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兵庫から単身赴任で東京に暮らす39歳。趣味は登山とロードバイクとか言いつつも激務にやられロードバイクは部屋のオブジェと化してる今日この頃。もう一度輝きを取り戻したい!!!
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 梅花皮小屋までの所要時間は8時間48分。コースタイムは8時間。すでに1時間近くの遅れが発生している。しかし・・・疲れた。まずはジュースを購入。その際小屋の人と話をした。「門内小屋までどれくらいですかねぇ~ 」という聞かれた方が一番困る質問をする。大体こんな質問に答えられるわけがない。その人がどれくらいの足の持ち主かわからないもの。それでも「あんたは若いから1時間半もかからんだろ。御西からここまで3時間くらいか?」と聞かれ「え~・・・。4時間です。」すると間髪おかず「ならコースタイム通りだ。」
う~む、2時間か。11時間コースだな、こりゃ。
時間を考えたらとっとと出発せねばならんのだがちょっと小屋の入口で休憩させてもらう。そこで宿泊者のおじさんと話をした。年のころ60過ぎくらいかな。山の大ベテランといった感じである。これから門内小屋まで向かうというと「もうすぐだ。最初に登ったらあとは下るだけだ。」と事もなげいう。いや~あと2時間ですよ・・・。僕の足では。で、梶川尾根を登ってきたというのでちょっと気になる明日の下山路、梶川尾根について「どんな道ですか?」と聞くと「とにかく急。これでもかってくらい下らされるよ。」という。不安になって「危ないとことかありますか?」と聞くと「危ないとこだらけだ。」と普通にいう。まったく冗談に聞こえない。さらに「1カ所はしごがあるけどそこを越えたところにスズメバチの巣があるから注意しろ。」とまで言われる。剣ヶ峰と御秘所の岩場を越えたらあとはお花畑をルンルン気分で・・・とまでは思ってなかったけど少なくとも難所はないと思っていたので心がどんより重たくなった。
20分ほど休憩して13時45分、門内小屋に向け出発。外は小雨&ガスでこの有様である。でもまとまった休憩をとって足取りは少し軽くなった。








14時14分、北俣岳に到着。予定より早く到着できた。ここで梅花皮小屋に向かう4人パーティーとすれ違う。僕が門内小屋まで行くことを話すと「さっき門内小屋の人がいたよー。」と教えてくれた。う~む、さっきってことはないだろう。多分ここに登る手前の方ですれ違ったんだろう。でも時間から考えるに梅花皮小屋に立ち寄ってたのかな?






てことでアディオス!!!北俣岳。















あとは門内小屋まで下るのみよと思っていると ぎょぎょっ!!!あれに登るんかいな!?梅花皮小屋でおじさんに聞いた話と違うじゃねーか!!!しかし地図を見ると梅花皮小屋→門内小屋のコースタイムは2時間。門内小屋→梅花皮小屋のコースタイムは1時間40分。おいおい門内小屋に向かう方が登り基調じゃねーか。もーマジかよ~。
それでも花々に励まされながら進む。










よぉ~し頑張るぞー。
ブヒブヒ言いながら登っていく。正直見た目ほどのキツさはなかった。










しかしまぁ午前中のドカっ晴れはなんだったんだという状況である。行動時間も10時間を超え「小屋はまだかぁ~」と思っていると・・・

 おぉ~!!!小屋じゃー!!!
ぶひーやっと着いたぜと思うも小屋とは違う方に道は伸びている。ん???
 小屋は見えているのにダイレクトに向かう道はなく一度門内岳に登ってからの









門内小屋!!!

















15時22分、ついに本日のゴール門内小屋に到着。梅花皮小屋から1時間37分、切合小屋からは10時間47分で到着。いや~遠かったぜ門内小屋。コースタイムは10時間ジャスト。ほぼ1時間遅れだ。ヤマレコなんかでみるとみんな天狗のようなスピードで踏破してる。自分的にもたとえ休憩込みでもコースタイムを越えるというのは自分の年齢で考えても遅いというのはわかる。でも正直これくらいの遅れでよく収まったな~と思う。まぁよかった。無事に着けて。
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