつけた。しかしその後最低な事件が起こる。最低な客の最低な行為でカメラバイクが急停車。そこにリッチーポートが激突。その落車にフルームも巻き込まれた。しかもバイクが壊れ、やむなくフルームが走って山を登るという信じられないというかショッキングというか言葉にできない痛々しい姿がテレビに映った。もうこんなことなら観客に規制をして全員締め出してしまえばいいと思う。山岳でのあの熱狂的な雰囲気はグランツールでの醍醐味ではあるけど、このことで勝利を逃すようなことになるなら史上最低な事件として一生歴史に残ると思う。ニュートラルカーからバイクを受け取るもサイズが合わずしかもペダルもシューズのクリートと合わずそれでも懸命に走ろうとする姿は見ていて涙が出そうになった。こんなのは見たくない。これでフルームが勝てなかったらと思うと怒りに震える。これまではコンタドールを応援していて正直アンチフルームだったけど今からはフルームを応援する。ここで気持ちを切らずに明日からは気持ちを切り替えて走ってほしい。頑張れフルーム!!!
PS・・・審議の結果、フルームに救済措置が出た。マイヨジョーヌをキープ。当然といえば当然だけど後味が悪い結果になった。イエーツは一度は手にしたマイヨジョーヌを手放さなければならなくなったし今回の件でフルームのメンタルが心配だ。しかしイエーツは災難続きというか波乱に満ちた大会になったな。フラムルージュにぶつかって怪我したりと。とにかく本人の責任じゃないところでのハプニングがレースを左右するようなことはあってはいけない。

今日のツールもフルームの強さが際立つステージとなった。なんと平坦ステージにもかかわらずフルームが終盤で逃げをかけた。逃げの集団は4人。その中にはゲラントトーマスとサガンがいてものすごいスピードで後ろを引き離す。グリーンジャージとイエロージャージがぶっちぎりで逃げる姿は「いや~こりゃほかの人勝てんよ」って感じだった。最後はサガンがとったけどフルームもボーナスタイムを獲得。いやーフルーム強すぎるわ。付け入るスキがない。完璧だ。最盛期のランスばりだ。←リアルタイムで見たことないけど。
これからの山岳でもキンタナは歯が立たんような気がするな。つーかまだ息をひそめてるだけなのか???でも今のフルームはあまりにも強すぎる。このままいきそうな気がするな。

コンタがリタイヤしたツール第9ステージ。大雨が降り注ぐ中、総合勢には大きな動きはなかった。しかしフルーム強いわ。キンタナもついては行ったけどこの先なかなか逆転は難しいかもしれん。コンタがいなくなったから正直総合勢で気持ちを入れて応援する選手がいなくなった。あとはカヴとサガン、カンチェラーラにトニ・マルティン、フランク・シュレクくらいだな。あ、もちろん幸也も。明日は休養日。見てる側も休養日だ。

非常にショッキングなことが起こった。コンタドールが第9ステージ途中でリタイヤしたのだ。非常にショックである。初日に落車、翌日も落車。フルームからもじわじわタイムを失い正直総合優勝は厳しいかなと思っていた。今日はメイン集団から飛び出してみたり勝負をかけた走りだったけどその後遅れ、そしてリタイヤ。スタート前から熱があったらしい。そんな状況で獲得標高5000mとかやっぱ無理だわな。これが最後のツールとなれば悔やむに悔やみきれない。しかし4月に辞めるの辞めるかもってなって正式に来年も現役続行。来年はどうやらトレックに移籍するようだ。その契約を明日するのではないかというところで本日リタイヤ。う~む、落車さえなかったらな・・・。たらればはダメだけど。でも万全な体調でフルーム、キンタナとの戦いが見たかった。残念としか言いようがない。コンタ抜きのツールはあと2週間続く。

