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兵庫から単身赴任で東京に暮らす39歳。趣味は登山とロードバイクとか言いつつも激務にやられロードバイクは部屋のオブジェと化してる今日この頃。もう一度輝きを取り戻したい!!!
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ふと目が覚めた。ここはどこだ?と思っていたら、間もなく函館に到着する旨の車内放送が流れた。
 2時52分。函館に到着。













今度こそ最後になるであろう函館での儀式に立ち会うため最後尾へと走る。











夜行で来る函館駅。なんかいいわ。夜行列車の長時間の停車ってなんかいい。ムーンライトでの岡山とか浜松、ミッドナイトの時は長万部でも結構長い時間停まってたな。懐かしい。









この向こうからED79がやってくる。












もう来るだろうと待っていたけどなかなか来ない・・・












もういいやと思い改札を目指す。ここでも下車印を押してもらうと思ったのだ。ついでにDD51から切り離された「元」先頭車両をパシャ!!!









う~む、去年の北陸新幹線を思い出させる雰囲気だな。









改札で下車印を押してもらい再びホームへ
 

ほんとにこれが最後。この表示を見るはほんとのほんとに最後。











いろんな思い出をありがとう。













ホームに戻るとまだED79は来ておらず今まさに到着するという状況だった。ラッキー。











そしてED79がやってきた。







 




速度を落としゆっくりゆっくり・・・













よぉ~し!!!もう少し。












って感じでみんなが見守る、連結作業が遂行中。












おぉぉ~~~~~。










 

がしゃ~ん!!!










 


ここでしっかりと最終確認。












 ここからはスイッチバックで「元」最後尾が先頭tなる。












さぁここから先ははまなすの旅も最終章へと突入する。









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22時00分。発車時刻になっても列車は停まったままだ。21時55分着の稚内からのスーパー宗谷が遅れておりその接続を取っての出発となる。マジかぁ~。22時発となると旭川行きのスーパーカムイ41号と同発となる。白石、平和あたりまで並走するかもとワクワクしてたんだがいきなり出鼻をくじかれた。




 しかし出発時刻が22時10分と告げられると「おぉ~!!!」
22時10分発で岩見沢行きの普通列車がある。まぁこれと並走でもいいか。なんか並走って楽しいんだよね。その昔、初めて一人旅をしたときに東海道線を神戸駅あたりで並走した時に「なんじゃこりゃー!!!」とびっくりしてから早23年。それから関西に住み、今は東京に住んでるけどそれでも並走するとなんかうれしい。それが地方の路線だともっとうれしい。
しかし・・・22時10分となってもまだ発車しない。函館線の岩見沢行きは発車してしまった。
そこから遅れること数分、やっとこさ我が急行はまなすは出発。これならまだどこかで岩見沢行きに追いつけると思いきや列車はかなりのノロノロ運転。「なにこれ???」と思っているととうとう岩見沢行きに追いつけないまま函館線は左に別れていった。う~む、残念!!!
結局南千歳に到着した時にこのノロノロ運転の原因が判明。このはまなすが発車する前に22時08分発の千歳行きの普通列車がいたんだがそいつが先行してしまったためにはまなすはそいつが邪魔をして速度をあげられなかったのだ。も~マジか・・・。
列車は南千歳を出発。今日は疲れた。というわけで寝ることにした。

札幌駅に到着。













急行はまなす」の文字が力強く表示されている。 












駅員氏に入線時間を確認すると21時45分ごろ。よし、間に合った!!!
改札をくぐる。昔は快速ミッドナイト、それが廃止されてからは急行はまなす。何十回と札幌ー函館間を夜行列車で行き来した。それももう今夜が最後。次に来た時にはもうこの区間に夜行列車はない。
急行はまなす」の 表示を撮る人・・・を撮ってみた。














かつてはこのはまなすを筆頭に釧路、網走、稚内、そして函館へと各種夜行列車が発車していた。ワクワクするような旅情あふれる駅だったんだけどね。もうその辺の大都市の駅と変わらんようになっちゃうな。







ホームに上がる。そして入線するはまなすを待ち構える。そして21時45分

急行はまなす入線。

僕にとってはこれが最後だ。

目の前を通過~。

はまなすも廃止だけどDD51もキハ40同様これから一気に淘汰されていきそうだ。小さいころからなじみのある大好きな車両なのでとても寂しい。

先頭はホームのギリギリまでいくのでこういうところからしか撮れない。

なのでこういうアングルで撮るのが精いっぱい。
 旅人が乗り込んでいく。















ブルトレは寝台特急なのでブルトレではないけど見た目的にはブルトレだ。このブルーの客車、定期運行からは完全に姿を消す。今後は臨時の団体列車や琵琶湖で走ってるSLの客車として見るだけになるけど寝台車は完全に見納めだ。








この景色も僕にとっては今日が見納め。









 


思い残すことがないよう何枚も撮る。













夜行列車ってただの移動手段ではなく










 

