[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
列車に乗り込みあの場所へと向かう。あの場所とは・・・
小幌駅である。まさか再訪する日が来るとは思わなかった。元々今回もここを訪れる計画はなかった。まぁこの列車に乗る予定ではあったので小幌駅に停車はする。しかし時間の都合で下車はできない。なのでその姿を拝んでそのまま長万部まで乗り通す予定だったのである。
15時12分、小幌駅に到着。
帰ってきたぜ~。
2年ぶりの再訪である。
列車は長万部に向け出発。
さようなら~。
ここでは僕を含めて4人が下車。前来た時は僕一人だけが下車した。
しかし久しぶりだねぇ~。再びこの地を踏む日が来るとは。通るだけなら2日前に通ったけど。
このトンネルとトンネルに挟まれた閉塞地にある小幌駅。車道はないので車では来れない。
トンネル内をパシャ!!!
JR北海道ではじゃんじゃん駅が廃止されていくがこの小幌駅はひとまず今年度は存続出来るようになった。廃止される駅の中ではここが一番人が住んでない・・・つーかそもそも人が住んでる場所ではない。その小幌がひとまずとはいえ廃駅を逃れたのはなんとも微妙だけど、とりあえずはよかった。
駅に降り立った僕は上り線のホームでカメラを構える。間もなく下りの特急北斗9号が通過するのである。僕の通過予想時間は15時28分。もうすぐだ。
そして・・・
トンネルから列車が顔を出した。
時刻は15時29分。我ながらいい読みだ。
北斗が通過すると、15時40分発の東室蘭行きが到着するまでこの空間でのんびり過ごす。すると・・・海側の方から「ありゃ~、汽車もうでちゃったかー」という大きな声とともにこれまた体も横綱級のおじさんがやってきた。一瞬「え???どこから来たの???」とビビったが話を聞くとこれまたびっくり。このおじさん、この雪の中海岸沿いを歩いてここまで来たらしい。すげーな。この時期だとクマは出ないだろうけど随分とラッセルせにゃならんのではなかろうか。海岸まで下りる道はあると聞くけどもともとしっかりした道でもないだろうし。2年前、旧白滝から上白滝まで歩いた鉄ちゃんにしろこのおじさんにしろ秘境駅にはいろんな意味での猛者が集まる。
夏場はマムシもいるんですな。いっぺん夏場に来てみたい。
こんなところだけど一応トイレもある。牛山さんの「秘境駅に行こう」ではここに住んでた人が登場したけどまぁ住もうと思えばすめるな。
あのおじさん、あの道を歩いてここまで来たんだな。
駅方面を振り返る。
上りのホーム。
で、こちらは下りのホーム。
いつまでここが駅であることができるのだろうか???
15時40分、列車がやってきた。
ありがとう小幌駅。また逢う日まで!!!