今週末は久々に遠出せず東京にいた。昨日は部屋の掃除をしてから三田の図書館に行きヤマケイを立ち読み。今年のから涸フェスでは田中陽希が来るらしい。その後御徒町のODボックスにテーピングを買いに行った。石井スポーツのメンバーズカードで5%引き。いつからこれやってたんだろう???その後大井町の西友でお買い物。僕の来ているYシャツは襟のところが破れてみっともないことになっているので半袖のYシャツを2枚購入。あと肌着も首回りが破れちゃってるのでこれも買っといた。一度買うと何年も着倒すからねぇ。若いもんの目もあるんでここらで新調しといた。といっても西友に置いてるYシャツの中でも一番安いものを購入。それでいいのだ。
で、今日は久々にロードで走った。いつもの大井ふ頭である。夏だし暑いしでボトルを2本用意。うち1本は頭からかぶる用の水である。朝から行こうと思ったけど起きたのは9時過ぎ。そっから飯を食い洗濯をし気づくと時刻は11時半過ぎ。「やばい、そろそろ出るぞ」とバイクを見るとなんとサイコンの電池が切れていた。もぉ~と言いながら電池交換である。結局家を出たのは12時過ぎだ。
しかしまぁ超久々のロードである。1月半ぶりくらいだ。こんなんで足が回るかしら???大井ふ頭に入りいよいよスタート。今日はボトル2本に加え背中には凍らせたパックのゼリー飲料を3本入れている。いつもよりも重い。大勢の人と走りたいところなんだけどふ頭の中にはパラパラとローディー達が。前回来た時よりは少ない。さっそく頭から水をかける。合わせて両腕と太ももにも。いや~気持ちがいい。やっぱ夏はこうじゃないと。ロードには乗ってなかったけど山には登っていた。今年の走りはじめのころよりはマシなんじゃなかろうかと思いながら今日の目標を6周とする。距離にしてざっくり75kmだ。今日は2周ごとにラップタイムを計った。最初の2周は54分43秒。続いての2周は56分23秒。で、最後の2周は59分53秒。信号待ちの時間もあるとはいえ見事にタレていく様子が見てとれる。で、今日は体力的にもう1周できそうだったんでもう1周行っといた。ここまで来たら100km行っとこうかなと思ったけどやめた。しかし思ったほど酷くはなかったと思う。次はいつ走ることになるのかねぇ。しばらく週末は山籠もりが続く。

本日の記録  走行距離・・・95.66km  平均速度・・・25.2km/h  最高速度・・・38.6km/h  消費カロリー・・・2614kcal   まぁぼちぼちですな。前回より1周分少ない&平均速度が0.2km/h遅いけど自分的にはまぁまぁだと思う。

今年の涸フェスは7月28~31日に開催される模様。そしてなんと田中陽希もやってくる。先月NHK文化センターでの講演会を泣く泣くキャンセルした身なのでぜひとも行きたいところなんだがこの日は今年の目玉の山行である飯豊山に行っている。ついてないなぁ。まぁ人気者の陽希なので東京にいるうちに会えるだろう。つーかからフェス、こっちにいる間に行きたいなぁ。関西からだとちょっと遠いんだよね。まぁ来年に期待だ。

本日のツール第8ステージ、フルームがぶっちりでステージ優勝した。山岳を登りきったところからのアタック。クラウチングでかつブンブンペダルを回し圧倒的な強さを見せた。一方でコンタドールは今日もついていけず大きくタイムを失った。う~む、もうダメかな。正直フルームに勝てそうな気が全くしない。つくづく初日の落車が悔やまれる。寂しいわ。

ツールドフランス第6ステージ。我らが幸也が見事敢闘賞に選ばれた。うれしい!!!自身2度目のツール敢闘賞。素晴らしい!!!本音を言えばステージ優勝をって思ってたけどあえなくメイン集団に飲み込まれた。つーかその集団を引っ張っていたのは去年までのチームメイトのヴォクレール。いや~マジかよ。
そしてステージを制したのはまたもやカヴェンディッシュ。幸也はステージ優勝とれなかったけどカヴがとったから僕的にはこれまたうれしい。これで今大会3勝目。いや~いい。すごくいい!!!一時は「カヴの時代はもう終わっちゃったのか?」と思う時もあったけどもうひと花咲かせてくれた。これは今年のシャンゼリゼは期待できそうだ。

ツール第5ステージ。コンタドールはまたもやタイムを失ってしまった。つーか僕的には仕事終わりに飲みに行くことになってリアルタイムでは見れなかった。録画はしてたんだが帰宅後に寝落ち。今日家に帰ってから見ようと思ってたんだが我慢できなくなって昼休みにシクロワイアードを見てしまった。コメントで「目標をかえなければならないかもしれない」というような事も言っていた。要するに総合ではなくステージ狙いに変更するということだ。いや~まだ第1週目なのになんか寂しいな。すべては第一ステージの落車が原因だ。あれさえなければ・・・。万全な体調でフルームとのガチンコ勝負を見たかった。あと2週間。何とか総合争いに返り咲いてもらいたい。