人生も旅情も運んでくれる













そんな乗り物だと思う。














夜行列車からの景色っていつもの景色とは違って見える。東海道線だってムーンライトながらなら旅情を感じることができる。そんなことを思いながら車内で出発を待った。

列車に乗り込み小幌駅をあとにする。今夜は再びはまなすに乗車する。なので札幌から長万部の間のはまなすが停車する駅で待っててもいいんだがいろいろ考えた結果札幌に戻ることにした。まぁほかの駅で待っててもすることがないしここはやはり始発から乗ろうということで。で、札幌に戻るなら夕飯はラーメンにしようと決めた。
 列車は伊達紋別に到着。
   
   
   
   
   
   
   
    
   
   
 
 
 

ここでは対向列車の北斗12号が遅れているためしばらく停車。時刻表を見ると北斗の伊達紋別の発車時刻は16時15分。僕が乗る東室蘭行きの普通列車の発車時刻は16時25分。ということは本来なら長和ですれ違っていたと思われる。
   
   
   
  
  
  
   せっかくなので改札で下車印を押してもらった。最初の下車印は仙台。特に考えはなかったけどそこから盛岡、青森、滝川と下車した駅で押してもらったけど昨日の網走からは無理やりというかなんというか押せる駅では半ば強引に押してもらった。網走なんか乗り換え時間が5分くらいしかなかったけどダッシュで押してもらった。



北斗12号はなかなか来ない。車内の乗客からは乗り継ぎの問い合わせなんかの声が上がった。まぁ僕は最悪22時までに札幌のたどり着けばいいので特に気をもまない。やっとこさ列車が到着しこちらも出発。外はもう真っ暗なので今日撮った写真をチェックしながら車内の時間を過ごす。
 17時11分、17分遅れで東室蘭に到着。乗り継ぐ16時57分発の苫小牧行きは待っていてくれた。苫小牧での乗り継ぎ時間は12分。このままの遅れでいけば間に合わんのだが5分程度の遅れなら苫小牧でも接続を取ってくれるであろう。




苫小牧までは回復運転に努めてもらい14分遅れの18時22分に到着。18時20分発の手稲行きの普通列車もしっかり待っていてくれた。
 
 
 
苫小牧を出発する。車内では夕飯のことを考える。どこのラーメン屋に行くか。思いつくのは味の時計台なんだが違うことを攻めてみたい。で、思いついたのが「すみれ」。このお店、うちの弟も話してたのを思い出し今日はここに行くことにした。中島公園とすすきのにあるみたいなんだが今日はあまり時間もないので交通の便のいいすすきのの店に行くことにする。ネットの情報を見てみるとけっこうこってりというか脂っこいというか中には「昔はスープ飲めたけど年をとってからは飲めん。」とかいう口コミとかもあった。まぁ僕は脂っこいのは大好きなので逆に楽しみだ。トッピングが選べるお店では大体背油多めで注文する。
 南千歳に到着。ここで快速エアポートに乗り換え。そしてこれからのことを考える。それはそのまま普通に札幌まで乗り通し地下鉄ですすきのに向かうか新札幌で下車してそこから地下鉄ですすきのを目指すか。新札幌の方が手前なのでこっちの方が早いと思いきや実は札幌まで行った方がなんか早そうだ。


 
で、結局新札幌で降りた。ここで下車したことがなかったので降りてみたかった。札幌の副都心というのがどんなものか見てみたいというのもあった。




 
まぁ外には出てないので何とも言えんが札幌でもほかのエリアと比べたら人は多いかなぁという程度。栄えてはいるけどめちゃくちゃごった返してるという感じではない。






で、当駅始発の宮の沢行きに乗車。しかしまぁ大通公園まで駅の多いこと。快速エアポートでいうと新札幌の次は札幌なんだが結構離れてるのを実感した。






大通公園に到着。乗り換えの待ち時間を考えたら歩いた方が早いかなと思いつつも南北線に乗り換え。






で、すすきのに到着。iPadで地図を見つつ「この辺か?」と思ったところで

すみれ発見。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
メニューはこんな感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
この階段を上り2階へ。















店内に入る。熱気むんむんでメガネが秒殺で曇る。で、メガネを上にずらしまずは券売機で食券を購入。で、暫し店内で待つ。そしてカウンターへ。しかし・・・待てど暮らせどなかなか注文した味噌ラーメンが来ない。あとから来た家族4人組の注文したもんが先に来たりして「おいおい俺のこと忘れてない???」とか「このままだとはまなすの入線時間に間に合わなくなるぞ。」とか「あーもう。新札幌で降りるんじゃなかったなー。」とか思っていると

やっとこさ登場!!!いやいや待ちわびたぜ。15分待った。
スープの方は噂に違わずこってり・・・という範疇には収まらず非常に油ギッシュ!!!で、非常にアツアツだ。ラーメン→ごはん→スープというルーティーンを繰り返し完食。うまかったけど自称油好きの僕でもスープを飲み干すには無理だった。旅に出て4日目。ちょっと疲れも出てきて胃腸も弱ってるなという自覚もあるんだけど、その体調ではこの油ギッシュなスープはちょっとヘビーすぎた。
 心も体もアツアツになって外に出ると雪ではなく雨が。















