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兵庫から単身赴任で東京に暮らす39歳。趣味は登山とロードバイクとか言いつつも激務にやられロードバイクは部屋のオブジェと化してる今日この頃。もう一度輝きを取り戻したい!!!
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避難小屋で小休止。ここから次の目標地点、五地蔵山の分岐まではコースタイムで50分。じゃ40分目標に歩こう。
山頂まで150分か。10時半には頂上だ。











ガスの中に牧場が見える。















こういうのが1から10まであるらしい。そういや小屋を出てすぐのところにもこんなのがあったな。たぶんそれが1だ。












けっこう切りたってるんだがガスで霞んでいる。どかっぱれならかなり迫力のある景色が見れたかもしれない。












雨が強くなりここでやっとさ雨具を着る。とともに先ほどのアドレナリンがきれてきた。なんかしんどい。体にキレがない。気持ち的にもどよーんとしている。こんなんで登れるんだろか???時間ばかり過ぎて全然前に進んでないような気がする。










9時04分、五地蔵山に到着。40分で到着どころかすでに1時間が経過しようとしている。この距離ですでにコースタイムよりも10分ほどの遅れが出ている。大崩れもいいところだ。









一歩道を外れたところに山頂の山名標があった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここが6番目。












五地蔵山の分岐はどこだと思いながら歩くこと13分。やっとこさ分岐が現れた。コースタイムの20分遅れでやっとここまで来た。こりゃもうコースタイムがどうとか言うのではなく最後までたどり着けるかどうか。そこだけだ。









これ7番目。ここからは下りが始まる。正直詳しく調べてはないけどここから山頂まではアップダウンを繰り返し山頂前のがどうにも急らしい。小屋を出てからすぐに後ろからの人に道を譲ってから全く人会ってない。天気も悪いし気持ちも沈む。









これ8番目。雨降りなんでレンズに水滴が。














調子は一向に上がらない。景色もこんな感じ。近年まれにみる体調の悪さ。しかしここまで来たら行くしかない。













アップダウンを繰り返しこれが9番目。ところで今回のコースはピストンではなく先ほどの五地蔵山の分岐を牧場方面に下る周回コースだ。しかし僕が愛読しているヤマケイの百名山地図帳の初版にはこのルートが載っていない。ヤマレコで皆さん周回コースで登られてて山と高原地図にもこのルートは載っている。何なんだろね???しかしこれは後で知ったんだけど五地蔵山から牧場に降りるルートは最近整備されたルートであるとのこと。家に帰ってから山と高原地図のガイドに書いてあることを読み、また長野市のHPで知った。最近の山行はろくすっぽ調べずに出かけ、登頂後に改めて調べた時に色々なことが判明するといういかがなものか的な山行が続いている。反省せんとな。
10のうち9まで登ったということで少し平坦なところを歩けるのかなと思ったところそんなことはなく












急登が始まった。これを登れば山頂か。











にゅるにゅるゾーンに突入。こんな感じで山頂まで登っていくのかと思いきや












こんなのが連続する。正直認識が甘かった。越えても越えてもこういうのが続く。ぶひー、めっちゃきつい。両手両足を動員でよじ登る。こういう登りが続くときには必ず思う。「帰りはここを下らにゃならんのか・・・。」
ふぅ~。気が重い。しかしこの登りは今の僕には絶望的にきつい。つーかこれまでの登山人生で5本の指に入れてもいいくらいのきつさだ。きつすぎて写真を撮る余裕もなかった。両方の手のひらも泥だらけである。




完全にノックアウトされヘロヘロになりながら山頂を目指す。ここまで来ると前から下山にかかる人たちが向かってくる。皆さん早いなぁ~。









 
 あれ?これ山頂???と思ったそこは例の1から10の10番目。誰もいないからおかしいとは思ったけど10番目が頂上じゃないのかー。山頂はもう少し先である。どこまでも厳しい山である。











 そして11時12分。86座目の百名山高妻山に登頂。いや~きつかった。特に最後はめちゃくちゃきつかった。ごらんの通り周囲は真っ白で何にも見えない。周りの人に「最後きつかったですねー」と無理やり同意を求めてへたり込む。ほんと疲れたー。補給をとりながら振り返ると一不動の避難小屋からここまで3時間6分。小屋横の道標のコースタイムは2時間半で山と高原地図なら2時間40分。ボロボロだけどこれくらいの遅れで済んでよかった。下界から数えるとここまでのコースタイムは4時間55分。一不動までで稼いだ貯金を全て使い切った計算だ。それでも今の自分からすればそれくらいで済んでることがとても意外だ。とにかく頂上まで来れた。あとは何時間かかろうと下界まで下るだけだ。
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