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6月26日、未明。寝ているとざぁーざぁーっと雨が激しく車体を打つ。2時、3時となっても天候は回復するどころか強風まで吹き始めた。なんかもう洗車機の中にいるような感じである。目は閉じたままだけど外の状況はこの風と雨でわかる。ほんとは3時には起きて4時には出発したいと考えていた。しかし「う~む、行きたくねぇなぁ・・・」
この天候である。一昨年の岩木山以来にこんな気分になった。あの時も最後は自分を奮い立たせて出発していった。しかし今回はどうだ???往復のコースタイムは11時間を超える。コースタイムは甘めというけどそれでも長いことには変わりない。しかしこの天候だ。正直外に出たくない・・・。いろいろ考える。当初は夏の7月末の飯豊山の帰りに登る予定だった山である。しかしいろいろ検討した結果、巻機山とここを組み合わせて登れば効率がいいことに気づいた。で、今ここにいるわけなんだが今回は撤退してまた出直そうかなと。そんなことを考えながら寝ていた。しかし、ここまで来てなぁ・・・なんてもやもやしていたら時刻は4時。外ではこんな天候にもかかわらず出発していく人達がいる。さらにこの時間から駐車場にやってくる車もある。外からは人々の会話が聞こえてくる。「なにもこんな日に登らなくても」なんて声も聞こえてくる。そして続々と出発していく。そして決めた。「行くぞ!!!」
雨はかろうじて止んでいる。駐車場はこんな感じで昨夜よりも車が増えている。
さすがは百名山というべきか。こんな正直アクセスがいいとは言えないところにも県外のナンバーの車が集結してる。
5時。トイレ脇の登山口から出発。14時には戻ってきたいなぁ。
まずはコースタイムで40分の明神峠を目指す。
ガスだなぁ~。
木道が現れる。
5時26分。明神峠に到着。ここで銀の道とクロスすると思ってたんだが手前に左に分ける道があったので クロスはしてなかった模様。ろくすっぽ地図を見てないからな。ここで駒の湯方面は分岐する。しかしここまで26分。コースタイム甘すぎだろ。
おぉ~これ、ネットで見たな。
と思ってたらここが明神峠だった。時刻は5時29分。結局銀の道とはクロスしてなかったんだな。いや~オレダメ登山者だわ。
お次は行道山を目指す。時折ガスが切れると一瞬だけ周りが見える。
基本はガスガスである。
おぉ~ガスが切れた。こういう景色を眺めながら歩いていきたいもんだ。
どれが越後駒ヶ岳かわからんが先へと進む。
足元には降った雨が沢のように流れる。
時折ガスが切れ視界が開ける。
先ゆく人もその景色を楽しむ。
下界は晴れている模様。おっ、あれは
奥只見湖か。
こういうところも登りながら
おぉ~空が青い。
と思った瞬間再び怪しい雲が。
あそこは雨が降ってんのかな???
また駒ノ湯へ分岐が。僕は道行山へと向かう。
で、数分で道行山山頂へ。山名標みたいなものはなく三角点っぽいのがあるのみ。時刻は6時18分。
来た道を振り返る。
雲の切れ間からは青空。
でもあちら側はずっとガスの中。
お次は小倉山を目指す。すると下り始める。それはいいとしてなんか道が荒れている。おかしいなぁと思いGPSを見るとなんとルートを外れているではないか!!!つーかなんじゃこれ???途中で分岐を間違えたか???ひとまず山頂まで戻る。そこまでは分岐はなかった。そして「もしや・・・」
行道山からさらに来た道を戻る。すると「マジか~。」
先ほどの道行山との分岐。駒ノ湯との分岐かと思ったらよく見ると「駒ケ岳」との分岐であった。いや~GPS持ってなかったら麓まで下りてたな。ってさすがにどこかで気付くか。しかしこれは凡ミスの極みである。僕のGPSは安物なので地図が入っていない。なのでカシミールを使ってGPSにルートをダウンロードするんだがその際ヤマケイの「百名山地図帳(2005年の初版のやつ)」を見ながらルートを作った。家に帰ってサイド越後駒ヶ岳のページを見ると1298mの道行山のピークを通っている。しかし実際はその手前の分岐を右に分けるのが正解だ。
分岐の標識のところにいた人に「あれ?」って感じで「駒ケ岳ですか?」と声をかけられた。「道を間違えました~」と返事をして先を急ぐ。恥ずかしー。でも道行山に行ってから駒ケ岳に登る人だっているだろ。きっと。
ガスが切れる。天気の変化がめまぐるしい。つーかガスが激しく流れてきてるんだな。で、切れたところで晴れ間が現れる。
平ヶ岳同様健脚な方が多い。後ろから天狗のごとく追いついてくる。とてもペースが合わないので早々に道を譲る。そして颯爽と視界から消えていく。
しばらくすると「ほえ~」
先ほどのオレンジのザックカバーの人はもうあんなところへ。この間12分である。
7時03分、小倉山に到着。道行山で10分以上損したわ~・・・なんてケツの穴の小さいことを思ってしまった。