時間はあまりないんだがここまで来たらすすきの交差点の番人、ニッカのビルを撮影し










北海道はサッポロビールのビルも撮影して地下街へと潜る。









北海道も今日が最後なので地下鉄ではなく歩いて札幌駅まで向かう。ほんとは地上を歩きたかったんだがこの天候なので仕方がない。







 

地下街を黙々と歩く。
 
 
 
 
 
 
 
東京より北だと文句なしで札幌が一番都会だな。でも北海道に住むなら札幌じゃなくて道東に住みたいわ。釧路とか。別荘を持てるというなら釧路湿原の周辺か帯広周辺の十勝の町に持ちたい。まぁそんなの夢のまた夢というか妄想というか・・・。今の住宅ローンを返すだけで精いっぱいだ。


すすきのから大通公園を通過し札幌駅に到着。(全部地下だけど)ここからついに北海道の旅も最終章。急行はまなすの乗車へと進む。

列車に乗り込みあの場所へと向かう。あの場所とは・・・
小幌駅である。まさか再訪する日が来るとは思わなかった。元々今回もここを訪れる計画はなかった。まぁこの列車に乗る予定ではあったので小幌駅に停車はする。しかし時間の都合で下車はできない。なのでその姿を拝んでそのまま長万部まで乗り通す予定だったのである。






15時12分、小幌駅に到着。











帰ってきたぜ~。





 







2年ぶりの再訪である。













列車は長万部に向け出発。












さようなら~。










 


ここでは僕を含めて4人が下車。前来た時は僕一人だけが下車した。








しかし久しぶりだねぇ~。再びこの地を踏む日が来るとは。通るだけなら2日前に通ったけど。

このトンネルとトンネルに挟まれた閉塞地にある小幌駅。車道はないので車では来れない。





 



トンネル内をパシャ!!!








JR北海道ではじゃんじゃん駅が廃止されていくがこの小幌駅はひとまず今年度は存続出来るようになった。廃止される駅の中ではここが一番人が住んでない・・・つーかそもそも人が住んでる場所ではない。その小幌がひとまずとはいえ廃駅を逃れたのはなんとも微妙だけど、とりあえずはよかった。
駅に降り立った僕は上り線のホームでカメラを構える。間もなく下りの特急北斗9号が通過するのである。僕の通過予想時間は15時28分。もうすぐだ。
そして・・・
 トンネルから列車が顔を出した。
時刻は15時29分。我ながらいい読みだ。 
北斗が通過すると、15時40分発の東室蘭行きが到着するまでこの空間でのんびり過ごす。すると・・・海側の方から「ありゃ~、汽車もうでちゃったかー」という大きな声とともにこれまた体も横綱級のおじさんがやってきた。一瞬「え???どこから来たの???」とビビったが話を聞くとこれまたびっくり。このおじさん、この雪の中海岸沿いを歩いてここまで来たらしい。すげーな。この時期だとクマは出ないだろうけど随分とラッセルせにゃならんのではなかろうか。海岸まで下りる道はあると聞くけどもともとしっかりした道でもないだろうし。2年前、旧白滝から上白滝まで歩いた鉄ちゃんにしろこのおじさんにしろ秘境駅にはいろんな意味での猛者が集まる。
夏場はマムシもいるんですな。いっぺん夏場に来てみたい。












こんなところだけど一応トイレもある。牛山さんの「秘境駅に行こう」ではここに住んでた人が登場したけどまぁ住もうと思えばすめるな。










あのおじさん、あの道を歩いてここまで来たんだな。















駅方面を振り返る。










 


上りのホーム。












で、こちらは下りのホーム。













いつまでここが駅であることができるのだろうか???












15時40分、列車がやってきた。










ありがとう小幌駅。また逢う日まで!!!


 撮影を終えお立ち台から下り大岸の駅へ向かう。14時59分発の長万部行きに乗る。ただいま時刻は14時15分。まぁ30分あれば着くでしょ。 
 いいお立ち台だったよ、カムイチャシ史跡公園。また逢う日まで。













トンネルをくぐり













雨に濡れたびしゃびしゃの雪を踏みながら歩く。










時刻は14時半を回る。太陽が顔を出した。早くも夕方っぽい。











歩くこと28分、大岸駅に到着。













列車の到着まで15分ほどあるので残された時間で大岸駅の撮影タイム。











だーれもいない静かな駅だ。













ひなびた感じが心地よい。









 
 


いいねぇ。こういう駅で列車を待つ時間が好きだ。








 


旅してるな~って実感する。











 

次はいつこの駅に来るんだろう。












通過することはあっても
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
        
 
 
降り立つことはもうないかもしれない。









 



列車がやってきた。












キハ141系。あんまり好きじゃなかったけど最近はだいぶ受け入れられるようになってきた。







 



そして乗り込む。これから2年ぶりにあの場所へと向かうのだ。







 



色々ニュースでも話題になったあの場所へ。正直この旅で訪れることとなるとは思わなかった。

お立ち台に到着。本日のメインイベントの始まりである。今からここに2時間余り居座っての撮影である。











おぉ~大岸の駅まで見えるぞ。
 
 
 
 
 
  
さしあたりやってくるのは長万部を11時59分に発車する下りの北斗5号と洞爺を12時11分に発車する上りのスーパー北斗8号。僕は北斗5号が先に通過すると予想した。
今登ってきた階段を少し下って北斗5号を狙ってトンネルに向かってカメラを構える。雨もぱらつくし風もあるので三脚を出す気にもならず手持ちで北斗5号を待ち受ける。予想時間が近づき「よし来るぞ!!!」
しかし・・・「ん???」  一瞬背後から列車の汽笛が聞こえた気がしたその瞬間

「マジか~!!!!!!」  
背後から、あとから来ると思っていたスーパー北斗8号が先に通過。
 
もう間抜けの極みである。4本しかないうちの列車の2本しかない上りの特急を撮り損ねるという痛恨のミス。前から撮ってその後ケツ撃ちするつもりが満を持してケツ撃ちしてしまった。
「うぉ~何やっとんじゃオレ~!!!!」
自分のアホさ加減にもんどりうってのたうち回った。
 
その1分後、読み間違えた北斗5号がトンネルから顔を出す。
 
若干テンションが下がりつつもなんとか自分を奮い立たせシャッターを切る。
 
こちらの方はなんとか自分の描いた画を撮ることができた。

しかしまぁここ一番でこんなことをかましてしまうとは・・・
 
はい大岸駅通過~。
 
 
 
 




 
 お次の通過は長万部発13時46分発のスーパー北斗7号、その後洞爺発14時03分のスーパー 北斗10号が続く。


 1時間半ほど時間が空くので周囲をロケハンしていろいろ構図を考える。
 
 
 
 
 
 
 
  
しか~し時折雨が激しく降るので東屋に逃げ込んだ。風が強いので軒下まで雨が吹き込んでくる。ここは結構メジャーなお立ち台だと思うんだが僕のほかにはだーれも来るような気配がない。まぁ貸し切りなんで気が楽だ。
 
レンズを覗きあーでもないこーでもないとやっていると「おぉぉぉぉぉぉぉ~!!!!!」
なんと前方から列車が近づいてくるのが見えた。「なんじゃありゃ???」そんなの時刻表に載ってねーぞ。「貨物か???」と思いカメラを望遠鏡代わりに覗いていると




おぉ!!!貨物じゃない。スノーレインボーだ!!!

臨時か???臨時列車なのか???

まぁなんでもいいや。とにかくラッキー!!!

パシャっと!!!

ケツ撃ちもしたかったが上記の画まで引っ張ってしまうと頭からケツまでの編成写真のケツ撃ちは間に合わなかった。
でもラッキーラッキー。1本取り損ねたかと思ったけどこれでプラマイゼロじゃわい・・・と思いつつもやっぱその月の時刻表を買わねばならんなとつくづく思った。
その後も構図を考えつつうろうろしていると「げげげっ!!!」

なんと普通列車が目の前を駆け抜けていった。「え?何それ~!?」
ショックのあまり東屋に戻り時刻表を開く。すると・・・「マジか・・・」
なんとスーパー北斗7号の前に礼文発13時46分、大岸着13時51分の普通列車の東室蘭行きがあったのである。もぉ~まただよ。ここまで来てまたもやお粗末すぎる結末である。もう自分が嫌になるわ・・・。くそぉ~これでさっきの臨時で撮り返した分がパーになったな。
 小さくなっていく列車を呆然と眺める。

その後スーパー北斗7号は無事に撮影が終わり
  その姿を見えなくなるまで見送る。









 


大岸駅通過~。
 
 
 
 
 
  
 
 
スーパー北斗7号を見送り残すはスーパー北斗10号のみとなった。
「もうこれ以上は失敗できん」と気合を入れて最後の構図を考え列車の通過を待ち構える。
そして・・・
   
きたっ!!!












本日の・・・いや、今回の旅の撮り鉄を締めくくる最後の列車












スーパー北斗10号の登場である。








 
 「さぁ引きつけて引きつけて~」と思っていると・・・「え???」

「おぉぉぉぉぉぉぉ~!!!!!!」
  
 奇跡が起こった!!!なんとこのタイミングで北斗同士のすれ違いと遭遇である。このミラクルすぎる神からの贈り物にテンションが振りきれた!!!

僕の9月号の時刻表には載っていない下りの臨時列車があったのである。まぁ1月号の時刻表も持っていれば事前にわかっていたことかもしれんが予想外の展開に大興奮!!!