あちらは駒ノ湯方面。駒ケ岳と駒ノ湯。慌てん坊には間違えやすいわ。
ガスったり晴れたりほんとに忙しい天気だ。ガスってる時は写真を撮ってないのでこの間晴れっぱなしに見えるかもしれんが実際には結構ガスってる。ただし下界は天気がいいようだ。
7時38分、百草ノ池到着。百名山地図帳だと小倉山からコースタイムで60分。噂通りずいぶんとゆったりした設定だが60分かかると思って歩いているとなんかワープした気分になる。
道標のことろからは見えなかったけど少し進むとその百草ノ池が見えた。
お次に目指すのは前駒だ。標高が上がるとすっぽりガスの中に入ってしまったようでまったく晴れ間がなくなった。
登りが急になってくる。
振り返る。真っ白だ。
何だろね、この花。花の名前も覚えようと思うけどなかなか本を買うところまでいかない。結構するんだよなぁ~。
この辺りまで来ると雰囲気がガラッと変わり岩山の様相を呈してきた。
晴れてりゃ迫力があるというか威圧感のある山なのかもしれない。
岩岩ですよ~。
うひゃ~。ここを登るんすか!?雨で岩が濡れている。なんか滑りそうでちょっとビビる。
なので後ろをついて来ていたご夫婦に先に行ってもらうことにした。
で、心を落ち着かせ僕もあとに続く。つーかコースタイム甘めなくせに前駒になかなか到着しない。百草ノ池からコースタイムで40分のはずだがすでに43分が経過している。
そしてこの岩場の急登を越えたところで
なんと駒の小屋が現れた。あれ?前駒はどこ行った???時刻は8時32分。コースタイムは5時間50分。実際には3時間半ほど。まぁ噂通りコースタイムはゆったりしている。
小屋の前で小休憩してガスに煙る山頂を目指す。
目の前に雪の壁が現れた。登りやすいよう階段状にステップが切られている。ありがたや。
横を見るとこんな感じだけど実際に雪道を歩くのはほんの一瞬。
雪を渡ったところが中ノ岳との分岐。
晴れてりゃ気持ちが良さそうな木道を行く。
そして8時51分。越後駒ヶ岳山頂に到着。枝折峠の登山口から3時間51分。85座目の百名山だ。
こんな山名標があり
こんな人がいる。誰これ???
で、こんな感じ。あとで調べたら猿田彦大神とのこと。猿田彦神社の何かか???って神様に対して無礼だな。
真っ白な山頂で行動食をとりしばし佇む。するとうちの親くらいのご夫婦が登ってこられた。少し話をすると以前にもチャレンジされたけど悪天候で断念されたとのこと。やっと登れたとおっしゃっていた。そんな感じで再び駒の小屋目指して下ることにした。
この天候である。一昨年の岩木山以来にこんな気分になった。あの時も最後は自分を奮い立たせて出発していった。しかし今回はどうだ???往復のコースタイムは11時間を超える。コースタイムは甘めというけどそれでも長いことには変わりない。しかしこの天候だ。正直外に出たくない・・・。いろいろ考える。当初は夏の7月末の飯豊山の帰りに登る予定だった山である。しかしいろいろ検討した結果、巻機山とここを組み合わせて登れば効率がいいことに気づいた。で、今ここにいるわけなんだが今回は撤退してまた出直そうかなと。そんなことを考えながら寝ていた。しかし、ここまで来てなぁ・・・なんてもやもやしていたら時刻は4時。外ではこんな天候にもかかわらず出発していく人達がいる。さらにこの時間から駐車場にやってくる車もある。外からは人々の会話が聞こえてくる。「なにもこんな日に登らなくても」なんて声も聞こえてくる。そして続々と出発していく。そして決めた。「行くぞ!!!」
雨はかろうじて止んでいる。駐車場はこんな感じで昨夜よりも車が増えている。
さすがは百名山というべきか。こんな正直アクセスがいいとは言えないところにも県外のナンバーの車が集結してる。
5時。トイレ脇の登山口から出発。14時には戻ってきたいなぁ。
まずはコースタイムで40分の明神峠を目指す。
ガスだなぁ~。
木道が現れる。
5時26分。明神峠に到着。ここで銀の道とクロスすると思ってたんだが手前に左に分ける道があったので クロスはしてなかった模様。ろくすっぽ地図を見てないからな。ここで駒の湯方面は分岐する。しかしここまで26分。コースタイム甘すぎだろ。
おぉ~これ、ネットで見たな。
と思ってたらここが明神峠だった。時刻は5時29分。結局銀の道とはクロスしてなかったんだな。いや~オレダメ登山者だわ。
お次は行道山を目指す。時折ガスが切れると一瞬だけ周りが見える。
基本はガスガスである。
おぉ~ガスが切れた。こういう景色を眺めながら歩いていきたいもんだ。
どれが越後駒ヶ岳かわからんが先へと進む。
足元には降った雨が沢のように流れる。
時折ガスが切れ視界が開ける。
先ゆく人もその景色を楽しむ。
下界は晴れている模様。おっ、あれは
奥只見湖か。
こういうところも登りながら
おぉ~空が青い。
と思った瞬間再び怪しい雲が。
あそこは雨が降ってんのかな???