それまでのへまなんてどうでもよくなるような最高の幕切れであった。

列車は長万部に向けて出発した。そして僕が目指すのは大岸である。そこにあるお立ち台に向かうのである。室蘭線で撮影することは決めてたんだがこの旅の直前まで場所は決めていなかった。頭の中にイメージはあった。時刻表の表紙の画だったんだがそれが室蘭線のどこまでかというのはわからなかった。ネットで調べたけど「あっ!ここだ!!!」ってことにはならなかった。というわけでネットで調べた中で「もういい。ここにしよう。」と決めたのがその大岸のお立ち台なのである。
 と、その前に到着したのは大岸の一つ手前の豊浦駅。












ここ豊浦では 列車の切り離し作業が行われる。















2両目にいた人は前の車両に追いやられ後ろの車両は無人となる。そしてこの車両は11時16分発の東室蘭行きとなる。











切り離された1両目は単行で長万部を目指す。











そして11時15分、切り離された東室蘭行きをホームに取り残し列車は出発。












ここから先はトンネルの区間が連続する。












出たと思ったらすぐに次のトンネルだ。













そして列車は大岸に到着。ホームに僕ともう一人を降ろした列車は長万部へと走り去っていった。










行ってらっしゃい!!!気をつけて。











列車が去りホームには静寂が訪れる。

目の前には海。なんか見覚えあるな~っと思い出すもそれは一昨年訪れた黄金駅。なんか雰囲気が似てるわ。








 


洞爺方面を振り返る。










 

向かいのホーム。










 


駅舎。












線路を渡って向かいのホームへ。















ここであんまりのんびりするわけにもいかんのでお立ち台へと向かう。
僕と同じくこの駅に降り立ったおじさん。この人もお立ち台に向かうのか???











同志っぽいおじさんの後ろを歩くも途中で立ち止まったり歩みが遅かったりですぐに追いつき追い抜いた。まぁ向こうで三脚を並べるんだろうな思いながら後ろを振り向くとおじさんの姿は無し。ありゃ???同志じゃなかったのか。

気を取り直し小雨の中をてくてく歩くこと20分、前方に小高いお山が現れた。











おっ、あのトンネルの上に東屋は。












間違いねぇ。あの東屋のところがお立ち台だ!!!









 


海沿いの道をお立ち台に向かって歩く。写真じゃ伝わらんがなかなか雄大な太平洋である。










お立ち台からの道は海へと突き出した岩の先まで続く。












トンネルをくぐって今日の2つ目の撮影地且つ本日のメインイベント、カムイチャシ史跡公園に到着。大岸の駅からここまでの所要時間は約25分であった。










あの階段を上る。ま、大した高度差ではない。















階段を上っていると雲の中から太陽が現れた。















と思ったのもつかの間。お日様はすぐに雲にかき消された。再び小雨が降り強い風が吹いてきた。








 


というわけで11時57分、お立ち台にたどり着いた。駅からの所要時間は約30であった。

1月2日。朝5時過ぎに起床。睡眠時間は3時間ちょっとである。5日間の旅の中で今日が一番睡眠時間が少なく「しんどいだろうな~」と思ってたけどやっぱりしんどい。移動中、列車の中で寝よう。ホテルを出るとなんと雪が降っているではないか。昨日まで普通にアスファルトの路面が見えていたのに一夜明けると(まだ明けてないけど)真っ白に雪化粧している。雪かぁ~・・・。今日は撮影がメインである。雪の中で列車を待つというのは厳しいなぁ~。
 歩くこと数分。苫小牧の駅に到着。














改札は2階である。











僕が乗るのは6時01分発の長万部行き。これに乗るために無理して昨日苫小牧まで来たのだ。まぁ昨日と言いながらも昨日到着してから4時間半しか経ってませんが・・・。










車内に入るとこんな感じ。まぁ駅に到着するにつれ徐々に乗客は増えるだろうが。












長万部!!!












雪が舞う中6時01分、列車は長万部に向け出発した。









今日の予定だがまずは北舟岡に向かう。一昨年の年末、この駅を初めて訪れたんだがいい感じだったので駅撮りでもう一度ゆっくり再訪したいと思っていたのだ。上りのカシオペアの撮影地として有名な駅である。
眠いので目を閉じる。うつらうつらしていると東室蘭に到着。しかし「な、なにぃ~!!!」
なんと雨がザーザー降りである。うわぁ~雪は嫌だけど雨はもっと嫌だー!!!
ここ東室蘭では8分間停車する。出発は時18分である。ショックでめまいがしながらも朝食と昼飯を調達すべくキオスクに向かう。しかし・・・「営業時間7:15~21:00」の文字が。マジか~!!!しかしここで食料を調達できなければ夜まで飯抜きである。オープンして弁当を買って列車に戻るまでを3分以内で行わなければならない。ドキドキしてきた。しくじったら僕の荷物だけを載せた列車は長万部に向け「ぱふぉ~ん!!!」と汽笛一声出発してしまうのである。店のドアが開くや否や弁当売り場に猛ダッシュ。前の人の勘定が5分にも10分にも思えるくらい気持ちが焦ったけど自分の勘定を済ませると猛然と改札をくぐり列車内に駆け込む。3分でもやろうと思えばできるもんだなぁ。はぁはぁぜぇぜぇ言ってるうちに列車は北舟岡に到着。外は小雨が舞っている。
身軽になることと雨で荷物が濡れるのを避けるため待合室へと向かう。2年ぶりのご対面である。荷物を置き時刻表を繰ってダイヤを確認。まずやってくるのは8時05分発の室蘭行きの普通列車。その後函館行きのスーパー北斗2号がやってくる。隣の伊達紋別の発車時刻から逆算して8時18分くらいの通過と予想する。さらにその後すぐ8時22分頃札幌行きのスーパー北斗1号が通過すると思われる。ちなみにこの2本の特急は伊達紋別で行き違いをするのだ。

まずは先頭バッターで室蘭行きがやってきた。本来なら背景に有珠山や昭和新山が入るはずだったんだがこの天気だったので完全にガスの中である。

無人のホームに停車した後、単行のキハ150形は室蘭に向け出発していった。

列車が出発するとホームには再び波音だけが響いていた。
そして8時17分、ほぼ予想通りの時間にスーパー北斗2号がやってきた。

室蘭行きの普通の時よりは若干明るくなった。
通過~。
そしてお次はスーパー北斗1号の登場。かろうじて背後にお山が姿を現した。

通過時間は予想通りの8時22分。我ながらいい読みである。
「ピィ~!!!」と汽笛を鳴らしながら
札幌に向け走り抜けていった。
再び駅は波音だけに包まれる。
いい駅だ。
お次は9時10分、北斗4号がやってきた。
上りの北斗は1発目なので北斗2号 なのかと思いきや

どうやらスーパー北斗と通しでカウントしてるようだ。

まぁそうだわな。スーパー北斗2号と北斗2号が共存したら紛らわしい。絶対間違い混乱が起こるわ。

あ、お山が姿を現した。これで青空だったらねぇ~。
次の列車は10時06分ごろ通過するであろうスーパー北斗3号、でその次は10時19分ごろ通過するであろう北斗6号である。まぁ同じ画ばかり撮っても仕方がないのでこの1時間の空き時間を利用して周囲をロケハンしたり待合室で勢い余って昼飯の弁当に手をつけちゃったりして過ごした。しかし9時39分、予想外の事態が発生した。ホームに「列車が通過します」のアナウンスが流れたのである。次は10時過ぎまで列車は来ないと思っていたので完全に寝込みを襲われた形になった。「貨物列車か!?」と急いで待合室を飛び出すもロケハンしてた一段高いところにある撮影場所には間に合わない。そこでもう一つロケハンしてた線路際にダッシュする。すると「えぇ~!!!!!!」 
なんと特急列車が猛スピードで突っ込んでくるではないか!!!「あんなの時刻表に載ってねーぞ!!!」

線路際までも見事に間に合わない!!!「何何???回送か???」と思うも

お顔にはでかでかと「臨時」の文字!!!マジか~!!!!僕の持ってる時刻表は9月号。当然年末年始の臨時列車なんかは載っていない。臨時列車かぁ~。完全に頭になかった。しくったな~。JTBの時刻表にはこう書いてある。「時刻表は毎月変わっています。必ずその月のものをお使いください。」と。そうですね。今度からそうします・・・。
1本取り損ねたなぁ~と落ち込みながらも次の列車に向けて準備する。あと2本あるので実験的なものを撮るのもいいかなとへんてこな構図で列車を待つ。一段高い造成地みたいなところでカメラを構えまずは望遠で押さえる。その後斜面を駆け下りて線路際で同じ列車を迎え撃つ作戦を立てていた。ちなみに小雨が舞ったり止んだりみたいな天気なので三脚なしの手持ち撮影である。そして・・・

そしてスーパー北斗3号が登場。この変な構図でパシャパシャやった後・・・
斜面を駆け下りたんだが僕が思ってた構図には間に合わず・・・。む、無念じゃ・・・・。しかも変な構図も思ったより全然意味が分からん構図となっており「やっちまったな~」と再びへこむ。まぁ線路際の構図は北斗6号が通過した後にやってくる10時21分発の東室蘭行きの普通列車で撮ってみよう。
で、最後の北斗6号は海をバックに 北舟岡駅を通過するところを押さえようと思った。というわけで件の造成地でカメラを構えていると「列車がきます」のアナウンスが。「来るぞ~」と思いながらもふと目をそらすと「はい????」
なんと伊達紋別方面から普通列車が近づいてくるではないか!!!急いで斜面を駆け下り線路際に走る。

この列車、伊達紋別で北斗6号と行き違いをしてからやってくるもんだと思い込んでいた。しかしあとで時刻表を確認すると伊達紋別発が10時11分となっている。そう、この列車はここ北舟岡で北斗6号と行き違う列車だったのである。北舟岡発が10時21分というところしか目に入っていなかった。だめだな~。
というわけで北舟岡で佇むキハ150形。