また駒ノ湯へ分岐が。僕は道行山へと向かう。
で、数分で道行山山頂へ。山名標みたいなものはなく三角点っぽいのがあるのみ。時刻は6時18分。
来た道を振り返る。
雲の切れ間からは青空。
でもあちら側はずっとガスの中。
お次は小倉山を目指す。すると下り始める。それはいいとしてなんか道が荒れている。おかしいなぁと思いGPSを見るとなんとルートを外れているではないか!!!つーかなんじゃこれ???途中で分岐を間違えたか???ひとまず山頂まで戻る。そこまでは分岐はなかった。そして「もしや・・・」
行道山からさらに来た道を戻る。すると「マジか~。」
先ほどの道行山との分岐。駒ノ湯との分岐かと思ったらよく見ると「駒ケ岳」との分岐であった。いや~GPS持ってなかったら麓まで下りてたな。ってさすがにどこかで気付くか。しかしこれは凡ミスの極みである。僕のGPSは安物なので地図が入っていない。なのでカシミールを使ってGPSにルートをダウンロードするんだがその際ヤマケイの「百名山地図帳(2005年の初版のやつ)」を見ながらルートを作った。家に帰ってサイド越後駒ヶ岳のページを見ると1298mの道行山のピークを通っている。しかし実際はその手前の分岐を右に分けるのが正解だ。
分岐の標識のところにいた人に「あれ?」って感じで「駒ケ岳ですか?」と声をかけられた。「道を間違えました~」と返事をして先を急ぐ。恥ずかしー。でも道行山に行ってから駒ケ岳に登る人だっているだろ。きっと。
ガスが切れる。天気の変化がめまぐるしい。つーかガスが激しく流れてきてるんだな。で、切れたところで晴れ間が現れる。
平ヶ岳同様健脚な方が多い。後ろから天狗のごとく追いついてくる。とてもペースが合わないので早々に道を譲る。そして颯爽と視界から消えていく。
しばらくすると「ほえ~」
先ほどのオレンジのザックカバーの人はもうあんなところへ。この間12分である。
7時03分、小倉山に到着。道行山で10分以上損したわ~・・・なんてケツの穴の小さいことを思ってしまった。
あちらは駒ノ湯方面。駒ケ岳と駒ノ湯。慌てん坊には間違えやすいわ。
ガスったり晴れたりほんとに忙しい天気だ。ガスってる時は写真を撮ってないのでこの間晴れっぱなしに見えるかもしれんが実際には結構ガスってる。ただし下界は天気がいいようだ。
7時38分、百草ノ池到着。百名山地図帳だと小倉山からコースタイムで60分。噂通りずいぶんとゆったりした設定だが60分かかると思って歩いているとなんかワープした気分になる。
道標のことろからは見えなかったけど少し進むとその百草ノ池が見えた。
お次に目指すのは前駒だ。標高が上がるとすっぽりガスの中に入ってしまったようでまったく晴れ間がなくなった。
登りが急になってくる。
振り返る。真っ白だ。
何だろね、この花。花の名前も覚えようと思うけどなかなか本を買うところまでいかない。結構するんだよなぁ~。
この辺りまで来ると雰囲気がガラッと変わり岩山の様相を呈してきた。
晴れてりゃ迫力があるというか威圧感のある山なのかもしれない。
岩岩ですよ~。
うひゃ~。ここを登るんすか!?雨で岩が濡れている。なんか滑りそうでちょっとビビる。
なので後ろをついて来ていたご夫婦に先に行ってもらうことにした。
で、心を落ち着かせ僕もあとに続く。つーかコースタイム甘めなくせに前駒になかなか到着しない。百草ノ池からコースタイムで40分のはずだがすでに43分が経過している。
そしてこの岩場の急登を越えたところで
なんと駒の小屋が現れた。あれ?前駒はどこ行った???時刻は8時32分。コースタイムは5時間50分。実際には3時間半ほど。まぁ噂通りコースタイムはゆったりしている。
小屋の前で小休憩してガスに煙る山頂を目指す。
目の前に雪の壁が現れた。登りやすいよう階段状にステップが切られている。ありがたや。
横を見るとこんな感じだけど実際に雪道を歩くのはほんの一瞬。
雪を渡ったところが中ノ岳との分岐。
晴れてりゃ気持ちが良さそうな木道を行く。
そして8時51分。越後駒ヶ岳山頂に到着。枝折峠の登山口から3時間51分。85座目の百名山だ。
こんな山名標があり
こんな人がいる。誰これ???
で、こんな感じ。あとで調べたら猿田彦大神とのこと。猿田彦神社の何かか???って神様に対して無礼だな。
真っ白な山頂で行動食をとりしばし佇む。するとうちの親くらいのご夫婦が登ってこられた。少し話をすると以前にもチャレンジされたけど悪天候で断念されたとのこと。やっと登れたとおっしゃっていた。そんな感じで再び駒の小屋目指して下ることにした。
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