そして北斗6号が接近。

ハイデッカーを連結した7両編成。

 行き違い中。

通過~!!!
北斗6号はあっけなく通過した。しかし・・・これ大失敗だな。いろいろ邪魔なものが入りすぎている。もっと高い視線から撮るべきだった。う~む、もうボロボロである・・・。

正直跨線橋やホームで撮った奴の方が全然ましだったな。もう少し「ここで列車が来るとこういう画になる。」というのを考えながら撮らにゃならんな。

列車が発車し再び無人の潮騒に包まれた駅へと戻る。

そして10時34分、長万部行きの普通列車がやってきた。

僕はこれに乗り込み次の撮影地へと移動する。

写真の方はからっきしだったがいい駅だったよ北舟岡。また逢う日まで。というわけで長万部行きの列車に乗り込んだ。

列車は上川に到着。37分停車するので駅周辺を散歩する。ここ上川駅は今年も高梨沙羅で盛り上がっている。













駅前の池乃屋旅館さん。全国から上白滝の駅に降り立とうという者たちがここへ集まってくる。僕も3年前ここにお世話になった。









その後さらにプラプラしていると・・・

スーパーを発見!!!ありゃ、いつの間にこんなものが???前からあったのか???いや~なかったと思うんだけどなぁ~。












駅からこんなに近いのに今日の今日まで気づかないとは・・・なんてことはない。最近できたんだな。多分。













さらにビビったことにこのスーパーの横にセイコーマートができていた。いや前からあったのかもしれんが僕的には「できていた」である。









せっかくなのでここでも弁当と飲み物を購入。ところで今回の旅では毎回飲んでいたあの飲み物がどこにもなかった。その飲み物とは・・・
そう!リボンナポリン。
セブンイレブンならいざ知らずセイコマにも売っておらず「何で???もしや製造中止になったとか???」と心配していた。しかし何のことはない











どの店でもこちら側を正面にして売ってたから気づかなかったのである。これならほかのコンビニでも置いてあったわ。













そして列車は上川をあとにした。












ここから先は毎年思うが消化試合な感じがする。ここまで来ればもう旭川に片足を突っ込んでいるというか。というわけですっ飛ばす。南永山あたりまで来ると「いよいよ旭川ですな」って気分になる。旭川の市街地は結構広い。新旭川くらいから街が始まる。高架に上がり旭川四条まで来るとピカピカ輝く旭川の街がよく見える。そして・・・
20時05分、終点の旭川に到着。12時10分に網走を出発してから約8時間。昨日の2429Dが約8時間半。で、今日の石北線が8時間。いや~旅って感じである。











WBを変えて再度撮影。今は当たり前のように見られるキハ40が並ぶ景色も数年後には貴重なものになるかもしれない。













ホームから外を見下ろす。
おぉ~駅前広場、完成したな。













 

そして改札に向かう。
















おぉ~ここにもミスター。
















改札まで来ると
「ん???」















なんと駅の中にイオンができていた。「うぉ~マジか!!!」
いやーここんところの旭川の勢いはすごい。駅の近辺がすごい勢いで俗化されてるわ。(笑) 











駅前の広場。工事のゲートがなくなって開放感あふれる空間にになった。














立派になったねぇ。僕が初めて旭川駅に来た時は地上駅で三角形のモニュメントみたいなのがトレードマークだった。













コンコースにはこの横断幕。JR北海道にとってはめちゃくちゃでかいブロジェクトだからな。














ホームに上がる。遅れていた稚内からのスーパー宗谷4号が到着。今年はお顔に雪がついていない。やっぱ雪は少ないのかな。







 




僕が乗るのは20時48分発の岩見沢行き。















こちらは上川行きのキハ40。
















そして僕の乗る岩見沢行きがやってきた。前は711系だったんだけどね。今は721系だ。その721系もメイン所から外されつつある。エアポートからも外れたりしてるし。731、733、735系から活躍の場を追いやられてる。






で、列車は岩見沢に向け出発。さすがに雪はこんもり積もってるけど列車はへこたれずに走る。そして列車は嵐山トンネルに突入。速度は落としているんだろうけど体では感じることができなかった。このトンネルの火災で一時は「やばいなぁ」って思ってたけど何の影響も出なくてよかった。
 列車は順調に走り滝川に到着。36時間ぶりに帰ってきた。















網走からのオホーツクを待つために9分間停車。















札幌行きオホーツクが到着。














オホーツクを見送り我が岩見沢行きも出発。やることもないのでクドカンのオールナイトニッポンGOLDを聞きながら窓の外を眺める。

茶志内。いい感じの駅だ。















で、美唄。毎年撮ってんな。
















そして列車は岩見沢に到着。ここまで来ると札幌の端っこって感じがしてくる。














22時32分発、手稲行きに乗り込む。















さぁ札幌に向けて出発だ。













いつもだとこれがこの日乗る最後の列車となる。しかし今日はまだ先があるんだよな~。今日は6時06分の列車で出発している。出発してから16時間半が経とうとしている。いくら好きなことをやっているとはいえだいぶ疲労がみなぎってきた。
23時14分、列車は札幌に到着した。いや~疲れた。しかし旅はまだまだ続く。
ひとまずいつも行く北口のサンクスで飲み物と食料を調達。
ここでもやっぱり新幹線。昨年の北陸新幹線延伸と同様に今年は北海道新幹線の開通が大きな話題になるのだろう。













23時25分発、苫小牧行き。僕はあれに乗るのである。改札をくぐり














階段を上り
















ホームに到着。さぁこれから日付越えの1時間の旅である。












 

疲れてるけどなかなか寝れない。そうしているうちに1時間が経ち終着の苫小牧に到着。












改札をくぐり今度は宿を目指し歩かねばならん。徒歩数分だがもうなんかしんどい。とっとと宿に着いて横になりたい。
 
で、今宵のお宿苫小牧グリーンホテルに到着。














貧乏旅行者にとってはありがたい存在なんだがこんな立派なホテルに3000円ちょっとで泊まれるなんてね。価格破壊にもほどがあるわ。札幌のすみれホテルにしろ釧路のスーパーホテルやコンフォートホテルにしてもね。あれでやっていけるんだろうかと心配になってしまうわ。







中に入ろうとすると「おぉ~!!!」
毎年見かけるな~。この手の人々。夏場ならまだしもこの時期には僕はまねできん。尊敬するわ。
チェックインして部屋に入ると充電するものを全てコンセントにつなぎ、シャワーを浴びて、寝た。



前回までのブログが満タンになってしまったのでこちらにお引越し。というわけで前のブログはこちら→  http://ponpoko3.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%81%8A%E5%BC%95%E8%B6%8A%E3%81%97 
 列車は旭川に向けて出発した。暮れゆく車窓を楽しみながら金麦で一杯・・・あちゃ~、金麦買っちゃった。道内にいる間はサッポロしか飲まないと決めてたんだが・・・。












まぁいいや。とりあえず金麦でかんぱ~い。














瀬戸瀬に着くととっぷり日も暮れた。












そして続くは丸瀬布。そしてここから先は・・・













白滝シリーズ!!!
先頭バッターは下白滝。









 


駅舎も立派。あぁ一度はここの駅舎に入ってみたかった・・・というのもこの白滝シリーズ、金華駅と同様に白滝駅を残して次のダイヤ改正で廃駅となるのだ。
ちなみに以前訪ねた時のブログはこちら→ http://ponpoko.blog.shinobi.jp/http---ponpoko.blog.shinobi.jp-_5/%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%80%802014%E3%80%80%E5%85%B6%E3%81%AE42
撮る人。ここで降りたのか待ってたのか知らないけど2名ほどこういう人たちがいた。












そしてお次は旧白滝。ここは思い出のある駅だ。その時の模様はこちらを参照→ http://ponpoko.blog.shinobi.jp/http---ponpoko.blog.shinobi.jp-_5/%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%80%802014%E3%80%80%E5%85%B6%E3%81%AE42_118

 

お次は白滝。こちらは天下の特急停車駅。来年以降も存続するので特に特筆すべきことは無し。しかし駅がどうこう言う前にこの路線が未来永劫存続するかと言えば微妙だ。残念だけど。北見と網走という重要な都市を結ぶ路線ではあるけどそれだけで残してもらえるほど今のJR北海道は豊かではない。同様に宗谷本線も安泰とは言えないと思う。
 

反対側のホーム。










 



そして列車は白滝シリーズ最強の猛者とも呼べる上白滝に到着。すると「おぉ~!!!」
なんじゃありゃ!?多くの人たちが乗り込んでくるではないか!!!








もうなくなっちゃうからかどうかは知らないがたくさんの人たちが乗り込んできた。(写真はぶれてしまった。しくったー。)
この上白滝がなぜ最強か?それはその停車する列車の本数に起因する。停車する列車は下りが1本、上りも1本。たったこれだけなのである。下りは7時04分発、これが始発で最終便。そして上りは今僕が乗っている17時08分発が始発で最終なのである。以前は石勝線の楓駅がこんな感じであったがその楓駅も今は廃止。信号場となってしまった。ちなみに以前この上白滝を通った時の模様はこちら→ http://ponpokosmile.blog.shinobi.jp/%E6%97%85/%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%80%802013%E3%80%80%E5%85%B6%E3%81%AE%EF%BC%91%EF%BC%99

そして列車は上越信号場へ。今年もここで網走行きのオホーツク5号を静かに待つ。









 

各駅停車の旅でなければその存在すら気づかないかもしれない。









オホーツク5号をやり過ごし列車は上川に向けて走り出す。来年は白滝の次が上川になる。今はその間に上白滝があるから駅間の距離は34km。しかし来年からは37.3km。隣の駅まで行くのに片道840円もかかるのである。いやいやすごいね。都区内パスなら750円で23区内どこへでもいけるのに。
というわけで18時16分、列車は上川に到着した。